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1404(応永11)年 〈勘合貿易〉★

2016-08-22 | 『新日本史頻出年代暗記』

●室町時代(後小松天皇 足利義持)
1404(応永11)年 〈勘合貿易〉★

Tally trade is initiated with Ming-dynasty China.
人(ひと)知れよ見よ 勘合符。
1404年       足利義満  明  勘合貿易  

1401年、足利義満は貿易の利に目をつけ、倭寇の禁圧を要求してきた明に使者を派遣して国交を樹立。1404年より、朝貢という形式をとる日明貿易を開始した。遣明船は倭寇と区別するため勘合符と呼ばれる証票を持参することが義務付けられたため、この貿易は勘合貿易と呼ばれる。

 

〈勘合貿易の中止と再開〉 

4代将軍義持は朝貢の形をとる勘合貿易を屈辱的なものと考え、義満死後の1411年に中止。明との貿易は1432年に6代将軍

義教が再開するまで行われなかった「義持」は〈〉で終わるので「中止の〈ち〉と尻取りに、また「義教」の〈〉は「再開」の「再」を意味するRe〉と考えれば、中止した将軍と再開した将軍の名前は楽勝!

 

〈2016早大・社会科学

 14世紀に入ってから、(1)日本と中国大陸の関係は貿易を中心に新たな展開をみせた。日本は衰退する元と国交を結ばないまま、非公式な貿易関係を維持した。

問1 下線部(1)に関する記述として、不適切なものはどれか。2つ選べ。


 イ 鎌貪幕府は建長寺を創建する資金を調達するために、元に船を派遣した。

 ロ 足利義満は天龍寺建立の資金を調達するために、明に船を派遣した。
 ハ 将軍から明の皇帝におくる公文書には「日本国王臣源」と署名された。
 ニ 朝貢形式の貿易では、運搬費も明が負担した。
 ホ 足利義持の時代に、朝貢形式の貿易は一時中断した。」

(答:イ・ロ ※イ創建ではなく再建、ロ義満ではなく尊氏が派遣)〉

 

〈2014立大・経済コミュ福祉・観光:「
問12.日明貿易に関する記述として正しいのはどれか。次のa~dから1つ選べ。

 a.遣明船は、明から交付された勘合と呼ばれる証票を持参することを義務づけられていた

 b.三浦の乱をきっかけとして、この貿易は次第に衰えた
 c.15世紀後半からこの貿易の実権をめぐって、堺商人と結んだ大内氏と博多商人と結んだ細川氏とが争った
 d.4代将軍足利義尚の時に日明貿易は一時中断した

 

(答:a ※b×三浦の乱後に衰えたのは日朝貿易。寧波の乱(1523)後、この争いに勝った大内氏が勘合貿易を独占したが、16世紀半ばに大内氏の滅亡とともに勘合貿易も断絶した、c×大内氏と博多商人、細川氏と堺商人の組み合わせ、d×日明貿易は、4代将軍足利義持が朝貢形式に関連して一時中断し、6代将軍足利義教の時に再開された)」〉

 

〈2013上智大・法総合人間科神外国語:「
問6 足利義満の死後、いったん中断した勘合貿易を再開した将軍は誰か。もっとも適切な人名を、次から1つ選びなさい。

 1足利基氏 2足利義政

 3足利義輝 4足利義持
 5足利義教 6足利義詮」

(答:5)〉


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