『オデッセイ 』

火星版ロビンソン・クルーソーといった感じの映画だ。
自らの知見、手に入る器具などを用いて苛烈な状況で生きていく。
が、意外と主人公に悲壮感がなく、むしろ楽しんでいるようなのがいい。

いつものことだが、各所に設置された大型ビジョンの前に多くの人々が集まり
ことの成り行きを見守り、無事救出に成功すると大歓声が上がる。
その瞬間を共有しようとする一定の熱狂的な人々はいるようだ。
画面を見入る私もそのひとりとして立ち会っているのかも知れぬ。

皆が協力し合って事を遂行する。
華々しさはないが、こういうSFは見ごたえがある。

ちなみに、MARTIANとは火星人、オデッセイ(Odyssey)とは、長い冒険の旅に意とのこと。


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原題：THE MARTIAN
製作年：2015年
製作国：アメリカ
配給：20世紀フォックス映画
上映時間：142分

監督：リドリー・スコット

キャスト
マーク・ワトニー：マット・デイモン
メリッサ・ルイス：ジェシカ・チャステイン
アニー・モントローズ：クリステン・ウィグ