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「天声人語」で紹介された映画『犬と猫と人間と』

2009-11-19 20:40:51 | 猫たちの日々
2009年11月15日(日)の朝日新聞、「天声人語」に、ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」のことが掲載されていました。

《・・・▼世は空前のペットブームだという。その陰で、年に30万匹という犬と猫が、生きることも許されずガス室に消えていく。東京で上映中のドキュメンタリー「犬と猫と人間と」を見ると、もろもろの場面が人間の身勝手を突いてくる▼ひとりの猫好きのおばあさんの思いを、監督の飯田基晴さんが受け止めて作った。「人も好きですけど、人間よりマシみたい、動物の方が」。いまは亡き彼女のつぶやきが、われら霊長類ヒト科の生き物にほろ苦い▼〈犬猫も鳥も樹も好き 人間はうかと好きとは言へず過ぎ来て〉は歌人斉藤史の一首。人間同士とは違う情の注ぎやすさがペット人気の側面にはあるのだろう。かりそめの情に終わらせないことは、人の道のイロハである。2009・11・15〉



今、我が家には6匹の猫がいます。みんな保護猫です。保護して、里親さんを探そうと思っている内に家族になってしまった猫たちです。

猫たちがコタツにいることが多くなった最近、飼い主もなく、お腹を空かせながら外で暮らすしかない猫たちのきびしい日々に思いがいきます。



犬と違って殺処分数が減らない猫の現状に、福岡市が10月から、京都市が来年度から、地域猫として、自治会や地域の有志で餌やりをする猫の不妊去勢手術を、費用を市が負担して実施するといいます。

動物行政の流れが緩やかに変わりつつある最近ですが、都道府県や市町村によって、大きな隔たりがあるのは残念なことです。



静岡県では浜松市中区田町の「シネマイーラ」で、来年1月9日(土)から29日(金)まで、『犬と猫と人間と』を上映します。

ポスターの掲示、チラシの設置、前売券の販売にご協力いただける方は「作者にメール」でご連絡ください。

友人たちやご家族と、この映画についてお話ください。

動物たちにやさしい社会は人にもやさしいはずというメッセージがみんなの心に届くといいですね。