◎インターバル ~「坎のトンネル」を抜け、「乾の道」へ~
これまで屯から比にかけて坎の影響を受け続けてきましたが、今度は小畜から大有まで乾の影響下に入ります。つまり、外卦(上卦)もしくは内卦(下卦)のいずれかに乾(天)が絡んでくる卦が続きます。外卦では字のごとく対外的な影響を、内卦では自身を含めた私的な範囲での影響を意味しています。
乾は三陽として、十分なエネルギーを象徴する卦です。逆に言えば、十分でないエネルギーでは乾としての用を成さないので、足りなければ充電する必要があるし、もし鬱積していれば放出の場を与えてやらねばなりません。仮に未成熟のまま使用すると刹那的な一発屋(震)に、力を発揮する場を見出せなければ漏電して宝の持ち腐れ(坎)に、そして、意固地になって出し惜しみすれば周りから堅物(艮)と敬遠されてしまいます。太陽のような燦々とした広大な精神が求められてきます。
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