Cabin Pressure(脚本:ジョン・フィネモア 出演:ベネディクト・カンバーバッチ他)

イギリスBBCのラジオ・コメディ CABIN PRESSURE について語ります。

S3-4 Ottery St Mary(後)

2013-05-18 08:01:42 | 日記
続きをどうそ。


 ↓



マーティン:オーケイ。平均で、最低時速11マイルをキープできれば、オッタリー・セント・メアリーに6時に到着できる。
ダグラス:厳しいペースだが、なんとかできるだろう。
アーサー:どうしてそんな名前なの、スキップ?
マーティン:なにが?
アーサー:オッタリー・セント・メアリー。
マーティン:見当もつかない。
アーサー:きみは知ってる、ダグラス?
ダグラス:ああ。
マーティン:知ってるの?
ダグラス:当然のことさ。いいかい、聖(=セント)メアリーはデヴォンの守護聖人で、彼女はもちろん、カワウソに生きたまま食べられて殉教したことで有名なんだ。
アーサー:本当に?
ダグラス:そうさ。凶暴なカワウソたちにね。だから彼女は全身をカワウソで包まれた姿で描かれている。
アーサー:それって、食べられているところを?
ダグラス:地獄の苦しみをうたっている教会ではね。他のところでは、みんな天国にいって仲直りしたとされているから、カワウソたちは彼女に微笑みかけ、優しく寄り添い、カワウソ・キスを与えたり、魚をプレゼントしている。
マーティン:ダグラス。
アーサー:でも聖人を食べたのに、どうしてカワウソは天国に行けたの?
ダグラス:きみはまたしても難しい神学上の問題を指摘してくれたね、アーサー。我々が推察する限りでは、純粋に聖ペテロがカワウソにぞっこんらしいんだ。あのヒゲもじゃの顔をみると、彼はつい言ってしまう。「きみたち。私はいつまでも怒っていられないよ」そして、彼らを天国に案内するんだ。
アーサー:じゃ、天国にはカワウソがいっぱいいるんだね。
ダグラス:きみが想像できる数以上に。
マーティン:アーサーなら、12匹くらいかな。
アーサー:そんな。僕はもっとたくさんのカワウソを想像できるよ。
ダグラス:そうか?何匹だい?
アーサー:百万!
ダグラス:それは無理だろう。きみだけじゃなく、誰にも不可能だ。
アーサー:僕はできるよ。今やってみるね。わぁお!
ダグラス:いや、きみはたくさんのカワウソを思い浮かべて、百万と言っているだけだ。実際には、一度に20匹以上のカワウソを想像できる人はいないと思う。
マーティン:それはないよ。僕なら確実に100匹のカワウソを想像できる。
アーサー:僕もだよ。イエロー・カー。
ダグラス:いいだろう。彼らがどのくらいの場所をとると思う?例えば、100匹のカワウソをガーティに乗せられるかい?
マーティン:もちろんさ。
ダグラス:それは王立動物虐待防止協会が憤慨するような満員状態かね?それとも、カワウソたちは比較的落ち着いて過ごせるのかい?
マーティン:そうだね。まず、機内には16席あるから、2匹で1席を使うとして、
ダグラス:仲良しなんだろうね、そのカワウソたちは?
マーティン:そう願うよ。それから頭上の荷物入れに1匹づつ。
ダグラス:荷物入れを開ける際はお気をつけください。カワウソが滑り出る可能性がございます。
アーサー:座席の下に1匹つづ?
ダグラス:うん、名案だ。
マーティン:でもそこは救命ジャケット用だ。
ダグラス:心配ない。カワウソは泳げるからね。ギャレーにはどのくらい?
マーティン:床に4匹、料理台に2匹かな。あとは、、キャロリンとアーサーは乗せてるの?
ダグラス:カワウソの接待に?それは甘やかせすぎだろうね。彼らの代わりにもっとカワウソを乗せよう。
マーティン:アーサーの代わりにカワウソを乗せるほうがどのみちいいかも。
アーサー:ちょっと!
ダグラス:つまり客席に32。荷物入れに16。座席の下に16。ギャレーに6。
マーティン:貨物室に15匹?
ダグラス:20は楽勝だろう。それから通路に6,7匹。
マーティン:7匹にしよう。
ダグラス:合計で、97。そして操縦室に3匹。100匹だ!
アーサー:最高!
マーティン:いや。操縦室はダメだ。
ダグラス:仮定の話だ。
マーティン:仮だろうとなんだろうと、僕は操縦室に生きたカワウソを乗せて飛べないよ。
ダグラス:どうしてダメなんだ?歴史上、カワウソによるハイジャック事件はめったに起こっていない。
マーティン:悪いが、その考えにはイギリス民間航空局(CAA)は賛同しないと思う。
ダグラス:正直申し上げれば、機長、飛行機いっぱいに付き添いなしのカワウソがいること自体、CAAは喜ばないと思われますが。


