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coconut moon

ぐうたら母のぼやき日記

頑張りましょう!

2005-02-22 12:11:12 | 学校
PTA総会が近づいてきた。
来年度からは、年に1回の総会にする予定なので、3月の総会としては最後になる予定だ。
兄貴としょむいっちゃんとigu-iguは、週末返上で、総会の資料づくりと、それに関連したPTAだよりの作成に追われていた。
みんなの勤勉さには、本当に頭が下がります。
子供を取り巻く環境が厳しくなっている昨今、一般のPTA会員も、認識を改めないといけないんじゃないかなあと思う。

てなことを思っていたら、今朝の新聞に、大田区の田園調布小学校で、PTAが独自に警備員を雇用することを決めたという記事があった。
淡々と事実しか書いていないけど、ここに至るまでにどんな話し合いがなされたのか、経緯を知りたいなあと思った。
新聞によると、児童数825人で、世帯数(家庭数)は約680だそうだが、アンケートに回答した9割の家庭が、費用を負担しても警備員を配置することに賛成したそうである。
各世帯が年間5000円を負担して、警備員配置の費用に充てるのだそうだ。
5000円×680世帯っちゅ~ことは、警備員を常駐(平日の午前7時45分から、午後4時45分まで)させるためにかかる費用は、340万円ってことですか。
いいとか悪いとかの前に、さすが田園調布だなあと変なところに感心した。
うちのほうでは、PTA会費すら、集まりが悪い。
こういうことでアンケートを採ったときに、果たして、どれだけの世帯が、費用を払っても警備員を常駐させた方がいいと答えるかというのも、不謹慎ながら興味がある。
かの田園調布小学校の校長は、
「教職員が不審者対応にあたることは変わりないが、不審者侵入のリスクを下げる一つの策として歓迎したい。」
と答えているが、本当にそれでいいの??って思うんだけどなあ。
こういうことは、本来なら、行政がきちんと対応すべきことなんじゃないかなあ。
それが、後手後手にまわるから、しびれを切らした保護者が立ち上がったと見るべきで、恥ずかしく思うのが普通じゃないかと思うんだけどなあ。


警備員を置くことの是非を問う声もあるが、警備員というかたちでなくても、出入り口を見張る人がいるという必要性は残念ながらあると思う。
池田小学校の事件があったときに、今の学校ではないが、やはりPTA役員をやっていて、内部で協議を重ねた結果、保護者には学校に出入りするときに、校章と名前を大書した首から提げる識別証のようなものを作成して、全世帯に配り、学校に来るときには必ず身につけてくださいとお願いし、保護者会などの折りにも、何回もアピールしたが、へそ曲がりはどこにでもいるもんで、絶対に身につけない親もいた。
彼女に言わせると、私のどこをどう見たら「不審者」になるのか、こんなものを身につけさせるのは、屈辱でしかないとのことだった(^^;
先生方の分も、名前入りで作ったのだが、当時の校長、伝説のM子ちゃんは、断固として身につけることを拒否した。
教頭先生は積極的に身につけてくださり、私たちの訴えにも耳を貸してくださったが、他の先生方は、身につける人とつけない人が半々くらいだった。
毎日つけてくださいとは言いません、保護者会等の、保護者がたくさん出入りするときだけでもお願いします、保護者の方だって、先生方の名前がわかったり、メリットも多々あります、と訴えたのだが、M子ちゃんのお答えは
「みっともないから嫌だわ~。」
識別証を配っても、それをチェックする人がいなかったので、保護者会の時だけでも、事務の方か、授業のない先生に、出入りをチェックしていただけないでしょうかとお願いしに、何回も学校に足を運んだのだが、M子ちゃんの答えは、
「私たちは皆、忙しいんですのよ。」
忙しいとか忙しくないとかの話でない。
校門を閉めて、出入りをチェックしてほしいとの要望には、
「おかあさまがたが、交代で立てばよろしいじゃないですか。」
その後、京都でも、学校を舞台にした事件が起こり、私たちの危機感は強まっていったのだが、M子ちゃんときたら、
「だって、池田小も、京都も関西じゃないですか。そんな遠くのお話で、こんなに騒ぐ必要はないでしょう。」
M子ちゃん、恐るべし!!!
M子ちゃんの伝説的な所行に関しては、また、別の機会にでも話したい(これを全部書いていたら、トンデモナイ長ブログになる!!!)


