『ダークナイト』

□作品オフィシャルサイト　「ダークナイト」
□監督・原案・脚本　クリストファー・ノーラン
□原案　デヴィッド・Ｓ・ゴイヤー
□キャスト　クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、マギー・ギレンホール、
　　　　　　　ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、エリック・ロバーツ

■鑑賞日　８月３１日（日）
■劇場　１０９ＣＩＮＥＭＡＳ川崎
■cyazの満足度　★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　アメコミの中でも最メジャーな作品であるバットマン。　『バットマン ビギンズ』から約３年。
　前作では主人公のブルース・ウェインがどうしてバットマンになったのかが描き出されていた。

　『メメント』で衝撃的な映像をぶつけられたが、前作同様本作もメガホンを撮ったクリストファー・ノーラン。
　バットマンも前作同様公開前に一騒ぎ（仕込み？）を起こしてくれたクリスチャン・ベイル。

　そしてバットマンの宿敵ジョーカーを演じるのはつい先日亡くなったヒース・レジャー。
　話題も盛り沢山だったが、この映画を観ているとヒースはこれからが楽しみだっただけに
　惜しまれてならない。　そう、この映画はバットマンの苦悩をイライラして観ているよりも、
　ヒース演じるジョーカーの憤りと拘りを観ている方が数段楽しい

　ジョーカーと言えばその昔、ジャック・ニコルソンが演じたが、あの愛嬌あるジョーカーよりもより
　生身のジョーカーを観ることができた。　そうそう初代バットマンを演じたマイケル・キートンは
　最近見かけないけどどこへ行ったのだろうか

　それにしてもこんなに普通な家族思いのジム警部補を演じるゲーリー・オールドマンの演技は観たくない。
　前作でもそう思ったが、最近ちっとも“切れてな～い”演技でいささかファンとしてはさびしい・・・

　そして思いのほか効いていなかったのがモーガン・フリーマンだったかな・・・。　彼の使い方はチョット疑問。　

　謳い文句ではあらゆるハイテク技術を駆使しながら戦うとあったもののの、実際にはハッするようなものもなく、
　あの装甲車みたいなものとバイクだけ。　この手の映画には先の００７シリーズでもそうだが、
　あっという夢のあるそして観ている側を驚かせるような爽快な新しい攻めグッズ（笑）を期待しているのだが、
　なんとなく食傷気味　犬に噛まれてバットマンが自分の腕で運針の練習をしている姿なんて観たくもない（笑）　
　チョット笑えてしまう展開だったし、ストーリーも寒い内容だったが、それ以上に寒かったのはシネコンの中。
　どうしてここまで冷やさなければならないんだというくらい冷やしている。　かみさんが上映時間が長いので予め
　ブランケットを貸してもらおうとしたら、すでに出払っていて一つもない。　みんなが事前に寒いと思っているから
　借りていくのだろうし、
　温度コントロールをもっと細かに出来ないのだろうか？　寒いのがサービスではないぞ、ほんとに
　エンドロールが始まった瞬間、みんなのトイレ・ダッシュの早かったこと早かったこと（笑）

　続編はないだろうなぁ・・・。