キャロリン:ほら、またぐずぐずして。
ハーク:ぐずぐずしてない。一般人の2倍のスピードで歩いているんだ。
キャロリン:だからプロテインが必要なの。そうしないと遅れるのよ。
ハーク:誰がぐずぐずしているか教えようか。きみの変な犬だよ。
キャロリン:なんですって?あ、こっちに来なさい!ほら!
ハーク:どうして呼ばないんだ?
キャロリン:呼んでるわよ。 悪い子ね、こっちに来て!
ハーク:どうして名前で呼ばないの?
キャロリン:こっちよ!
ハーク:あの女の子が犬好きだといいが。
キャロリン:早くいらっしゃい!
ハーク:おっと。好きじゃないようだ。少なくとも今となってはね。
キャロリン:スヌーパドゥー、こっちよ!
ハーク:スヌーパドゥーだって?
キャロリン:いい子ね。黙って!
ハーク:思っていた以上にいいな。
キャロリン:アーサーが名付けたのよ。
ハーク:コッカプーのスヌーパドゥー。最も高貴な犬。


マーティン:トイレに2つほど入れられないかな?
ダグラス:なにを?
マーティン:カワウソさ。
ダグラス:うん、そうだな。
アーサー:最高だよ、スキップ。これで何匹になった?
ダグラス:99。
アーサー:100匹いけそうだよね。あ、サービスエリアだ。寄ってくれる?
マーティン:アーサー、また行く必要があるのか?
アーサー:ううん。僕、サービスエリアが本当に好きなんだ。小さなお店が一緒に旅行に来たみたいなんだもん。
マーティン:ダメだよ。
アーサー:どうしてさ?時間がいっぱい余っているのに。
マーティン:余っているんじゃない。予備にとってあるんだ。寄らないよ。
アーサー:そんなぁ。
ダグラス:分かるよ、人生は厳しいものだ。それより役立ってくれないか、
アーサー:もう役に立ってるよ。
ダグラス:今まで以上に役立ってくれ。私の携帯で地図が出せるから、アドレスを入力して。
アーサー:どのアドレス?
ダグラス:ゲティスバーグ演説(=アドレス)さ、アーサー。いったいなんだと思うんだ?このピアノを運ぶ住所だよ。
アーサー:うん、そうか。それってどこ?
ダグラス:神よ、私に力を与えたまえ。空港できみがマーティンの書類棚から取ってきた封筒に書いてある住所だ。
アーサー:そうだね。えっと、きみたちがどう思うかわかるけど、でもヴァンの鍵も取って来いって言ったでしょう?
マーティン:アーサー。
アーサー:仕事の半分はヴァンの鍵を取ってくることだった。そこは僕、最高だったんだよ。
マーティン:なんてことだ。
ダグラス:アーサー、きみは間抜けだ。
マーティン:ダグラス、どうして彼にやらせたの?彼が間抜けなのは知っているだろう。
アーサー:僕は間抜けじゃない。
ダグラス:ここまで間抜けだとは知らなかったさ。とにかく食べることと服を着ることはできるんだから、言われた10秒後に紙を取ってくることくらい可能だと思ったんだ。
マーティン:きみは間違っていた。
アーサー:ねえ、大丈夫だよ。電話して住所を聞こうよ。
ダグラス:どの番号に電話するんだ?
アーサー:番号案内で聞けばいい。
ダグラス:番号案内に聞くときに、なにを伝えるんだね?
アーサー:それは住所を、、あああ。
ダグラス:よろしい。空港に戻るぞ。