M子ちゃんが登場したおかげで、話が逸れてしまったけど、1校あたり340万円かかる警備員の配置を、全部の学校に・・というのは、財政面で問題があるのではという指摘があるかもしれないが、私が思うに、無駄な出費を抑えれば、何とかなる金額だと思う。
たとえば、最近、朝早くから仕事に行くようになって気がついたことなのだが、ターミナル駅の近辺に、自転車の不法駐輪を見張る人が、ひどいところは10mおきに立っているのである。
しかも、みんなお揃いの、スキーウェアの上着のような立派な格好をして・・・
確かに、駅周辺の自転車のマナーの悪さは認めるし、迷惑を被ってる人が大勢いることもわかるが、毎朝、あれだけの人数を駅前に立たせるならば、駅の間際に無料の駐輪場を作ってしまえば人件費も浮くのではないかと思う。
不法駐輪を取り締まる係りの人の一部を、学校の防犯カメラを監視する人にすればいいと思う。
校門のところに「監視小屋」のようなところを設けて、出入りする人をチェックするだけでも、抑止力になるんじゃないかなあ。
だって、警備員が常駐したところで、たとえば覚醒剤中毒者が包丁を振り回して押し入った場合、たった一人で取り押さえたりできるとは思えない。
闘え!警備員!!な~んてことまでも、誰もが期待してるとは思わないんだよね。
ただ、万が一、不審者の侵入があった場合、いち早く危険を中にいる教職員や子供たちに知らせ、警察に通報する・・そういった人を配置してほしいのよ。

私たちが考えていること以上のスピードで、学校の安全が蝕まれていってるような気がします。
でも、できる範囲の最大限の努力をしていくしかないよね。
みんなで頑張っていこうね

なんてこったい!

2005-02-15 00:00:34 | 学校
大阪の寝屋川市で起こった小学校での殺傷事件・・・
もう、言葉もないくらいの衝撃でした。
ちょっと前、佐賀のバスジャックがあった頃、「荒れる17歳」というのがキーワードになっていたよね。
17歳というのが、心身共に、いかに不安定かという象徴のような言葉や事件だったわけだけど、ここのところ一段落していたよね。
それがまた、ここへきて、17歳の犯行・・・
動機はまだ解明されていないけど、そこまで追いつめられるような何かがあるのだろうか。
ただ、何となくとか、大人からは理解できないような理由ではないのだろうか。

ここでまた、クローズアップされるだろうことは、学校は安全ではないということが再認識されたということだろう。
防犯カメラがつけられようが、さすまたが配備されようが、この時代、もう、学校は安全ではないというのは、悲しいけれど事実なのだろう。
池田小学校の事件があった大阪府でさえそうなのだから、それ以外の都道府県はもっと安全に対する認識が薄いのではないかと危惧する。
今回の事件は、卒業生の犯行ということで、今まで定義していた「不審者像」とは全く違うものであった。
不登校気味の子供であったということで、いじめや学校での何か過去の事件を引きずっていた可能性もあるということだが、学校で不当な扱いを受けた、もしくは現在進行形で受けている子供はゴマンといるはずで、そんな子たちがみんな、こういった事件を起こすわけではないけれど、可能性として捨てきれないところがまた、学校運営上難しい問題になってきそうだ。

この間の拡大役員会での話の流れで思ったことは、前にもちらっと書いたが、学校側は(少なくとも、うちの教頭は・・)子供の安全面については、犯罪被害よりも、災害を想定している感じだが、今の世の中の流れからすると、災害に遭う確率よりも、犯罪被害に遭う確率の方が高いような気がするのだが、あなたはどう思われるだろうか。
集団登下校の問題もだが、通学路についても見直した方がいいと私は思う。
実際問題、うちの子が通っている通学路は、所謂「裏道」で、交通事故に関しては、危ないと思われるところは幹線道路を横断する1カ所のみで、その場所には学童養護の方が立ってくださっている。
ただこれが、性犯罪とかに限定すると、加害者には非常に都合のいいような道路なのである。
細い道で、逃げ場がなく、会社の裏道なので、人家も少なく、人通りも少ないと、逆の意味でパーフェクトなのである(^^;
今は、私たちが子供だった時代のように、親は子供に対して、車に気をつけなさいよ!とだけ言えばいい時代ではないのである。
通学路は誰が決めているの?と、校外の委員長に聞いたのだが、彼女もよく把握していないようである。
ただ、彼女自身も、今の校外の活動には、通学路問題や集団登下校の問題も含めて疑問を持っていて、学校側にもはたらきかけているようであるが、それでも変えていけないのは何故なのであろうか。

