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即位式に使われる高御座、1500のパーツに分解できるそうです。

2018年08月22日 | 奈良と、神社と、好きなものごと
来年の即位の礼の際に使われる
高御座と御帳台
今は京都御所の紫宸殿にありますが
分解して修理をして、東京に運んでくるそうです。

すごいですね!
新天皇が立つ「高御座」の分解作業を公開 京都御所

即位礼で昇る高御座、解体進む…1500の部品

この分解はどういう人がするのかな?
宮大工さん?と思ったけど、宮内庁の人のようです。
おそるべし宮内庁!皇室に関わることなら
なんでも賄えるんですね〜。

高御座の解体、秘密裏に平成の即位の礼では伝承なく

高御座は、移動のために解体できるように
作られているのだそうです。

でも、高御座クラスになると、解体の手順も
秘密なんですね。
記録などがなくても、なんとかできてしまう
技術力もすごいです。

それにしても
日本の建物は、解体して、移動させられることが
当たり前なんですかねー?

お稽古に行っている東慶寺のお茶室、寒雲亭は
もともと京都にあったものが
明治に東京の華族のおうちに移築されて
そのあと、鎌倉の材木座に移築されて
さらに東慶寺に移築されていまに至る、
何度も移築されてるんです。

それに、解体の時にきっと修復もできて
それで長持ちするんですねー。
高御座も、今回、修復されるようですし。


そういえば…
以前、京都御所の見学に行ったことがあります。
その時、御所の案内の人が紫宸殿に
置いてある高御座の説明を一通りして
平成の即位には、この高御座を東京まで
運んだけど、次の即位の礼の時は
京都のこの御所で即位式をしてほしい
というようなことを
話していたことを思い出します。
残念ながら、今回も東京で即位式ですね。


あと…高御座に関連の週刊誌ネタ的伝聞があります。
花山天皇という平安時代の天皇さん。
即位式のため、高御座で待機していたのですが
その時、
その場に控えていた美人の内侍が気に入って
なんと、高御座に引き入れて、
始めてしまったそうなんです!!
途中、声をかけられてもやめなかったとか。

ほんとかいな?と思いますが…。
大江匡房(おおえのまさふさ)の話しを書いたという
江談抄という書にある話しです。

大江匡房さんはすごい学者さんです。
匡房さんの功績に、江家次第という
朝廷の儀式、有職故実をまとめた書があります。
奈良時代以降は、専門外なので
授業でかじった程度ですが…。

奈良以降は、文献が本当にたくさんあって
調べ事には、いいような、悪いような…。
関係する文献や、先行研究の論文を
全部当たらないといけないと思うと
ほんと大変だ!と思います。
まぁ、それはともかく
江家次第は大作ですし、
匡房さんはとても博識な平安時代の学者さん。
その匡房さんの話しを聞き書きした、
というのが江談抄です。

花山天皇のお話は…枝葉がついて
そんなエロい話しになったのかもしれませんが
即位式の時に花山天皇が
周囲が度肝を抜くような女性がらみの事件が
あったのだろうなと推測します。
そういう話しに展開する
なんらかのタネになる事件が
あったのかなぁって。


真面目な学者さんかと思いきや
匡房さん、
こんな話しもする人だったのね〜と思います。

花山天皇と、そのパパさんの冷泉天皇
確か在位は2年くらいでとっても
短いですが逸話が印象深い天皇さんです。


現代に戻って、
来年の即位式のため分解された高御座の部品は
トラックで運ばれるそうです。


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