ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

沈まぬ太陽

2009-11-04 | 映画
話題の「長」大作、「沈まぬ太陽」を見てきました

1時半開始で、3時ころ休憩が入って、見終わったら5時でした
すごく長くて、すごく重くて、見ている方も、どっぷり疲れる映画でしたが、
本当に素晴らしい作品、意義のある作品だと思います

冒頭から、操縦不能になった飛行機のコックピットや客室内が再現されるので、
見ていて本当につらくて、体育館に並ぶ棺桶と、泣き崩れる遺族の姿を見ながら、
涙が止まらなかったです

そうやって、御巣鷹山事故を最初に見せた後で、
恩地たちの組合活動時代に遡っていって、そこから物語が本格的に動き出す、という構成でした。

印象的だったのは、アフリカの映像です。

つらい流刑のような日々の中で恩地が耐えられた理由の一つに、
アフリカの大地が救いになっていた、ということは、小説でも描かれています。

でも、映画の大スクリーンで、アフリカの大地と圧倒的な夕日が映し出されると、
そのことがすっと納得できました。

逆に、映画では、細かい逸話や説明は省かざるを得ないので、特に休憩後はちょっと難しかったです。
まあ、私が原作を「アフリカ篇」までしか読んでいない、というのが、最大の原因だとは思いますが

キャストは、とにかく豪華でした

渡辺謙さんの熱演は、もちろん素晴らしかったですし、
行天役の三浦友和さんも、ステレオタイプに陥らずに、行天をうまく演じていたと思います。

それから、香川照之さんが、地味に出演されていて、でも最後あっと驚かされて、泣かされます
松雪泰子さんは、本当に美しいっ 鈴木京香さんの奥さん役も、出すぎない演技でとてもはまっていました

そして、上川隆也さんもちょっとだけ出演。
山崎豊子作品には、欠かせない俳優さんですよねっ
もっと大きい役で出てほしかったけど…

とにかく大作なので、書きたいことはいっぱいですが、とりとめもないので、この位でやめておきます(笑)

早速昨日から、原作の御巣鷹山篇から再開しました。
つらいけど、読んでおかなくてはならない作品だなぁと思います。


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