京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

「美しの和紙」/サントリー美術館

2009-10-16 | 美術・芸術・写真

 美しの和紙 天平の昔から未来へ

 

 10月3日(土)    HP  「美しの和紙



会員期限が切れてから少し間訪れていなかったサントリー美術館。
しかしながらこの「和紙」という言葉に惹かれてまた会員になってしまった(笑)
またここでどんな出会いがあるのか楽しみです~


【展示構成】
第一章 和紙の成り立ちと展開
第二章 祈りの造形
第三章 和紙の伝統を繋ぐ人々
第四章 暮らしを彩る和紙の世界


和紙には不思議な魅力があると思いませんか
一度、旅行したときに漉いたことがありますが、ホント難しいです(笑)
特に強く主張していないのに、あの存在感を醸し出すのは
そこに日本人の“心”が込められているからでしょうか・・・。

和紙は楮や雁皮などの植物の繊維を利用して作られます。
日本人に生活では恒常的ではないですが、
それでも日本人の生活に深く関わってきました。
それは日本人にとって、洋紙にはない無類の温かさと
無表情なようで、実は奥深い豊かな表情に惹かれるところにあると思います。

この展示会では、写経や和紙を利用した工芸品のほか、
衣料、屏風・襖・障子・行灯・提灯等、日本人の生活に関わったものが展示され、
和紙によって生み出された日本文化の一端を垣間見ることが出来ます。
なかでも東大寺のお水取りで使われる「椿の造り花」等の造花には、
新鮮な驚きを感じずにはいられませんでした。

たくさんの作品の中で僕が一番惹かれたのは、
イサム・ノグチの「2mのあかり」です。
この作品は以前にもイサム・ノグチ展で見たことがありますが、
前に見たときは狭い空間での“あかり”だったので、
今回は4階から3階に降りたところの広いスペースに
作品が単独で展示されており、
もちろん360度から眺めることが出来ますが、
少し離れた休憩用の椅子からも眺めることが出来ます。
その温かく柔らかい“あかり”に魅せられ、30分くらいは座って眺めていました。
これは本当に素晴らしい作品です
これだけでも見る価値はありますので興味ある方はぜひ



     


サントリー美術館のある東京ミッドタウンですが、
何気にかけられた通路の傍らにある間接照明のような壁があります。
行ったことがある方なら見たことがあると思うのですが、
先日、「
ソロモン流」を見ていたときに初めてこれが
堀木エリ子」さんの作品であることを知りました。
彼女は和紙デザイナーとして著名です。
京都出身でもありますし。

詳細はこちらで  「
東京ミッドタウン


 


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