たぶん、今まで服を裏表に着てたんだね。

東日本大震災を大きなキッカケとして、日本は今やガタガタ。
政治家も、もはや何をしているのか意味不明な状態で、多くの国民から信頼されていない。

政治のあり方はもちろんですが、国の構造そのものに関する根本的な見直しが必要になっているようです。いつまでもアンシャン・レジームを固守し続ける理由が分かりません。単なる利権絡みなんじゃないかと疑っちゃいます。

国民にとっても、国が揺らぐのは生きる土台が不安定になるということなので、長引くのは宜しくない。電気事業を始め、大胆な発想の転換によって社会システムを一変させてしまったほうが僕はいいように思います。

まあ、移行する期間は大変だとは思うけれど、未来の世界の潮流を率先して作り出すという意味も含めて、この数年で日本はスイッチを切り替えるべきじゃないかなあ。もう要らないものはOFFにして、これから必要なものをONにしましょうよ。まず、権力闘争はOFFでよし。

でも、社会や国の有様を変えるには、国民一人ひとりが、もっと知恵をつけなくちゃいけない。
自らの利益のために嘘やおべっかを使っているような人達の話を鵜呑みにしてちゃ、いつまでたっても日本は変われないと思います。

“どういう情報をどれだけ取り込むか”によって、人の考え方や心理状態はまるで違ってくるので、意識的に見聞きできる時は、なるべく自分で調べるという習慣をつけるように心がけると良いと思います。

繰り返し流れるニュースやラジオなど、受身でも入ってくる情報ばかりを取り入れていると、大事なことを隠されていても気がつけません。日本を変えたいのならば、日本人そのものがもっと個々の努力で賢くならなければ意味がないと思います。

独自に文献など調べたり、真相に近い場所にいる人の話を聞いたり、あるいは実際に現場に行くのが手っ取り早い時もありますが、とにかくボケッとテレビを見ているような状態は避けたいものです。ネットが使える人ならば特に、「テレビで情報収集」だなんて言えたものではないですし。

あと、どんなに信頼できる人の話でも鵜呑みにするのは避けて、少なくとも一度は自分の中で咀嚼すべきです。もし疑問や理解不能な箇所があるなら、そういうところは慎重になっていたほうがいいと思います。もちろん、それは僕が書く文章にしてもそうです。

たとえ僕が良心に基づいて書いているつもりでも、情報としては間違ったことを含んでいる場合もあると思います。誰かの役に立つこともあれば、意図せずその逆になってしまうこともあるかもしれません。その場合、自分が気が付きにくい分だけ修正が利きづらいので、良い方向に流れてくれればいいのですが、罪作りなことになるとかなり厄介です。

当然、それは僕だけでなくて、新聞や週刊誌、個人発信のネットの記事など全般にわたって言えることだと思います。誰が書いたり話したりした内容でも、完全に的を射ているとは限りません。そのことを念頭に置いた上で、優れた発信者を多く見つけて、複合的な観点から正しい情報を探すようにすることが必要かと思います。

暴動や騒乱のような荒っぽいことを利用して国を変えるというのは、日本人には似合わない。
にも関わらず、今の国のトップはそういうことをしていて、情けない限りです。なんだか、服を裏返しに着ていることに気が付かないでいる人みたいだ。

きっと国の仕組みのあれこれが、本来の人間らしい営みからすれば裏返しになってしまっているんじゃないかな。あるのが当たり前に思われているものこそ、実は不要だったり、問題の元凶だったりするのかもしれない・・・。ここは考えどころのはず。

政治家に信を置けない時だからこそ、国民の一人ひとりが為政者に騙されない目を養って、賢明な選択を重ねることで転換を果たしていかなくてはならないと思います。