□作品オフィシャルサイト 「スープ ~生まれ変わりの物語~」
□監督・脚本 大塚祐吉
□原作 森田 健「生まれ変わりの村(河出書房新社)」
□キャスト 生瀬勝久、小西真奈美、刈谷友衣子、野村周平、広瀬アリス、橋本 愛、大後寿々花
堀内敬子、堀部圭亮、谷村美月、山口紗弥加、伊藤 歩、羽野晶紀、古田新太、松方弘樹
■鑑賞日 7月8日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆ (5★満点、☆は0.5)
<感想>
不慮の事故に遭遇し、あなたが不本意にも旅立ったとして、
もし生まれ変われるとしたら、
昔の記憶を残したままで生まれ変わりたいですか?
それとも、昔の記憶を全て捨てて生まれ変わりたいですか?
5年前に妻と離婚し、一人娘・美加(刈谷友衣子)との関係がギクシャクしていた、
うだつの上がらないサラリーマン・渋谷健一(生瀬勝久)は、美加の15歳の誕生日の翌日、
上司である綾瀬由美(小西真奈美)と出張先で信号待ちをしていて落雷事故に合い亡くなってしまう。
目覚めた二人はあの世で、飲むと生まれ変わることができる「伝説のスープ」の存在を知るのだが、
そのスープを飲んでしまうと、前世の記憶は消えてしまうという。 あまりにも突然なアクシデントで
現世に残してきた美加のことが気掛かりな健一は、記憶をなくさずに生まれ変わる方法を知る人物を探して彷徨う。
最初は暗くて重い、父と娘の関係を引きずりながら、このままズルズル行ったら嫌だなぁと思っていたが、
落雷に合ったあたりから、面白くなってくる。 そんなに注目されている映画だと思わなかったが、
結構キャストが中くらいで揃っているし、クセのある役者陣も(笑)
それぞれ誰しもがこういうアクシデントに陥ったとき、それがあるやなしやにかかわらず、
選択肢が二択しかないとき、その選択は意外に迷えないような気がする。
残した娘を思いやるばかりに、父として出来ることはただ空の上から見守ることだけ。
でも、もし生まれ変われるのなら、それは伝説のスープを手に入れて、姿・形は違えども、
近くにいて娘の幸せを見届けたい。 そんな思いで健一は由美とそのスープを探し求める。
ただひとつ、願いは記憶残したままで生まれ変わること。
そこに導くのは、前世で得意先の社長だった石田(松方弘樹)だった。
途中、道先案内人のような女性に、スープを飲んでも記憶残したままで生まれ変われる術を
知る人のことを教えるには、石田とキスをしろなんて究極の選択も(笑)
さらにそれを知る人近藤に古田新太がガネーシャ風味で面白かった。
こんな状況でどうなるのかと思っていたが、高校生に生まれ変わった健一は、
当時バイト先だったフラワーショップで、今は店長として勤める美加を遠巻きに見つめる。
やがて、美加の結婚を知った健一は、死ぬ前に贈った薔薇を、同じように美加に届ける。
そこで、誰も知らない誕生日の夜にあった父と娘の会話を話す目の前の高校生が、
父の生まれ変わりだと信じ、打ち解け許しあう二人。 そこには不思議なもので本当の親子の心を取り戻す。
この教会のシーンでは、いろんな想いが心に去来して、少し泣けてしまった
それにしても、あの世で出会った人たちが生まれ変わり、何故に、同じ高校の学生として
生まれ変わったのだろうか 石田(松方弘樹)は女子高生・美崎 瞳(広瀬アリス)に。
そして、由美(小西真奈美)は女子高生・西村千秋(橋本 愛)に。
生瀬勝久って結構おとぼけや嫌なキャラが多かったが、こういうシリアスなものも無難にこなせる役者になってきた。
そうそう、健一が生まれ変わって高校生になるが、その役を野村周平クンが演じていたが、
彼、積水ハウスのCM、「3階のカノジョ」シリーズで剛力彩芽チャンと共演してたんですね~
この映画の中ではもう少し、古田新太との絡みが観たかったんだけどなぁ(笑)
大後寿々花ちゃんは女性らしくなってきましたねぇ。 彼女、もう18歳になったんだなぁ・・・。
そうそう、美崎役の広瀬アリスちゃん、なかなか可愛い子だなぁ~
結構、僕の好みのタイプだ それに比嘉愛未ちゃんに結構似ているし
>結構キャストが中くらいで揃っている
そうなんですよね~、だからすっかりいい気分になってしまいました。
生まれ変わりは信じたい気がしますが
やっぱり、全くまっさらな人生がいいかな…
少なくとも、過去の記憶を持った子の母にはなりたくありませんねぇ。
>じっくりと考えると、心に残るのは教会のシーンくらいなんですが
なるほど。
>そうなんですよね~、だからすっかりいい気分になってしまいました。
ある意味、贅沢かもしれませんね(笑)?
>生まれ変わりは信じたい気がしますがやっぱり、全くまっさらな人生がいいかな…
僕もそう思います。
生まれ変わるのなら、別の人生を歩んでみたい。
>少なくとも、過去の記憶を持った子の母にはなりたくありませんねぇ。
仰るとおりですね!
ありがとうございます。<m(__)m>
私は、少しどころか何か所もハンカチを握りしめました。
私も生まれ変わるなら前世の記憶は無し、全く新しい人生を送りたいですね。
でも由美→千秋の場合のように記憶はなくても癖や性格は受け継がれるんですかねぇ。そうなると周囲の皆さんゴメンナサイって思っちゃいます。
>cyazさんの記事を読んで絶対観に行こうと決めていました。
それはそれは、ありがとうございますm(__)m
>私は、少しどころか何か所もハンカチを握りしめました。私も生まれ変わるなら前世の記憶は無し、全く新しい人生を送りたいですね。
そうですよね^^
せっかくのチャンスですもんね!
>でも由美→千秋の場合のように記憶はなくても癖や性格は受け継がれるんですかねぇ。そうなると周囲の皆さんゴメンナサイって思っちゃいます
あれは勝手な解釈だと思いますし、
あそこの高校は生まれ変わり受け皿ですかね(笑)
あの世のイメージが音を立てて崩れてしまいました。
意外と明るいのねぇ、それなりにしがらみも多そうですけれど。
美加と健一・・・渋谷の"再会"は泣けてしまいました。
>あの世のイメージが音を立てて崩れてしまいました。
確かにそうかもしれませんね(笑)
>意外と明るいのねぇ、それなりにしがらみも多そうですけれど。
ま、一度はみんなゆくのですから(笑)
>美加と健一・・・渋谷の"再会"は泣けてしまいました。
ですねぇ~
アンチェインド・メロディーが~♪