□作品オフィシャルサイト 「あしたのジョー」
□監督 曽利文彦
□脚本 篠崎絵里子
□原作 高森朝雄、ちばてつや
□キャスト 山下智久、香川照之、伊勢谷友介、香里奈
■鑑賞日 2月11日(金)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
まさに原作はリアルタイムで興奮して読んでいたし、もちろんTVも食い入るように見ていた世代。
単にマンガの世界の人たちではなく、しかもジョーの声や段平の声は、あおい輝彦だったり藤岡重慶以外の何者でもなかった。
巷では、マンガの中の登場人物という枠を超え、力石徹はその人気から葬式まで出したほど。
この原作の世界観の映像化はかなり難しいものだと思っていたし、観るに際し、
多くの期待もしていなかったが、いい意味でそれを払拭させてくれた
主人公・矢吹丈を演じる山下智久、そして丈の宿命のライバル・力石徹役に伊勢谷友介、
そしてジョーの才能を見出す元ボクサー・丹下段平役に香川照之。
力石を支える白木葉子役に香里奈と原作のイメージにより近いキャスティングになっている。
時代背景こそ昭和40年代の、高度成長期にかかるその貧富の差が大きい時代、
時代考証にはややザツなところもあったが、
丈や力石の原作では描ききれない温度感や心象を上手く表現して観せてくれた
派手さは決してない。 ただただ敵味方を超えた熱い人間の血潮を感じる映画となっていた。
さすがにボクシングのシーンはプロではないので、そのフットワーク等は除外して、
そのボクサーとしての体作りはかなり目を見張るものだった。
二人ともその鍛え上げ、絞りあげたボディは見とれるほど。
スローでとらえる顔やボディの躍動感は、多少CGに頼っているところもあったが、
それはそれで映画の不可欠なシーンとして決して無駄ではない。
丈のどこか冷めた表情はと、小馬鹿に世間を見る表情はいまひとつ足りなかったような気がするが、
あの力石のワンランク階級を落とすための原料風景や、ノーガードで挑む丈の生気を欠いた表情は、
原作ファンにはその頃の熱い気持ちを喚起させるてくれたことは間違いない。
そして自らもボクシングファンであるの丹下段平役の香川照之。
この映画に対する意気込みは、彼の他の作品に見られる以外の表情を引き出したようだ。
つまり、原作を超えて丹下段平より丹下段平らしいのだ。
サンドバッグを叩く姿は丈や力石よりも様になっていたからビックリだ(笑)
もう一人は白木葉子役を演じる香里奈。 原作の白木葉子とは芯の強さには欠けたものの、
自らもドヤ出身で、二人の男の間を揺れ動くその感じを上手く表現していたと思う。
彼女もいい女優さんになったと感じるところだ
それにしても主役の二人、ほぼ10キロ近くの減量、お疲れさまでした
先日観た『毎日かあさん』の永瀬選手も減量が凄かったけど
難を言えば、マンモス西は別の役者が良かったかなぁ(笑)
You Tubeにこんなものが 「あしたのジョー 名言集」
こちらも送らせてもらったのですが、当方が使っているアメブロのトラックバックの不具合が解消されておらず、ブログ名が表示されなかったり、送れなかったりしているようです(ブログにより相性もあるみたいで)
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すみません
ジョー、よかったです
わたしは終わった後にありがとうって気持ちになりました
コアなファンを持つ原作の実写化は難しくもありますけど、
チャレンジして、真剣に向き合ってる熱が感じられました
>こちらも送らせてもらったのですが、送れなかったりしているようです(ブログにより相性もあるみたいで)
お手数お掛けして申し訳ありません。
ひとえにgooブログのせいだと思いますm(__)m
>わたしは終わった後にありがとうって気持ちになりました
そうですね!
男と男の駆け引きのない戦い、原作に劣らず描かれていました^^
>コアなファンを持つ原作の実写化は難しくもありますけど、チャレンジして、真剣に向き合ってる熱が感じられました
主役の二人が熱かったですね~
でも一番熱かったのは、段平役の香川照之さんですね(笑)?!
アタシが書いた記事は、映画について、cyazさんと少し違う評価を下してる記事ですがTB入れていただけて、お礼申し上げます。
勝也さんの西ですけれど。
アタシは最初のヤクザものらしい表情から、ネリカン入った時の卑屈な感じが、よかったと思いました(笑)。
ジョーについて行く感じが、ほかの出演キャラより呑み込み易かったと思うんです。
(ネリカンのなかでもその他大勢は、リアル感薄すぎと思いましたが(苦笑))
cyazさんは、西の評価よくないとのこと。どんなキャストだったら、とか、イメージありましたら、よければ、お教えくださいませ。
>アタシが書いた記事は、映画について、cyazさんと少し違う評価を下してる記事ですがTB入れていただけて、お礼申し上げます。
いえいえ、感想は十人十色ですから^^
>勝也さんの西ですけれど。アタシは最初のヤクザものらしい表情から、ネリカン入った時の卑屈な感じが、よかったと思いました(笑)。
なるほど^^
>ジョーについて行く感じが、ほかの出演キャラより呑み込み易かったと思うんです。
これ、「巨人の星」の伴宙太的なんですよね(笑)
>cyazさんは、西の評価よくないとのこと。どんなキャストだったら、とか、イメージありましたら、よければ、お教えくださいませ。
具体的に当てはまる俳優さんをと言われるとすぐには思い出せませんが、
原作の西とは少しかけ離れていたことと、
もう少しジョー寄りだったような気が(汗)?!
私は元のアニメや原作をあまり知らないので、
西が良かったと思ったのですが、
一緒に観に行った旦那が、
cyazさんと同じことを言ってました。
原作と立ち位置が違うんだそうですね。
そしてやっぱりおっつぁん大絶賛でした(笑)
原作を知る者と知らない者の差なんでしょうか。
でも私も丹下段平は良かったですよ。
私も、そして旦那も大満足の映画でした。\(^0^)/
>いつも楽しく拝見してます。(^^)
ありがとうございます^^
>一緒に観に行った旦那が、cyazさんと同じことを言ってました。原作と立ち位置が違うんだそうですね。
そうですね~、原作を知っているとチョットですね(笑)
>そしてやっぱりおっつぁん大絶賛でした(笑)
原作を知る者と知らない者の差なんでしょうか。でも私も丹下段平は良かったですよ。
私も、そして旦那も大満足の映画でした。\(^0^)/
ボクシングをよく知る香川さんだから余計によかったんだと思います。
まさに丹下段平でした!
原作やアニメ、特に後半はどんな展開になるのか全く知らなかったので
名言に、この作品につながる言葉がたくさん出てきて感激しました。
CGやVFXが発達して、表現の幅が広がった分「映像化不能」がどんどん映画化され
役者さんに求められるものも大きくなって、大変ですよね。
トラバを送らせて下さいね。
>「あしたのジョー名言集」ご紹介、有難うございました。
お役に立ちましたか(笑)?
>原作やアニメ、特に後半はどんな展開になるのか全く知らなかったので名言に、この作品につながる言葉がたくさん出てきて感激しました。
それは良かったです!
>CGやVFXが発達して、表現の幅が広がった分「映像化不能」がどんどん映画化され 役者さんに求められるものも大きくなって、大変ですよね。
本当にそうですね。
日本の俳優陣も決して諸外国に負けない“役者魂”を
発揮することができるようになって来ましたね~♪