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野良猫が悪いのではないけれど

2009-08-04 00:53:36 | 猫たちの日々
「庭で野良猫に餌やりをしていたら、野良猫の親子が住み着いてしまったので、親猫の不妊手術と子猫の里親探しに協力していただけないかと思って、…」という電話で始まった今回の猫騒動。

母猫1匹と子猫4匹位なら何とかなるだろうと動物保護団体のメンバーと訪ねて行けば、猫は親子猫だけではなく、子猫の保護に出かける度に(4匹の子猫を一度に保護できなかったので何度か行くことになり)、その度に新たな猫の姿があって、「その茶トラは雄の野良猫です。その猫も去勢手術をお願いしたいんですが」と言われる始末。

動物保護団体に野良猫の不妊去勢手術費用の一部を10匹分までは助成金として負担して貰えることになったけれども、残りの費用を誰が負担するか、です。

自宅の庭で餌やりをしているわけだから、外飼いの猫のようなものだけど、その人は不妊去勢手術の費用は負担できないと言います。

それでも、不妊去勢手術をしなかったら猫は増え続けます。

増えて、近隣に猫の嫌いな人がいて、苦情を言い、猫を捕まえたり、虐待するようになれば、猫にとっては不幸なことになります。

不幸な猫を増やさないことが大事ですが、餌やりをする人の中には「かわいそうだから」と餌は与えるけれども、不妊去勢手術や猫が増え続けることには無頓着な人も多いのです。

手弁当で活動を続ける動物保護団体に「何とかして」と言っても、市全域の野良猫の不妊去勢手術をするような資金などどこもないでしょう。

そして、ここの行政には野良猫の不妊去勢手術の費用を助成する仕組みがないのです。

残りの費用を誰が負担すべきかについては「自宅の庭で餌やりをしている餌やりさんが負担するのが当然」と言い、「こちらに言われても」とみんな逃げてしまいます。

このような話はあちこちであるのかもしれませんが、困ったことです。



明日は、保護した子猫の治療と、今日不妊手術をして貰った野良猫の引き取りに動物病院に行きます。

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