昨日は花山天皇のゴシップ話しでしたが
花山天皇のことをもう少し。
花山天皇が引っかかるのは
まず、号がステキじゃないですか?
花山なんて。
でも、事績を知れば知るほど
なるほど〜な、の号でもあります。
花…花街とかの方の花だったのか?と
思いました。
で、花山天皇が
どう枕草子と関わるかというと…
枕草子、古典の教科書に載っている
有名古典のひとつですね。
作者の清少納言がお仕えする中宮定子の
宮中生活華やかなりし頃の回想などの随筆。
教養深く、風雅に長けた素晴らしい女性の定子様。
その定子様を中心にした宮廷生活での出来事や
感想などを綴ったものですが…。
高校の頃は受験の視点でしか
古典の勉強もしたことなくて、作品の内容も
作品の背景も登場人物の人間関係も
全く意識することはなかったです。
ひたすら目の前の問題を解くって感じで(笑)
だから、大学で初めて枕草子を読んだ
というか、作品として見た感じです。
それで、執筆の動機とか、時期とか
時代背景にも興味が湧いて…。
清少納言が枕草子を書いた頃は
定子の実家である中関白家は没落してしまい
定子様も、苦しい境遇で亡くなったんですけど
本文にはそういう暗いことは出てこないんですね。
で、その実家の中関白家没落の原因となった
事件に花山天皇(花山院)が関係していたんですよ。
それに気がついた時、
あの、花山天皇か!と思いました。
先に知っていたのは
高御座事件の方だったので(笑)
その事件の時は、花山天皇は出家退位して
花山院(花山法皇)となっていました。
そして
事件に関係していたというか…
まさに、当事者の1人です。
しかもまた、女性絡みです。
しかし、ゴシップというレベルではなく
長徳の変とか花山院奉射事件とか呼ばれる
政治的にも社会的にも大きな事件でした。
定子様のパパさんの道隆さんは亡くなっていました。
定子の兄弟の伊周さんが、自分の彼女のところに
花山院が通ってる!と勘違いして
兄弟の隆家と花山院を矢を射って
襲撃しちゃったんですねー。
伊周さん、嫉妬深いのか独占欲が強いのか?
相手が元天皇であっても、引かない決意!
まぁそれはほんとに相手のことを思っていたら
身分が高い人が出てきたら、引き下がる人より
いい感じがしますが、相談された隆家さんが
ちょっと腕に覚えあり、だったのが
不幸だったのかなぁ?
理由はどうあれ、院に矢を射かけては
ダメでしょ!
しかも理由だって、勘違いでしたからね。
花山院は当初この件については
黙秘して、館に籠っていたそうですが…
でも、人の口に戸は立てられられない、で
事件の話しが広がって、おおやけとなり
2人は処分されて、左遷されちゃって
定子も出家してしまうんですよ。
女性絡みの、勘違いな嫉妬がきっかけの
冗談のような事件ですが、
結果的に、中関白家はこの後摂関職に
就けるような家系ではなくなっちゃうし
定子も宮廷にはかなり居づらい状況で
暮らさなくてはならなくなって
天皇の嫡男を生んでも、その子は
天皇にはなれなかったし…。
中関白家にとっては、最悪の事件でした。
一方、花山院は出家の立場で、女性の元に
通っていた、ということはありますが…
怖い思いもしたし
事件には巻き込まれた立場です。
ですが…
中関白家の兄弟がそこまで熱くなったのは
相手が花山院だったからかなぁなんて思うのです。
花山院は「内劣りの外めでた」と言われた
天皇さんで、一般的な見方からしたら
優れた人物とは言い難かったのかもしれませんが
容姿、見た目は良かったらしいです。
それに女性好きだったようですし
女性にはかなり情熱的なタイプだったようです。
だから、花山院が通ってる!と勘違いした
伊周さんは、こりゃなんとかせねば〜!
と、花山院に対するイメージが
伊周さんを焦らせたのかもなぁと思ったり。
単に私の想像ですけど。
花山院、いろいろある逸話が
どんな人かな?
と想像を掻き立てる天皇さんです。
本人は、そんなつもりなく、自分の思ったことや
やりたいことをしただけかもしれませんが
生まれと立場に、性格が加わって
自身と、人の運命を大きく動かしたんだなぁと
思います。
花山天皇のことをもう少し。
花山天皇が引っかかるのは
まず、号がステキじゃないですか?