ハーク:キャロリン、こっちだ。
キャロリン:いいえ、こっちよ。
ハーク:そっちじゃない。私はパイロットとしての抜群の方向感覚と、地図と、携帯のGPSを持っていて、道印の横に立っている。その全員が、こっちだと言っているんだ。
キャロリン:そして皆が間違っているわ。こっちは近道なの。いらっしゃい。
ハーク:いや、行きたくない。
キャロリン:どうして?
ハーク:それは、ぬかるんでいるし、丘だし、そこらじゅうに羊がいる。
キャロリン:だから?
ハーク:羊は好きじゃない。
キャロリン:別に好きにならなくてもいいのよ。横を通るだけ。
ハーク:横を通りたくない。
キャロリン:ハーキュリーズ、あなた、羊が怖いの?
ハーク:いいや、違う。
キャロリン:メエーー。
ハーク:やめろ!
キャロリン:そうなのね、羊が怖いのね!メエメエ鳴くフカフカの子羊ちゃんが怖いんだわ。
ハーク:違う!小さな羊ならひとまたぎできるが、大きくて意地悪で、ひずめと角がある野獣は好きじゃないんだ。
キャロリン:メエーー。
ハーク:やめろ。面白くないよ。
キャロリン:小さな点を指摘させていただければ、ハーク、これほど面白い話は聞いたことがないわ。
ハーク:いや、そうじゃない。どうしてみんなそんな風に思うんだ?
キャロリン:なるほど。だからなのね、あなたがベジタリアンなのは。報復を恐れているのね。夜中にあなたの家を襲撃するのは、目出し帽をかぶった復讐に燃える12匹の雌羊たち。ミントソースの瓶と、ローズマリーのとても鋭い棘。 
ハーク:車で待ってるよ!


