集団的自衛権行使の行使を政府見解で～安部氏が考えを語る～

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集団的自衛権「政府見解で行使」検討　安倍氏
2006年 9月 5日 (火) 13:56

　安倍官房長官は５日午前の記者会見で、集団的自衛権について「個別的な具体例についてもう少ししっかりと検討・研究をしていくべきではないか」と述べた。そのうえで「現行の（憲法）解釈のなかで、あるいは新しい解釈があるのかどうかも含めて検討するべきではないか」と語り、集団的自衛権が行使できるケースがあると判断した場合には、これまで「行使できない」としてきた政府見解の変更を検討する考えを示した。

～略～

集団的自衛権「政府見解で行使」検討　安倍氏 (朝日新聞) - goo ニュース
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ポスト小泉の中で一番有力な候補である安部氏が集団的自衛権の行使について、現行の憲法解釈のなかで適応できるケースがあるかどうか検討し、できる場合は何か検討し、従来の政府見解を変更する考えのあることを明らかにした。これまでの政府見解は集団的自衛権は保有しているが、集団的自衛権の行使については自衛のための必要最小限の範囲を超えるとして否定的な見解であった。

年々軍備の増強と近代化を着々と進め、太平洋へ潜水艦が進出する中国の動向を考えると、現状では有事の際に改憲解釈で対応することやむを得ないだろう。

しかし小生は従来のいわゆる改憲解釈で不必要に憲法を拡大解釈することには基本的に反対である。憲法とは国の基本法であり、今の日本国憲法のように拡大解釈で現実に対応することは基本法としての性格を骨抜きにし、有名無実化するものと考えるからである。時間はかかるが正面きって憲法を改正し、拡大解釈を重ねずとも集団的自衛権の行使できるように世論を喚起するのが本筋だと思う。そのあたり、安部氏には集団的自衛権行使のための憲法解釈の議論と平行してこれからしっかり議論してもらいたい。

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