(子曰く、)書は言を尽くさず、言は意を尽くさず。
しょはげんをつくさず、げんはいをつくさず。
自分の言いたいことを書で書き尽くすことはできない。
自分の伝えたい誠意は言葉で言い尽くせない。
自分の言いたいこと、伝えたい誠意、どうやって人に伝えよう。なか
なか難しい。特に疑念を持たれていたり、いさかいがあったような時は
なおのこと。自分の真意を誤って受け取られているのではと心配になる。
昨晩の大河ドラマ「義経」。兄への忠誠心と平和な世を望む義経の願
いを、兄の頼朝はそのまま受けとってくれない。まさに書で自分の言い
たいこと、真意を伝えられずにいる。会って自ら忠誠の気持ちを言葉で
つたえたい。そんな思いも届かず、義経はしだいに遠ざけられていく。
だが、頼朝が悪いとは言えない。義経もまた兄頼朝の真意を察してい
ない。腹違いとはいえ、兄弟の情愛は頼朝にもあったはず。思いを伝え
るのはこの様に難しいものなのか..?
先を読むと、態度や行動がすべてなんだよ...。と言われているような
気もする。でもなぁ~。
こんな事を考えながらも、昨日は釣上げたタチウオを骨に注意しながら
食べ、うまいビールをのんだ。
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写真に写された坂道を登っていくと、崩れた斜面と共に壊れた家屋がある。
今年の6月25日に地理同好の仲間と栃尾市半蔵金地区へ行った時撮影し
たもの。背中の人物は私ではない。何を考え歩いているのか。
<写真撮影:2005.6/25>
2005年 地理の部屋と佐渡島・管理人
今回の論語からの言葉。
まさに頼朝・義経兄弟のためのように思いました。
後世の者の脚色があるにせよ。
意を尽くす。
意を尽くせぬ。
この明暗への過程と結末に色々な思いを抱いてし
まいます。
一方で、人との関わりの中で隘路にたたされたと
きなど、自分の意がどのように伝わっているのか
心配になります。頼朝・義経兄弟には何か打開策
はなかったのか? しばらく考え込みました。
手紙より言葉。
言葉より言動または態度。
こう言われているような気がしてなりませんし、
その逆もありそうです。
行動・態度よりは言葉。
言葉よりは手紙。
手紙よりはひたすら黙してみる。
いずれにせよ、人と人との間のこと。
なんですよねぇ~。
すっかり秋らしく成りましたね。
大河ドラマ「義経」は私も見てます。
いよいよ腰越が舞台ですね。
武家中心の政権を目指している頼朝にとって、
最後の倒すべき敵は後白河上皇を中心とする朝廷政権。
それなのに義経は、頼朝の家来(御家人)のひとりでありながら
頼朝の許可無しに敵である上皇からの官位を受け取ってしまう。
後白河上皇に利用されている事に気づかぬ義経。
肉親の情を大切に思う義経。
血縁だからと義経を許してしまったら
他の御家人達にしめしがつかないと考える頼朝。
最大の悲話が始まります。
京で平家の華やかさを見ながら幼少を過ごした義経と
伊豆で幽閉され人質として孤独に過ごした頼朝とでは
根本的な考えが違うのかも知れませんね。
連休中、今回の「義経」の舞台に成っている
鎌倉の腰越にある満福寺に行って来ました。
お寺の境内には弁慶が座ったと言われる腰掛石や、
義経が頼朝に無実を訴えて送った腰越状が展示してありました。
《参考》
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/travel/temple/archive/news/20040520org00m100056000c.html
コメントありがとうございます。
公的私的を問わずで難しいことと
思いますね。
本当に先の読める道具でもあった
らドラエモンにだしてもらいたい
くらいです。
ただ、この苦悩を真剣に考えるか
ら人として育つと言うこともまた
あるのかも知れませんね。
私なんかはこの年にして迷いばか
りであります。
さて、義経。このまま破局へと向
かうのですが、やはり弁慶です。
舞台でもよくネタとなるあの場面
をタッキーとサンバ・マツケンが
どのように演じるかが楽しみです。
またコメントいただければ幸いで
す。
本日の言葉はその通りで、私にとって不可抗力ものです。
仕事を除いて今までの経験からすると、誤解を受けた人から誠意をわかってもらったことはなかったです。
やはり「言は意を尽くさず」だと思います。
いい人間関係でいたくとも、難しいですね。
真意を理解しようとしない人は誤解も解けません。
誤解されないように言動に気をつけても、なかなか。
私の場合、不可抗力なんで誤解が生じた時点でもう気持ちはサヨナラしてます。
さて義経も頼朝もよい仲立ちがいれば簡単なんでしょうけどね。