「下柳２回途中降板」が勝利呼んだ！

　午前中、子供が通っている保育園の「公園清掃」に参加し、午後は３時前まで競馬（もちろん負け）。そして、阪神戦観戦だ。何とも優雅な休日？ではないか。自分の部屋に籠もり、テレビをつけると、いきなり先発・下柳の大ピンチ。初回二死走者なしから、安打、四球、四球で満塁とされ、広瀬を中飛に打ち取った。これを見て「こら先が怖い」と思った。

　真弓監督もそう思ったのだろう。二回、一死満塁から東出に先制の犠飛を打たれ、さらに二死一、三塁でフィリップスというところで早くも下柳を見限った。結果的に、この交代がのちの逆転を呼ぶことになった。もし、あのまま下柳を続投させていたら、序盤で試合が決していただろう。それほど、悪かった。いや、悪いように見えた。球は高い。コントロールが甘い。下柳は不満そう顔をしていたけど、あの内容では仕方ないぞ。

　やっぱり、苦手なデーゲーム登板があかんかったんやろうな。岡田前監督も、下柳のデーゲーム登板を極力避けてきた。球筋がよく見える昼間の試合では、あの球威の下柳はとても通用せん。しかし、ローテーションの順番でどうしても飛ばしようがなかった。まして、土曜日が谷間で福原を投げさせるため、日曜の下柳は動かせない。もし動かせば、土日共に谷間となり、連敗する可能性が出る。従って、昼間が苦手の下柳でも、マウンドに送らざるをえなかった。しかし、調子がすこぶる悪い。傷が深くなる前に動いた真弓監督、これは英断だった。

　逆転に成功するや、アッチソン、藤川を２イニングずつ投げさせたのも、よかった。少し気になったアッチソンだったが、きょうは機嫌よく？投げていたように見えた。ブラゼル故障後の試合をよく逆転でものにしたと思うよ。一つの山は越えた。

　と言っても、すぐにまた違う山を迎える。今度は落合竜。もはや「死に体」とはいえ、チェンと朝倉、吉見が来る火曜日からの３連戦は、簡単には勝ち越せまい。ブラゼル、桜井がいない打線だから、余計に投手陣を含めた守りが重要になってくる。しかし、首位巨人が悠々とV３に向かって進んでいる中、こうしてまだ盛り上がれるというのは、有り難いことだよねえ。