以前、戦前日本のホロスコープなどを作るときに、僕は大日本帝国憲法が発布(公布)された日時を1889年2月11日8時30分としていました。もう10年位前のことです。その時も今回の記事と同じように始源図としてホロスコープや命盤などを出していました。
占星術の本には式典が催された10時半辺りが書かれていたりしますが、個人的には易学的な理由から辰時が適当と考えていたためです。それに公布自体は官報によると思われるので、8時から8時半という推測もあります。
ホロスコープで検討する限りでは、概ね8時30分(±数分)でいいのではないかと考えています。(ただ、この間の記事<大日本帝国図から見る現代日本>では一般に言われている10:30説を使っています。比較してみるといいかも)
その後、新体制の戦後日本のホロスコープを探るようになってから、あまり旧体制の日時を使わなくなってしまったのですが、最近になって再び、未だにこの明治憲法公布時のデータが機能しているような気がしてならなくなりました。ひょっとするとこれは逆の意味で、「もう変えなくてはいけないよ」と集団意識が訴えかけているのかもしれません。
そんなわけで、(皆が認識しているかどうかに関わらず)この戦前体質の残る日本から脱却して自発的な未来に向かうために、もう一度、各図を掲載してみたいと思います。まず、影響があるならあると認識して、その上でそこから抜け出すにはどうしたらいいのかを考えるといいんじゃないでしょうか。
◎大日本帝国憲法発布(公布)の日時
(当時の官報号外が発行された正確な時刻は不明ですが、慣例が守られてきたのであれば8時30分だと思われます。一説には8時15分とも。)
1889年2月11日8時30分(月曜日) 東京
旧暦:己丑年1月12日辰時
四柱八字:己丑年丙寅月戊午日丙辰時
ホロスコープ/四柱推命/大六壬/紫微斗数/数秘術/易命理の一括データ
(↑ 各種の占いデータを詰め込んだため1.4MBほどあります。少し重いです。)
※易命理に付いての補足。
今年(2011年)は地水師&水地比の四爻変。で、今は旧五月(6/2~6/30)なので風地観&山水蒙の五爻変、という風に見ます。例えば東日本大震災は新暦の3月11日に起きたので、旧暦変換すると旧2月7日。旧2月は坎為水&坤為地の二爻変です。
なお、易の解釈については僕のサイト(CIの保管庫)を参考にするか、ブログ左枠の易関連のリンクを活用するなどして下さい。
※インド占星術のチャート
以下のブログに掲載されているのを見つけました。
また、僕が8:30分という時間を知るキッカケになったページも紹介します。
2000年か2001年に以下のサイトで記述されているのを見ました。
僕の記憶では、当時、占星術の研究者の中で10:30や12時というデータは見ていましたが、8:30分というのは初見でした。もっとも、僕が知らなかっただけで海外の研究にはあったのかもしれません。
検証占星術 アシュタカヴァルガ(東西占星術研究所)
~ 追加付録 ~
参考として、フリー版のJunior Jyotishでチャートと主なデータを出してみました。
インド占星術は、それほど詳しくありません。いずれきちんと学べたらいいのだけれど。
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