世界の中心、針山さん②

作者：成田良悟　電撃文庫

氏の作品の中では多分最も自由度の高い短編集
といっても、ちゃんとそれぞれの話を
ラストで組み合わせるのは相変わらずですがw

正直に言えば今回は
氏にしては微妙な方だったかなと。
もちろん全然普通のレベルから見れば
面白い短編ばかりですし、
それぞれのキャラのイカレ具合とかも素晴らしいし
基本的に及第点はあげられるんですけど、
それでも1巻と比較すると落ちるかな、と

大きな点として針山さんが
かなり表に出てきてるのが個人的には×
中心にいるとはいっても、
目立ちすぎないという絶妙なバランスだった1巻と
比較するとやはり出すぎですね。

まあ、どうしてもレベルの高い作家さん相手には
こちらの期待度も上がってしまうので
佳作、と呼べるものだとしても
満足できなくなってしまうのは
まあ難しいところですよね。
とりあえずそれでも何度も言うように
十分に読めるというか
今年の賞受賞作のいくつかと比較すれば
月とスッポンなので、
とりあえず1巻とセットにてどうぞ。

評価：☆7

世界の中心、針山さん 2 (2) メディアワークス このアイテムの詳細を見る

rage against emergency

ループのないADVってつくれないかな。

何となく今日さらっと考えてたことなんですが、
大体のギャルゲーやADVっていうのは
必ず共通ルートというのが存在しますよね。
そこでの選択肢如何で
それぞれのフラグを立てる、
というのが王道なわけです。
で、いいゲームというのは
この共通ルートが面白いか
あるいは、スキップがめちゃ早いか、ということで
要はどうしても通らなきゃいけない道だからこそ
なんとか楽しくするか
早足でかけられるようにするかになるんですよ。

でも、これをどうにか解消する術ってないのかなと。
まあ、可能だとすれば
1回プレイするごとにシナリオの
はじまり方が違うとか、
オムニバス形式や視点変更型にでもして
それぞれの主人公が違う形にするとかかな。
まあ、それだけ地味ながらに難しいことですよね。
なにせ一定のある流れのなかで
選ぶ選択肢により道が変わるという根本を
崩すことになるわけで…

とりあえずたわごとと思っていただければ。
所詮お仕事中に考えてたことなので(マテ

閑話休題、
まつみさんも取り上げてましたけど
ジャンプのサムライうさぎという
先週からの新連載がかなり面白いです。
久々にジャンプで単行本買おうかなと思うくらい。
なんというか、手口としては
ハルヒ的（主人公の独り言的モノローグ主体）
なんですけど、
こうなんともいえない暖かさを感じる作品ですね。
人に伝えづらい面白さを持った作品ですし
少年層に受けるかどうかはわからないですけど
出来れば今のクオリティのままに
まったりと続いて欲しいものです。

まあ、そんないつも通りの誕生日の夜w

去年の3/13
そうそう、今確かめましたけど
確かに今日だけDSの起動音が違いますね。
こういう細かいネタをしっかりと仕込む
任天堂には参りましたw
ちなみにWiiも起動音が違ったりするのですかね？