これから先、治安はもっともっと悪くなるであろう。
子供たちはどうやって守っていけばいいのか、親も、学校も、地域も悩む時代がやってきたような気がする。

集団登下校について

2005-02-10 00:49:59 | 学校
子供たちが以前通っていた小学校では、4月の末くらいの金曜日に「集団下校」の訓練が行われ、明けた月曜日に「集団登校」の訓練が、校外部の主催で行われていた。
子供たちは、住んでいる場所によって、いくつかの班に分かれ、各班は「地区長」「班長」「副班長」を選び、「地区長」が集まって、校外部の部長、副部長(2名)、書記(2名)、会計(2名)を決めた。
各班には、集団登下校時の集散会ポイントが何カ所かあり、集団下校の訓練の時には、学校から校外部員と各班の担当の先生がポイントまで引率し、ポイントには保護者が待っていて、引き取り、集団登校の訓練の時には、ポイントに集合し、そこから校外部員と担当の先生が学校まで引率するのであった。
子供が小学校に入学したての頃は、よくわからず、そんなもんかと思って参加していた。

ところが、その年の5月か6月くらいに、近辺の小学校に、「子供を殺してやる。」という脅迫状が来たということで大騒ぎになった。
体育館に、全校児童の保護者が集められ、事件の経緯の説明があり、質疑応答の時間があった。
当時の校長先生は、いつもは頼りないオヤジキャラだったのだが、このときは、俄然頼りになる校長ぶりを発揮し、校長自身も、塾などで遅くに帰ってくる子供もいることだしと、夜の9時10時まで自転車で校区を走り回り、子供たちに声をかけ、遅くまで外にいる子供には早く帰るように諭した。
それと同時に校外部は集団登下校を開始し、それは夏休みが始まるまで続けられた。
やがて犯人は捕まったが、これは全国紙の新聞種になるほど、大きな事件だった。
そんなことがあったので、私自身はついこの間の拡大役員会の時まで、集団登下校というのは、何か事件があったとき、犯罪の被害に遭わないように行うものだと思いこんでいたが、拡大役員会に参加した教頭の話だと、地震などの自然災害に備えてのものだというのだ。
目から鱗というか、そ~だったのか!と、今更ながらに驚いたcoconutだったが、このご時世、災害時の備えもそうだが、防犯上の問題からも、集団登下校は考えた方がいいのではないかと私自身は思う。

今、下の子の通っている小学校は、やはり4月末に集団下校はあるが、集団登校はなく、子供たちの集散会場所も決まっていないようなので、校外委員さんとお手伝いの保護者が、子供たちを引き連れて、ただただ通学路を通って帰るだけのようである。
だもんだから、校外委員の内部からも、手間がかかるからやめようという意見が出ていると言うことで、本当に驚いてしまった。
こういう社会情勢だからこそ、集団登下校はきちんとしておいたほうがいいのではないかと私は思うのだ。
もちろん、基本は、自分の子供は自分で守るということにつきるから、何かあったときには、親が子供を学校まで送り迎えすればいいことだ。
だが、諸般の事情で、それが難しい親もいることは事実である。
危険な事態が長引けば長引くほど、親の負担も増えるので、集団登下校にすれば、何日かに一回の自分の当番日を頑張ればいいことになる。
何人もの子供を数人の保護者で守りきれるのかという意見も聞かれるが、それを言ってしまえば、例えば刃物を持った変質者に出会ってしまった場合には、親が自分の子供だけを送迎している場合だって、守りきれるとは限らない。
もう、そこまで言うのだったら、お籠もりするしかないではないか。