マーティン:オーケイ、大丈夫だ。こういうときのために時間をとってある。空港に5時に着けるとして、すぐに引き返して、イエロー・カー、M5号線にのって、
ダグラス:マーティン、イエロー・カー遊びやってるのか?
マーティン:ううん。
ダグラス:ではどうしてイエロー・カーって言ったんだ?
マーティン:たまたま見つけたんだ。
ダグラス:なぜイエロー・カーと言った?
マーティン:遊んだわけじゃないよ。アーサーより先に言いたかっただけ。
ダグラス:それを遊んでいるというんだ。
マーティン:いいよ、僕は遊んでいる。そして勝ったんだ。イエロー・カー!イエロー・カー!イエロー・カー!
アーサー:わぁ、スキップは本当に上手だよ。僕、全部見逃してた。
(車、停止)
マーティン:よし、きみたちはここにいてくれ。僕が取ってくる。
(ドアの音)
ダグラス:ふむ。あの緑のメルセデスは誰のだろう?
アーサー:知らない。かっこいいよね。
ダグラス:見に行こう。(車の外に出る)誰か乗っているぞ。
(車の窓が開く)
ハーク:やあ、ダグラス。
ダグラス:ハーク! いったいここでなにしてるんだ?
ハーク:キャロリンを家まで送る途中さ。オフィスに寄ってなにか取ってきたいと言ってね。今、中にいるよ。話したいなら。
ダグラス:家まで送るってどういう意味だ?彼女、大丈夫か?
ハーク:大丈夫だよ。
ダグラス:どこから家まで?
ハーク:一緒に散歩してたんだ。
ダグラス:散歩?
ハーク:その通り。
ダグラス:キャロリンと散歩するためにわざわざここまで来たのか?
ハーク:それと昼食を。
ダグラス:ああ、そういうことか。きみの奥さんはどうしたんだい?
ハーク:結婚してない。
ダグラス:離婚したんだな。
ハーク: もちろん。
ダグラス:何度?
ハーク:4度だ。きみは?
ダグラス:たったの3度。
ハーク:なんだ、ロマンティックなやつだな。
ダグラス:そうか。では、私は失礼するよ。さようなら。
ハーク:じゃあな。
(足音)
ダグラス:アーサー、急げ!ヴァンからピアノを出すのを手伝ってくれ。
アーサー:どうして?
ダグラス:いいから早く。
(ドアの開く音)
キャロリン:お待たせ、ハーク。見つけたわ。出発しましょう。
(ピアノ)
ダグラス: ♪When the moon hits your eye like a big pizza pie, that’s amore♪
キャロリン:ダグラス!
ダグラス:♪When the moon seems to shine like you’ve had too much wine, that’s amore♪
キャロリン:どうして私は、自分のことを面白いと思っているパイロットたちに常に悩まされるのかしら。
ダグラス:やあ、キャロリン。ここで会えるとは奇遇だ。
キャロリン:あなたを無視するわ。あなたは無視されているの。私は車に向かうわ。
(車のドアが閉まる)
ダグラス:♪Bells will ring, ting-a-ling-a-ling, ting-a-ling-a-ling -♪
キャロリン:あなたは無視されたのよ!
(車が走り去る音)
アーサー:最高だったよ、ダグラス!次は「素晴らしきヒコーキ野郎」やって!
ダグラス:ダメ。
アーサー:そんなぁ。
(ドアが開く)
マーティン:よし。電話をしたら7時まで待ってくれるって。だから僕たちが間に合えば、、ダグラス、どうしてピアノを外に出したんだ?
ダグラス:空気を吸わせようと。
マーティン:ヴァンに戻してよ。
ダグラス:分かった、分かった。おいで、アーサー。
アーサー:オーケイ、オーケイ。鍵をちょうだい。
ダグラス:鍵はきみが持っている。
アーサー:ううん。きみに渡したよ。
ダグラス:いいや、アーサー、違う。きみが持っているんだ。
アーサー:僕じゃない。僕じゃないよ。
ダグラス:つまりきみは鍵をヴァンの中に置き忘れたんだな。
アーサー:違うよ!本当に絶対にきみに渡した。
ダグラス:だが私は受け取った記憶がないし、持ってもいない。つまり我々2人のどちらかがとんでもないヘマをやらかしたんだ。そんなことをするのはどちらだと思うね?
アーサー:、、僕みたいだけど。
ダグラス:なぜならきみは?
アーサー:ふぬけ。
ダグラス:間抜けだよ!
アーサー:間抜け。
ダグラス:そしてふぬけだ。
マーティン: どうしよう?もう5時だし、かぎ屋を呼んでいたら間に合わないよ!ダグラス、どんなトリックがある?
ダグラス:残念ながら運送車に侵入することは私の領域から少し外れている。
マーティン:なにか考えてよ。
ダグラス:そうだな。我々はもはやヴァンを持つ男たちではないかもしれないが、今、いるのは空港だ。すなわち我々は、いつものように、飛行機を持つ男たちだ。

(無線)
ダグラス:ブリストルへ、こちらG-T-I。3人の男と空飛ぶピアノのための通過飛行許可をいただきたい。
管制塔:G-T-Iへ。次の予定地点と調記号を述べてください。
ダグラス:エクスムーア。Fシャープ。
管制塔:許可します。
(ドアが開く)
アーサー:コーヒーだよ、お2人さん。それから、僕、最高のアイデアを思いついたよ。
マーティン:うん?
アーサー:ギャレーの冷蔵庫。今、見てたんだ。電源を切って棚を取り出せば、中にカワウソをいれられると思う。
ダグラス:教えようか。きみの考えは正しい。みなさん、カワウソ目標達成です!
アーサー:万歳!
ダグラス:マーティン。きみも確かに正しい。100匹のカワウソを想像することは可能だ。
マーティン:ありがとう。
アーサー:あの、話は変わるんだけど、
ダグラス:なんだ?
アーサー:ごめんね。僕が間抜けだから分からないだけなんだろうけど、でもさ、着陸したあと、どうやって空港からパブまでピアノを運ぶの?
マーティン:おっと。
ダグラス:ああ。


