新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

木造如意輪観音坐像 吉祥寺・滋賀 鎌倉時代

2012-06-05 18:19:14 | 旧仏像ワンダフル
わずか像高6cmの仏像、
手乗り仏像と言えます。

リラックスの代名詞、如意輪観音。

小さくても緻密に造られていて
アンニュイな表情が秀逸ですね。

本尊吉祥天の胎内仏でしかも
台座後面の銘で正応四年(1291)
仏子定円の作である事など
素性がかなりはっきりしています。

本尊が真面目にお勤めをしている
その中で、カモメと朝寝の風情かな~~