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スティング「 Shape of My Heart 」1994年

2017年04月15日 | 音楽
スティング「 Shape of My Heart 」1994年

 「Shape of My Heart」は映画『レオン』の主題歌です。
スティングさんの作品は映画の主題歌や挿入歌に使用される事が多く、
それらの一部を集めた、全17曲入りのアルバム「Sting at the Movies」(1997)
に詳しく解説されているのでご参照ください。
その後、同アルバムは、映画「阿修羅城の瞳」公開時に使用された「My Funny Valentine」を収録し、
半分近くを差し替え「My Funny Valentine at the Movies」(2005)へと更新されています。
YouTubeで見つけた映像には訳詞が挿入されていたのは嬉しいのですが、その内容に戸惑いを覚えました。
「あまりに哲学的で難解だ!』と思う私が未熟なのでしょうか?

スティングさんのプロフィール(以下はウキぺディアより、敬称略)

 スティングは、1971年から1974年の間、
イングランド北部教員養成大学(現ノーザンブリア大学)に通い、
卒業後はニューカッスル北部にあるセント・ポール小学校の国語教師として
5歳から9歳までの児童を受け持ちました。
スティングの作品の中に「高校教師」という邦題の曲があるため、
高校教師だったと誤解される方が多いのですが、この歌は教育実習で
15歳の生徒を担当した経験を元にしたもので実体験を表したものではなく、
彼によると人気絶頂のロック・スターと若い女性ファンとの関係を暗喩として
表したものだそうです。

ビートルズやキンクスで音楽に興味を持ち、ボブ・ディラン、セロニアス・モンク、
チャーリー・ミンガス、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンの影響を受けて育ちます。
教員養成大学在学時、毎夜地元のジャズ・セッションにベーシストとして参加。
1972年、スティングさんにとってはじめてのアルバム『Newcastle Big Band』をリリース。
1974年ジャズ・ロック・バンドラスト・イグジットを結成して活動していたところ
スチュワート・コープランドに誘われて1976年にロンドンで活動することを決め、
ヘンリー(アンリ)・パドゥバーニ(英語版)と共にポリスを結成します。
ポリス結成以前のライブなどで、蜂を連想させる黄色と黒の縞の上着を愛用していたことから
スティング(sting=「ちくりと刺す」の意味)と呼ばれるようになります。
その後、アンディー・サマーズが加わり4人編成となったが、ヘンリーが脱退しトリオに。
1984年にバンドの活動が停止。2007年、23年ぶりに復活し、東京と大阪を含むワールド・ツアーを開催。

1985年、ソロ活動を本格的に開始。
ジャズ・ミュージシャン(ケニー・カークランド、オマー・ハキム、ブランフォード・マルサリス他)を起用して
アルバムを制作し、注目を浴び第一次スティング・バンドの練習など「バンドが生まれる時を記録した」模様は
VHSビデオに収めて公開(「ブルー・タートルの夢〜 A Band Is Born」)されています。
また、同年にはスティングがゲスト参加したマイルス・デイヴィスのアルバム『ユア・アンダー・アレスト』や、
ダイアー・ストレイツの楽曲「マネー・フォー・ナッシング」も発表された。
日本のキリンのビール「トゥギャザー」のCMソングを依頼され、
「We'll be together」を作曲し、CMにも出演したが、本人はあまり気に入っていないとあります。
1994年には、宮崎シーガイアのCMに出演し、キャンペーンソング『Take Me to the sunshine』を提供、
また、別テイクのタワーホテルのCMでは、『When we dance』を提供し、同施設のこけら落しライブも行っています。
しかしその後、来日時に受けた共同記者会見の席上で、
宮崎シーガイアが地域の自然を破壊し問題視されているという主旨の質問を記者より受け、
急遽、CMを降板するというデリケートさ。
1999年に発表した『ブラン・ニュー・デイ』は、第42回グラミー賞を2部門で受賞。
熱帯雨林の保護活動家、国際的な人権保護運動家の側面を持つ。