(ピアノを押す音)
マーティン:きみたち、すごく頑張ってくれているよ。そろそろ半分まで来た。
ダグラス: 素晴らしい。
マーティン:僕も押せたらいいんだけど、このバカな足首がね。手伝ってくれて、本当に本当に感謝している。
ダグラス:どういたしまして。
アーサー:うん。どういたしまして。
ダグラス:きみには言ってない。
アーサー:僕も手伝ったよ。
ダグラス: 住所を忘れて、鍵をヴァンに閉じ込めたんだぞ。いったいどの点で助けたんだ?
アーサー:僕がいなければピアノを押すことは出来なかったでしょ?
ダグラス:きみがいなければピアノを押す必要がなかったんだ。
アーサー:そうか。でも、僕がカワウソを冷蔵庫に入れることを思いついたんだよ。
ダグラス:確かに。その点ではきみはとても貴重だ。
マーティン:ねえ、悪いけど、あと10分しかないんだ。だから出来ればもう少し早く、、
(二人のうなり声)
アーサー:イエロー・カー。
ダグラス&マーティン:黙れ!


キャロリン:青で急ぐなんて、ハーク、本気?もし赤だったらもっと尊敬したのに。少なくともそれならこう言えるでしょう?「そうさ、今は中年の危機なんだ。文句があるか?」って。信号が青のときに急いだって誰もだませないじゃない。
ハーク:知らずと人を怒らせる方法を中断させて申し訳ないが、どの家?
キャロリン:ああ、こっちよ。その木の隣。(車が停まる)今日はありがとう。ともかくね。
ハーク:どういたしまして。
キャロリン:ごめんなさいね、私がちょっと、その、
ハーク:そうじゃなかったよ。
キャロリン:めそめそしてて。
ハーク:そうではなかった。
キャロリン:一日中ひどい思いをしたわけじゃないわ。
ハーク:よかった、と言っていいかな。私もだ。
キャロリン:そう。ではまた行きましょうか?
ハーク:とんでもない。ごめんだよ。次回は、オペラだ。
キャロリン:ノーよ。絶対ノー。
ハーク:イエスだよ。絶対にイエス。私はきみの変な犬と、きみが魚群を吸い込む凄惨な光景に耐え抜いた。次はきみが耐える番だ。人類が創造した最も荘厳な音楽にね。
キャロリン:気に入るとは思えないわ。
ハーク:きみが気に入るかどうかなんてまるで興味ないよ。それに、きっと気に入るさ。
キャロリン:そうね。連絡するわ。


(ドアベル)
ハーディ:はい?
マーティン:ハーディさんですか?イカロス運送です。
ハーディ:ああ、間に合ったな。もう出ようかと思っていたんだ。おい、こっちの2人にはいったいなにがあったんだ?
ダグラス:我々は、ピアノを、押していたんです。
ハーディ:なんだって?そんな扱いはないだろう。どこから押してきたんだ?
マーティン:ヴァンからです。
ハーディ:ヴァンはどこに?
マーティン:あの角をまがったところに停めています。
ハーディ:どうして、
マーティン:ではこちらに署名をお願いし、
ハーディ:落ち着けよ。ピアノを見せてくれ。
マーティン:もちろんです。
ハーディ:うん。大丈夫だな。ちょっと確認を。(ピアノの蓋を開けて、音を出す)おや。
マーティン:問題ありませんか?
ハーディ:ああ、うん。でもこの鍵はなんだい?
ダグラス:え?
(鍵の音)
アーサー:ダグラス、ヴァンの鍵だ!
ダグラス:うん。それはなにより。
アーサー:きみが鍵を置いたまま蓋を閉めたんだよ、ダグラス。母さんに歌った時に。
ダグラス:そのようだな。それでも、
マーティン:アーサーがきみに渡したあとに。
アーサー:僕がきみに渡したって言った通りに。
ダグラス:うむ。
アーサー:ああ、ダグラス。この、間抜け!

 (エンド・クレジット)

ダグラス:♪Up, down, flying around, looping the loop and defying the ground.♪
アーサー:♪They’re. All
ダグラス: アーサー!
アーサー:♪Frightfully keen♪
ダグラス: ♪Those magnificent men♪
ダグラス&マーティン: ♪Those magnificent men♪
ダグラス&マーティン&アーサー:♪Those magnificent men in their flying machines♪