私は、何が何でも集団登下校を推奨する!と言ってるわけではない。
何か起きたときには、自分の子供は自分で責任を持って送り迎えするということで全校児童の親が納得し、徹底するならば、集団登下校自体を廃止するというのも、それはそれでPTAとしての一つの選択だと思う。
だが、残念ながら、うちの学校は、そこまで徹底してはいないようである。
去年の夏休みのこと、指名手配犯を警察が取り逃がしたことがあり、夏休みのプール教室中だった子供たちの安全を確保するために、校外委員とPTA役員が駆り出され、手分けしてプール教室に来ていた子供たちを、一人一人、玄関先まで送り届けたことがあった。
こんなときは、プール教室に来ている子供の家に電話をして、迎えに来させればいいのにと、私は思ったが、結局、順番に送り届けることになり、あとの方の順番で送られた子供の親の中には、遅くて心配したと文句を言った親もいたらしい。
苦労して送り届けて、感謝されるどころか苦情を言われて、踏んだり蹴ったりだった。
こういうときこそ、集団下校の体制がしっかりしていたら、ちゃんと機能していたのではないかと思う。
親に責任持たせて集団登下校をやめるか、それが無理ならば、ちゃんとした集団登下校のシステムを作るべきだと思う。
自分の子供の安全すらも人任せにして、しかも、文句は人一倍言うなんて、言語道断だよ!
悲しいことだけど、これから、治安は悪くなることはあっても、良くなることはないんだから。

結果が知りたいっ!

2005-01-19 00:07:13 | 学校
(「ハワイ旅行記」の続きを期待していた方がいらっしゃったら、最初に深くお詫び申しあげます。m(__)m )

1月18日、東京都では一斉に、中学2年生と小学校5年生の「学力検査」を行った。
同一の問題をやらせることによって、中学生と小学生の学力を診断するもので、各学校は、個人の成績(評価)には使わないという約束の元に行われたようである。
結果は、学習の指針の参考にするという、なんとも曖昧な話で、本当の狙いは公にはしなかったのである。
小学生はともかく、中学生には、順位をつけてもいいのではないかと思ったのは私だけでしょうか。

私たちが中学生の頃は、「業者テスト」と呼ばれる、所謂「アチーブメントテスト」が行われていて、自分の順位や偏差値が定期的にわかるようになっていた。
渦中の人間だった当時は、決して気持ちのいい物ではなかったが、自分の「位置」を知ることができ、目標も定めやすかった。
今は、子供たち自身、塾にでも行かない限りは自分の位置や、目標にできる学校を知ることもできず、うちのアホ上の子のように、自覚のないまま受験生になっていく子供たちもいると思う。
これは、ある意味、可哀想なことなのではないだろうか。
成績だけが人生じゃないということは重々承知しているつもりだが、はっきりとした目標を持って生きていかない限り、ある程度は、今の学歴偏重社会に流されて生きていかなきゃならない日本の子供たちなのだが、文部科学省の「きれいごと」のために、自分の位置すら見えぬままに、受験を迎えるのである。
受験自体は、不思議なことに、私たちの頃よりも苛烈を極めている。
少子化の現在、学校の方も生き残りを賭けて必死であるが、上位校志向はさらにヒートアップしているため、上位校の優位は揺るぎなく、入学するのはさらに「狭き門」になっているのだから、そこを突破するためには、塾に通うことが不可欠になってくる。
こんなことでいいのだろうか・・・と思うのだが、だからといって、うちの子は塾にも行かさないし、勉強なんてどうでもいいわとは、やはり言えないのである。
自分の進むべき道をしっかり持っていて、そのためには学歴なんて必要ないから高校へは行かないとか、どこの高校でもいいとかいう確固たる信念をうちの子が持っているわけでもない現在、本人には、
「何になるにしても、何をするにしても、基礎学力は必要なんだから、勉強できる環境のうちに勉強しておきなさい。」
と、言うしかない。
親の方だって悩んでいるのである・・・・

ニュースを見て、驚き呆れたのは、今日行われたテストの結果は公表しないらしい。
それは、テスト結果を見て、学校の順位をつけられるのを、現場の先生たちが恐れて、反対したためであると言っていたが、それが本当のことならば、なおさら呆れる話である。
いい学校なら人が集まり、良くなければ人が離れていく。
自明の理である。
私立学校なんぞは、そうして生き残っていくのである。
公立学校だって、人気のあるなしははっきりしていて、成績を公表したってしなくたって同じことであろう。
しつこいようだが、成績だけが学校の善し悪しの判断の基準ではないにしても、一材料になることは確かである。
それで、下位に位置づけられたら、それをバネにして頑張るくらいの気持ちがないから、公立離れが進むのだという自覚を持ってほしい。
子供たちには、頑張れとか、試練に立ち向かえとか言うんだから、自分たちだって、身をもって示してほしい。
子供には厳しく、自分に甘く・・は、おかしいっしょ?
もちろん、公立だって、いい先生、頑張っている先生はいらっしゃると思うし、そういう先生を何人も知ってはいるが、そうではない対極の先生も、大勢知っている。
どんなにひどい先生でも、新聞沙汰になるような何かを起こさない限り、安穏と生活している。
公立の先生だって、定期的に「適性検査」を受けるような制度を確立してほしいもんだ。