花山なんて。
でも、事績を知れば知るほど
なるほど〜な、の号でもあります。
花…花街とかの方の花だったのか?と
思いました。
で、花山天皇が
どう枕草子と関わるかというと…
枕草子、古典の教科書に載っている
有名古典のひとつですね。
作者の清少納言がお仕えする中宮定子の
宮中生活華やかなりし頃の回想などの随筆。
教養深く、風雅に長けた素晴らしい女性の定子様。
その定子様を中心にした宮廷生活での出来事や
感想などを綴ったものですが…。
高校の頃は受験の視点でしか
古典の勉強もしたことなくて、作品の内容も
作品の背景も登場人物の人間関係も
全く意識することはなかったです。
ひたすら目の前の問題を解くって感じで(笑)
だから、大学で初めて枕草子を読んだ
というか、作品として見た感じです。
それで、執筆の動機とか、時期とか
時代背景にも興味が湧いて…。
清少納言が枕草子を書いた頃は
定子の実家である中関白家は没落してしまい
定子様も、苦しい境遇で亡くなったんですけど
本文にはそういう暗いことは出てこないんですね。
で、その実家の中関白家没落の原因となった
事件に花山天皇(花山院)が関係していたんですよ。
それに気がついた時、
あの、花山天皇か!と思いました。
先に知っていたのは
高御座事件の方だったので(笑)
その事件の時は、花山天皇は出家退位して
花山院(花山法皇)となっていました。
そして
事件に関係していたというか…
まさに、当事者の1人です。
しかもまた、女性絡みです。
しかし、ゴシップというレベルではなく
長徳の変とか花山院奉射事件とか呼ばれる
政治的にも社会的にも大きな事件でした。
定子様のパパさんの道隆さんは亡くなっていました。
定子の兄弟の伊周さんが、自分の彼女のところに
花山院が通ってる!と勘違いして
兄弟の隆家と花山院を矢を射って
襲撃しちゃったんですねー。
伊周さん、嫉妬深いのか独占欲が強いのか?
相手が元天皇であっても、引かない決意!
まぁそれはほんとに相手のことを思っていたら
身分が高い人が出てきたら、引き下がる人より
いい感じがしますが、相談された隆家さんが
ちょっと腕に覚えあり、だったのが
不幸だったのかなぁ?
理由はどうあれ、院に矢を射かけては
ダメでしょ!
しかも理由だって、勘違いでしたからね。
花山院は当初この件については
黙秘して、館に籠っていたそうですが…
でも、人の口に戸は立てられられない、で
事件の話しが広がって、おおやけとなり
2人は処分されて、左遷されちゃって
定子も出家してしまうんですよ。
女性絡みの、勘違いな嫉妬がきっかけの
冗談のような事件ですが、
結果的に、中関白家はこの後摂関職に
就けるような家系ではなくなっちゃうし
定子も宮廷にはかなり居づらい状況で
暮らさなくてはならなくなって
天皇の嫡男を生んでも、その子は
天皇にはなれなかったし…。
中関白家にとっては、最悪の事件でした。
一方、花山院は出家の立場で、女性の元に
通っていた、ということはありますが…
怖い思いもしたし
事件には巻き込まれた立場です。
ですが…
中関白家の兄弟がそこまで熱くなったのは
相手が花山院だったからかなぁなんて思うのです。
花山院は「内劣りの外めでた」と言われた
天皇さんで、一般的な見方からしたら
優れた人物とは言い難かったのかもしれませんが
容姿、見た目は良かったらしいです。
それに女性好きだったようですし
女性にはかなり情熱的なタイプだったようです。
だから、花山院が通ってる!と勘違いした
伊周さんは、こりゃなんとかせねば〜!
と、花山院に対するイメージが
伊周さんを焦らせたのかもなぁと思ったり。
単に私の想像ですけど。
花山院、いろいろある逸話が
どんな人かな?
と想像を掻き立てる天皇さんです。
本人は、そんなつもりなく、自分の思ったことや
やりたいことをしただけかもしれませんが
生まれと立場に、性格が加わって
自身と、人の運命を大きく動かしたんだなぁと
思います。