□作品オフィシャルサイト 「毎日かあさん」
□監督 小林聖太郎
□脚本 真辺克彦
□原作 西原理恵子
□キャスト 小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐、小西舞優、正司照枝、古田新太、大森南朋、田畑智子、光石 研、鈴木砂羽、柴田理恵、北斗 晶、安藤玉恵、遠山景織子
■鑑賞日 2月6日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
原作はベストセラーの西原理恵子のコミック。
実際、自分の夫であった元戦場カメラマンの夫鴨志田穣氏との生活の苦難を
子供や子供を持つ同士の母親たちとの生活の中で、自らの人生を顧みるストーリー。
映画化が決まり、キャスティングに元夫婦である小泉今日子と永瀬正敏が決定してから、
何かと話題になっている映画だった。
この映画の主人公、漫画家のサイバラリエコ役を演じるキョンキョンは、それまでの出演作、
『グーグーだって猫である』や『マザーウォーター』、とは一味違った一面を出している。
もしかしたら今までが虚像でこれが実像のなのではないかと思えるほど。
それは、夫・カモシダ役を永瀬正敏が演じることで、理由はともあれ10年もの間、
一つ屋根の下で生活したある意味遠慮なさがいい味で出ていたことに通じる。
余談だけれど、日曜日早朝のフジテレビ「ボクらの時代」で二人に加え、劇中で二人を引き合わせた
ゴンゾ役の古田新太の三人でトークしているのを聞いているとまさにこの映画のいい雰囲気が伝わる。
それは実生活ではこの映画の夫婦が逆転したような錯覚を憶えたものだ。
何よりも永瀬正敏は、アルコール依存症で何度も入退院を繰り返し、最後は癌で亡くなる直前のカモシダを演じるに際し、
2週間で12kg体重を落としたというから凄い。
それでなくても細いイメージだったのに、尚且つそれでも痩せるなんてボクサー並の減量に近い。
でもそんな生活の中でやはり救いになったのは、二人の子供、
6歳のブンジを演じる矢部光祐と4歳のフミを演じる小西舞優の存在だ。
大きい子供一人と二人の子供、三人の子供と生活しているようなという表現は
おそらく間違いないところだ(笑)
それでも夫婦って、一つ屋根の下で苦労をかけた、苦労をした、そしてそれだけでなく、
楽しい想い出を作ってきたという普通の関係ではない存在が、どんなにキラいになったとしても、
最期が近づいていることを知ったとき、なんとなくその苦労も許せてしまうぐらいの人としての本来の優しさを取り戻すものなのだろう。
そんなに大きな役回りではなかったものの、正司照枝や大森南朋、田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵などが脇を締めていた。
本当の家族の在り方や幸せを感じた始めたとき、パートナーが居なくなることは、 ポッカリと穴の開いた状況だったのかな。
でもそこには残された子供たちがいるから、今までの苦難を超えて幸せの続き、見れるのかも。
エンディングで木村充揮が歌う「ケサラ〜CHE SARA〜」が流れたとき、
何故かとても胸にしみたなぁ~
振り返れば奴がいる・・・ん、ちゃうちゃう(笑)
振り返れば、西原恵理子原作の映画って
『いけちゃんとぼく』、『女の子ものがたり』、『パーマネント野ばら』と
結構それなりに観ているなぁ(笑)
等身大?と思える、
私には大好きな作品になりました。
なにか大切なことを教えてもらったような作品でした♪
>キョンキョンの出演作の中でも、等身大?と思える、私には大好きな作品になりました。
確かに本当のキョンキョンが見え隠れしていました(謎)?!
>なにか大切なことを教えてもらったような作品でした♪
やはり、生きていることってそれだけで素晴らしいと思えましたよ!
>一つ屋根の下で生活したある意味遠慮なさがいい味で出ていたことに通じる。
思いきりの良い演技が出来ていましたよね。
永瀬正敏の役作りは凄かったですよね。
順撮りだったのかどうかはわからないですが、撮影と同時進行で減量していくのは過酷だったとは思うけど、
やり遂げたのは役者魂を感じますね。
>思いきりの良い演技が出来ていましたよね。
そうでしたよね^^
>撮影と同時進行で減量していくのは過酷だったとは思うけど、やり遂げたのは役者魂を感じますね。
まさにその通りだと思います。
痩せていても、さらに10キロも落とせるなんて、
まさに恐ろしい努力です!
あれが、もっとはすっぱな、ものわかったようなお子様がやったら、興ざめだったでしょうね。
でも、元夫婦で、息もそれなりにぴったりだったのですが、なんだか見てる方がはらはらしてましたよ。
柴田理恵さんに、あの年のこどもがいるのには、ちょっと無理があったかな~。
>あれが、もっとはすっぱな、ものわかったようなお子様がやったら、興ざめだったでしょうね。
そうですね^^
なんだか屈託がなくて、ほほえましく感じました!
>でも、元夫婦で、息もそれなりにぴったりだったのですが、なんだか見てる方がはらはらしてましたよ。
そうですか(笑)?
理由如何と職業柄でしょうかねぇ(笑)
>柴田理恵さんに、あの年のこどもがいるのには、ちょっと無理があったかな~。
ま、映画ですから(笑)
遅咲きもありますしね。
もう、ラスト20分間はヤバかったです
特に、ネタばれになるけど
最後、お父さんが亡くなって
遺影の横で妻が悲しんでいるのを見て
子供たちが見せた、あの表情と、
最後の(おそらく)家族写真
ツヨぽんの映画も泣きましたが、
最近こういう夫婦ものばかり見ているせいか、
自分の病状とも重ねたりして
感情移入してしまう自分がいます>涙
でも、今、逆にこうしてこういう映画を見ることが
自分を見つめ直す機会になっているのかもしれませんね
あと、個人的にはどうしても
「アル中」と耳にすると
違う意味の「アル中」>アルフィー中毒を
思い出してしまうんですけどネ
>最後、お父さんが亡くなって遺影の横で妻が悲しんでいるのを見て子供たちが見せた、あの表情と、最後の(おそらく)家族写真
そうでしたねぇ~
あの二人の子供たちの演技は本当に自然で、
それが印象に深く残りました!
>ツヨぽんの映画も泣きましたが、最近こういう夫婦ものばかり見ているせいか、自分の病状とも重ねたりして感情移入してしまう自分がいます
早くいい相手、見つけて下さいね^^
>でも、今、逆にこうしてこういう映画を見ることが自分を見つめ直す機会になっているのかもしれませんね
そうですね~
特に夫婦のあり方は考えてしまうところです。
>アルフィー中毒を思い出してしまうんですけどネ
それはご自身がですよね(笑)?
アルフィー周りの人たちだけですよ(笑)
で、映画もその二人の雰囲気が伝わるほのぼの作品でした。
一番好きだったのはエンドロールのモノクロ写真。永瀬さんご本人が本当に撮影した写真だとは・・グッときちゃいました。
>私もボクらの時代見てました!いい距離感、いい雰囲気でしたねー。
で、映画もその二人の雰囲気が伝わるほのぼの作品でした。
ホント、そうでしたよね~
あれ古田新太さんが中にいたので良かったんでしょうね(笑)
>一番好きだったのはエンドロールのモノクロ写真。 永瀬さんご本人が本当に撮影した写真だとは・・グッときちゃいました。
そうでしたよね~
ああいうエンドロールって作品の余韻を感じさせてくれますよね~♪