ないちょの雑記帳

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精神を病むとは(その弐) ~心療内科に思う~

2004-12-06 | その他
心因性の体調不良は大体において、血液検査等の検査
には異常は認められることはないといっていい。
その時点で、多くの人は「気のせい」と自分の精神的弱さ
を他人から攻められたり、自分で自分を責めたりするこ
とが多い。
確かにそうのよう過程を経て、体調不良を訴える人には、
自らの甘えによるものもある。
しかし、それが全てはない。
他人にはわからない自分自身の心の奥底の葛藤に苦し
み、他人からも、自分人身も自分の”弱さ”を攻め立てる。
そのように、年がら年中、永続的に追い詰められた人間
の苦しみ、つらさは外見でははっきりわからないものであ
る。
心療内科ではそうのようなはっきりとした病気とはわから
ない、症状を扱うので腫れ物を扱うようにならざるを得な
い。外見や血液検査等で数値化して症状を理解すること
がきわめて困難だからである。
だから、”腫れものを扱う”ような扱いについて批判する
ことはナンセンスである。
深慮内科にかかる人の中には自分の精神的弱さゆえ、
通院する人も確かに居る。ただし、そんな人ばかりで
ない。
決して一緒くたにして心療内科および、心療内科にか
かる人を攻めないでほしい。
心からのお願いである。
心療内科に通う人には、ほかに選択肢がなくやむを得
ず、かよわざるを得ない人も居ることをわすれないで
ほしい。

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