新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

鳳凰・南方  平等院・奈良 平安時代

2012-07-11 05:59:27 | 旧仏像ワンダフル
平安期の仏像の理想形だと
藤原氏の擁護を受けて活躍した仏師、
定朝(じょうちょう)

その定朝が原型を作ったと想定される
金銅製の象徴的な鳳凰。

雲中供養菩薩を配して
かなりきらびやかだった阿弥陀堂の
棟飾りとして南北一対に作られました。

今、実際に屋根に飾られているのは模造で
鳳翔館のほうに納められているようです。

諸行無常の藤原家の栄華に一役買った
極楽浄土の再現を目指した平等院。

あんまりキラキラで庶民の感覚からは
離れていたかもしれないですね。

でも今こんな棟飾りがついていたら
おしゃれな家だと思っちゃいますね~