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中橋怜子の 言の葉ノート

自然、人、モノ、そして音楽…
かけがえのない、たおやかな風景を
言の葉に込めて

手からこぼれるほどのオッパイ

2014-11-07 | 徒然なるままに
先日の講座では印象的な自己PRの練習をした。
日本には「謙遜する」「自慢話はひかえめに」という文化があるせいか、自己PRが本当にへたくそである。サラッと自分のいいところ、自分の趣味を言ってしまえばいい。

外車に乗るのが趣味という人は誰がどう思おうとそう言ってしまえばいい。
「僕は外車に乗るのが趣味です。今、黒のベンツと紺色のBMと赤のアウディの3台を持っています。今日は赤い気分なのでアウディで来ました」
それが自分らしさであるなら隠す必要はない。そういうことができるのもその人が頑張った証拠、その人の甲斐性である。
その日50人が自己紹介をしたところでその人は強烈に印象的、しかも車の色まで報告しているところがいい。「外車に乗るのが趣味」という文字情報を左脳に、「黒いベンツ、紺色のBM、赤のアウディ」という画像を右脳訴えたことで、かなり高い確率でその人のことは忘れない。

話し方の受講生の中に胸のマッサージをされる方がおられる。先日はそのキャッチコピーで盛り上がった。
「バストが大きくなるのも夢ではない」
「手からこぼれるほどのオッパイになるのも夢ではない」
この二つを比べると明らかに後者の方がインパクトが強い。なぜならば後者は右脳に訴えている。いやでも画像が頭に浮かんでくる。
私も後者のマッサージに行きたい!笑

話をするときはできるだけ平易な言葉で、誰にも分かる言葉で伝えたい。
できれば小学校低学年の子供に説明しているつもりで話したい。
テレビのCMに難しい言葉はない。簡単な言葉だから誰の頭にもスッと頭に入る。
平易な言葉の極致は絵である。絵を見せられたら「あぁ」と大抵理解できる。
絵を伝えるように話すのである。
これは私が歌を歌う時にも朗読する時にも心がけていることである。

たとえ講演のために準備した原稿を忘れたとしても、画像として頭に収まっていれば何ら心配はない。
文字で縛られない方が返って魅力的な話ができる。





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