ベースを弾くスティング (2013年6月)
ベーシストとしても一流であり、ポリスのアンサンブルを語る上で欠かせません。
アコースティックで培ったダイナミズムをエレクトリックに反映させた骨太の音で、
時にはテクニカルにビートの隙間を縫うようなフレーズを歌いながら難なく弾きこなしていました。
エレクトリックベースの奏法については、米国のセッションベーシスト、キャロル・ケイの教則本から多くの事柄を学んでおり、
後年、彼女のサイトに「ベースが本来、なすべき以上のことを教えてくれた」と賛辞を送っている。
スティングのベースプレイでは、古典的なソウルやラテンロックを踏まえつつ、
レゲエ、ジャズのテイストがより大胆に取り入れられているのです。
2005年にはベーシストとしてt.A.T.u.のセカンドアルバムにスポット参加している。

最近はクラシック音楽への傾倒が注目されます。(トライベッカ映画祭にて2009年4月)
2006年にはジョン・ダウランド作品を集めた『ラビリンス - Songs From The Labyrinth』を
名門クラシックレーベルのドイツ・グラモフォンから発表し、クラシック界からも注目を浴びます。
また、2009年にパーセルやシューベルトなどの作品を集めたクラシック・テイストの
『ウィンターズ・ナイト If on a Winter's Night』を2010年には、自身のヒット曲を、
クラシック・アレンジのもとオーケストラ伴奏でセルフ・カバーした『シンフォニシティ Symphonicities』を
いずれもグラモフォンから出します。



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2 コメント

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はじめまして☆彡 (Ray)
2017-11-27 15:38:12
はじめまして☆彡 Rayと、申します。

数か月前に、「リアルタイム解析」のなかの、「みんなのブログ」を通じて、
伺ったことがあったものの、それっきり、失礼しておりました。

そして、つい最近、あるかたのブログのバナー(ブログ村)をクリックしたときに、
久しぶりにこちらのブログのタイトルをみかけて。

伺ってみたときに、、好きな曲を見つけました。

それが、、「ここ」です。

そして、、ここ数日 何度か伺いながら、「ここ」を開いておりましたけれど、
そのたびに、読み逃げをしておりました、、申し訳ございません。

  *  *  *

和訳、、「私なりに」解釈をしてみました。
聞いて(読んで)いただけますでしょうか。。

こんな「ものがたり」な、イメージが浮かびました。

  *  *  *

ある街、あるところに、とても美しい女性が居て。
(もしかしたら、その女性は、身分の高いひと?)

その女性に憧れて、集まる男たち。

実は「僕」も、その女性に憧れを抱く一人。
しかし、その女性への想いは、周囲に悟られないようにしている。

男たちの、その女性への憧れの想いや、その女性を手にしたい想いは、
まるで、幾何学のように、交差して。

そこから導き出される「数」は、その女性を得るための決め手になっているかのようだ。
(お金をたくさん持っているという数や、武器…権力や腕力といったチカラ…の数)

だけど、「僕」は、それらは、持ち合わせていないし、
そういったことを、ひけらかすことは、「僕」のポリシーに反する。
(ハートではない)

そういう「数」は、僕の真実の愛とは、異なるんだ。

そして、その女性に群がる男たちは、みな、裏の顔を持っている。

その女性を、ちやほやして、真実の愛をうたっているけれど、
「裏」 では、彼女をものにしたあとの、自分の権力が増すことを考えている。
(勝負に勝ったあとの、隠された法則)

だけど、僕のマスクはひとつ。
「裏」 の顔はない。
真実の愛だけなんだ。

しかし、そうしているうちに、君は、もう、手の届かないところへ、行ってしまった。

こんなふうに、君を愛していることを悟られないようにしながら過ごしていた僕が、
実は君を愛していたと伝えても、、「それは違うんじゃない?」って、云われるだろう。

だけど、ちやほやとしゃべり過ぎる男たちは、
なんにもわかってないんだよ?
ほんとうの君のことを。
ほんとうの愛を。

ほんとうの愛を知らないやつは、あとできっと、痛い目をみるのさ。

愛は、権力じゃない。
愛は、金じゃない。
愛は、腕力でもない。

  *  *  *

見当違いな解釈かもしれません。。

初めて差し上げるコメントでしたのに、長く記しましたこと、申し訳ございません。

これから、すこしずつ、伺って参りたく存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。
Ray
返信する
お立寄り頂き有難うございます。 (クラシノ ソラ)
2017-11-27 20:12:52
お立寄り頂き有難うございます。
素敵な和訳ですね。特に外国語は
歌を聴いて抱くイメージが
その人の歌の印象ですから
直訳でなくても。自分もまた
「瑠璃色のそらへ」のブログに
立ち寄らせて頂きますね。
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