あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

パンダから九寨溝と黄龍へ  ⑨

2017-09-06 18:23:21 | 九寨溝・黄龍・都江堰と成都

 

     上:300年の歴史がある四川省の伝統劇「川劇(せんげき)」

       有名な火を噴くパフォーマンス

 

  中国の河川が濁っているのは大量の生活排水や、有害物質なども含まれる工場排水なども原因のひとつでしょう。長江は源流であるチベット地域から、下流の南京地域まで約6300kmもある世界第3位の長さがあり、沿岸の人口数もはんぱね~! みんなが汚い生活用水などを川に流せば、川はいずれ死んでしまいますよね。

 

  中国の産業や経済は大きく発達しましたが、河川汚染、空気汚染が進み生態系が崩れ、環境が破壊してしまったら、人間も生きていけないよ。パンダを大切に思うことも必要ですが、同じくらい環境保全にも力を入れて欲しいです。

 

  そういえばもう10年以上前に北京を観光したとき、山の緑色が鮮やかすぎて変なのでガイドさんに聞くと「樹々がなくなったのでペンキで塗っている」と。うっそお!そんなことをするヒマがあったらもっと根本的な対策してよ~。

 

  さらに最近問題になっているのが「日本の土地やマンションを中国人など外国人が買い占めている」といった報道です。自分の国の川は汚れているし、水はまずい、きれいにするのは面倒だし時間もかかる、なので安直に日本の水源地などを購入しよう!ってこと? (単にそれだけではないとも聞きますが)

 

  中国に関してよく話題になる「中華思想」は「(漢民族の)天子が世界の中心であり、最高の価値を持つ」と周辺のレベルの低い民族たちと区別する考えかたです。でもね、やっていることを見るとフツーに「自分勝手なご都合主義」にしか見えないのです・・・。

                         

  

  女性ガイドさんの日本語はそれほど流暢ではないですが、とても素直で明るい性格と感じました。彼女によると「成都は大きく4地区に分かれ、東には工場が多くその勤め人が住み、西は政府や会社などの中心地区で、南にはお金持ちが多く住み、北に普通の庶民が住んでいる。そのためマンションの値段も地区によって大きく違っている」そうです。

 

  また結婚して幼稚園女児が1人いますが、「2歳~幼稚園までの公立保育所には、親の世代からその地区に住んでいる必要があり、そもそも入りにくい。一方私立だと5000元(約8万円)/月もかかり、それは給料と同額くらい」だとか。「小学校も同様の問題があり、とにかく給料に比べ教育費が高すぎる!」となげいていました。彼女がガイドの仕事をしているときは、夫が主夫しているそうです。

 

  成都ではオプショナルで「チベット民族舞踊ショー」と「変面で有名な川劇(せんげき)」(いずれも5000円足らず)を見て思いのほか楽しめました。正直特にチベット舞踊ショーは「年配の人々が地域の民謡を歌ったり、民族舞踊を踊ったりするのだろう」と思いましたが、舞台装置、照明、音楽は現代風で、、若い人たちのキレッキレダンスパフォーマンスにもびっくり!

 

  川劇の方は一瞬で顔のマスクが変わる「変面」を主とした四川省の伝統劇です。300年の歴史があり中国の「国宝」にも指定されています。この変面と火を噴くパフォーマンスの両方ができる人が少なく保護が必要なのです。

 

    筒から火が噴出そうとしているみたい

    マジックあり、ドラマあり、唄あり踊りありで楽しいです。

    写真OKなのが嬉しい。


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