行きは由布子(ゆうこ)さんで、帰りはおすぎさん。何って?水牛の名前です。西表島の観光でポピュラーなのは「仲間川クルーズ」とこの「水牛車にのって由布島(ゆぶじま)へ」のコースですが、あいよっこはどちらかというと水牛車に乗りたくて由布島に渡りました。一度竹富島で乗って、水牛さんの力強さとのんびりさに魅せられたのです。<o:p></o:p>
たった一頭でたくさんの人々を乗せ、しっかりとふんばりながら水中を一歩一歩進む姿に、「重くてごめんね」と自らの体重を責めつつも、つい身を委ねてリラックスしてしまうのです。
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写真:イケメンってやはりあるのでしょうか?何頭かの中で選んだ水牛が、ガイドブックでも登場していた「由次郎(ゆうじろう)くん」でした。
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現在活躍中の40頭あまりのほとんどが、偉大なるご先祖「大五郎」の血を引く一家で、台湾からの開拓団とともに来たということです。そのりっぱな角はレストランの一角に展示されています。でも近年よそ者が入ってきました。それが「おすぎ」と「ピー子」の2頭で、こちらはタイなどの東南アジア系ということです。どうしてそんな名前をつけたのかな?あるいは水牛にもそんな「性的指向」が?<o:p></o:p>
※「性的指向」は「好きになる相手の性。異性愛と同性愛に大別される」のですが、「嗜好」「志向」とは表現しないように、単なる自分の好みだけでは決まらないとされています。<o:p></o:p>
もちろん水牛にそんな指向はないでしょう。多分「タイ→ニューハーフショー→おすぎ」といった連想からかな、と想像をたくましくしたのでした。
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写真:前の車(おすぎさん)を追い越さんばかりの勢いで迫ってくる 由布子さん。やはり大五郎の血か?
ここの水牛たちは一目見てとても元気そう。往復1Kmたらずの道のりの浅瀬は、通行しやすいようにある程度平らに固めてあります。この1往復に必ず数回のおしっこと1回のウンチタイムがあるそうです。まっ、彼らにはちょっとしたご休憩なのでしょう。水牛とはいえプライベートタイム(ウンチ)には、それ用の板カバーをさっと出して、お客様たちの興味津々の視線をさえぎるのです。というより汚物をみせない配慮なのでしょうが・・・。
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さて島に上陸するとすぐの右手奥に「水牛の池」があり、たくさんの水牛たちが思い思いのオフを楽しんでいるようです。首まで水につかってうっとりと目を細め、口だけを一時も止まることなくもぐもぐもぐもぐ・・・。牛だから反芻してるんだなあ、と思いつつもどちらかというとカバに近いくらい、ほんとうに水の中が好きなんです。<o:p></o:p>
写真:水牛の池では、仕事の合間の充実したオフタイムを楽しむ
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突然遠くの空から「ゴロゴロゴロー!」と雷鳴が鳴り響きました。にわかに池の周辺もざわめいて、緊張感が漂ってきます。陸上の水牛たちはいっせいにその方向を見つめ、じーーっと様子を窺っています。池の中にいた水牛たちはのんびりながらも急いであがり、同じ態勢となりました。(写真)たった一度だけの音にこれほど反応するとは!あるいは雷の時には水中にいてはヤバイ、という認識があるのでしょうか?動物たちの生きていく知恵を垣間見た思いです。(でも実際には雷時の水中って危険なのでしょうか?誰か教えてください)<o:p></o:p>
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