太秦のぷちショップ 川津酒店 感性のままに・・・

自然大好きのアウトドア派。そんな酒屋の気ままな日記。エコ運動を推進します。
”美しい地球を未来の子供たちへ”

京都伏見招徳酒造さん蔵見学

2009-02-18 21:34:38 | 
昨日、壱越のマスターと京都伏見の招徳酒造さんの蔵見学をさせて頂きました。

「米と米麹と水で造る純米酒こそ日本酒本来の姿である」

これは招徳酒造さんホームページのトップページに載せておられる言葉です。
いいですねぇ。
僕自身は、日本酒には色んなタイプがあって良いと思っております。
アル添(醸造用アルコールの添加)を嫌う方もいらっしゃると思いますが、
3倍増醸酒はともかく・・・・、吟醸酒にはアル添あって然るべきです。
ただ、「日本酒本来の姿」となれば、やはり純米酒と言う事になろうかと思います。
いいですねぇと言うのは、こだわりをもって造っておられると言う事です。
昔からの流れで、一部普通酒を造っておられるそうですが、
それ以外はすべて純米酒を造っておられます。
頂いた商品カタログにも純米酒と、その純米酒を使ったリキュールしか
掲載されておりません。

最初、部屋で色々お話を伺った後、蔵を案内してくださったのですが、
うっかり部屋にデジカメ・携帯ともに忘れ、写真が撮れませんでした。
女性杜氏もいらっしゃったのですが・・・。不覚・・・。
皆さん、また今度ね。

その後、利酒をさせてくださいました。
アイテムは5品。



画像右から

純米吟醸しぼりたて

しぼりたてならではのフレッシュでフルーティ。
日本酒度+4らしいですが、ほのかに甘みを感じます。
麹からくる生ならではの香りと味わいでした。


純米吟醸はな

招徳さん一番の定番酒だそうです。
純米吟醸ですが、吟醸香はほとんど感じられず、
米と穀物の香りのするまさに純米酒と言う感じでした。
味わいは、旨みはしっかりしておりますが、おとなしめ。
たぶん僕は左の生酛のイメージが強すぎるのでしょう。
バランス良く、すべての料理に合う万能のお酒と言えると思います。
料飲店さんの受けが良いと言うのが良くわかります。


特別純米 嵯峨紅梅

日本酒度ー5。
このデーターからはもっとベタベタの甘口を想像しますが、意外や意外。
ほんのり甘口かと言う程度でまろやかです。
旨みもしっかりしており他所にあまり無いおもしろいアイテムかと。


純米にごり酒

活性ではなく、火入れの入ったタイプ。
こちらももっとベタベタの甘さを想像しましたが、
ほんのり甘いぐらいですっきりと飲みやすいにごり酒。
壱越マスターはこれが一番のお気に入りのようです。
早速、これに合う料理を色々考えておられました。
ラベルデザインは女性杜氏さんだそうです。
商品にぴったりのやわらかなラベルで良いと思います。


純米 生酛

前回の記事に書いたとおり、
濃厚でボディーのしっかりしたタイプです。
旨みも一番しっかりしています。
あっさり系を好む方には合わないかもしれません。


壱越さんには僕の好みの純米生酛と
マスターお気に入りの純米にごりが入りそうです。
2アイテムとも料理を選ぶかもしれませんが、
マスターの事ですからドンピシャに合わせた料理を
作って下さる事でしょう。
いやぁ、楽しみがまた増えました。