先生に限らず、「その社会の常識」しか知らないような職種の人には、一般社会の常識が通じないと思うときがある。
学校の先生の中には、頭を下げるということができない人もたくさんいる。
特に、小学校の先生は、いつも「子供の中の王様」でいるから、自分が誤ったことをしたときにも、素直に認められない人もたくさんいるのである。
「ごめんな。」と、一言言うことで、救われる子供がいることに思い至らないのである。
一度、社会に出た人を採用するとか、先生以外の職種も経験させるとか、もっと広い目をもてるような体制を文部科学省の方でも検討してほしい。
(これは、先生だけでなく、その他の特殊業務の人にも言えることなんだけどね。)
まあ、先生だけの問題でもなく、預けっぱなしで「親の責任」を果たさない保護者もいるから、先生サイドからは文句も出そうな話をしちゃったなあ((((((^^;

今のままじゃ、お金がないうちはいい学校にはいけないような感じじゃない?
学校自体、アメリカのように、入るのは比較的容易で、出るのが難しい制度にした方が、日本の将来のためにもいいんじゃないかと思うんだけどなあ。
まあ、それ以前に、我が家は「自覚のない問題児」を抱えているんだけどさあ(´ヘ`;)ハァ

学校給食を考える

2005-01-11 08:31:21 | 学校
カレンダー上、いつもよりも長かった冬休みもやっと終わり、子供たちは今日から学校に行きだした。
休みが長かった分、スケジュールも押しているのか、上の子の学校は今日から平常授業で給食もある。(勉強しろぉ~~!!)
文字通りの寝正月だったので、のんびり過ごせたが、長い休みには毎度のことではあるが、毎日の昼食を考えるのに本当に困った。
自分一人なら、前日の余り物だったり、インスタントラーメンだったり、冷蔵庫の中の余り物で済ませているが(時には、マダムたちの優雅なランチ♪な~んちゅ~のもあるが・・・笑)子供たちが一緒だと、さすがにそういうわけにもいかない。
給食はありがたいと、しみじみ思う今日この頃である。

学校給食というと、今、さかんに民営化論議がなされている。
転校前の学校でも、民間委託に関する説明会が行われたり、議論が盛んだったが、結局は、今現在も民間委託はなされていないし、下の子が今通っている学校も、独自給食のままである。
上の子が通う中学校は、子供が入学する前に民営化の話し合いがあったそうで、結局は行政の判断だと思うが、今年度(去年の4月)から、民間委託がなされている。
はっきり言って私は、民営化論議にあまり関心はなかった。
誰が作っても、大差ないのではないかと思っていたからであり、民営化論争というのは、結局は「お金の問題」だと思っていたからだ。
ところが、4月になって、民間委託だの何だの、全く知らないはずの子供の方が、こんなことを言い出した。
「かあちゃん、4月になってから、急に給食がまずくなったんだよね~。」
最初にその話を聞いたときには、今年度から民間委託になっているということ自体を忘れていたし、本人の体調が悪いか、本人の好みに合わないメニューか何かだったのではないかと思っていた。
だが、その後も毎回、マズイ、味がない等、文句がつきない。
私が作る食事で生き延びている我が子だから、元来、グルメであろうはずがない。
今まで、給食がマズイなんちゅ~ことを言ったこともないのに、どうしたことかと思い、同じ学校に通っている子の親数人に聞いたところ、全員がマズイと言っていると言うのである。
子供に聞くと、先生もマズイと言っていると言うのである(^^;
こと、ここへ来て、こりゃもしかしたら大ごとじゃないか?と感じだし、そういえば今年度から民間委託だったっけかなあと思い出した。
気になってもいたので、時折、今日の給食は?と聞くが、おいしかったという言葉は、ついぞ聞くことはなかった。

毎年、文化委員主催で、給食試食会があるのだが、どれだけマズイのか、自分の舌で味わおうと申し込んだ。
前年度も、文化委員さんと仲がよかった関係上申し込んだのだが、私たちの頃と違ってメニューも工夫が凝らされているし、給食はおいしいじゃない!しかも、栄養バランスもプロが考えてくれているし♪っていうのが感想だった。
今年度の給食試食会は、子供からマズイと聞かされてる人がたくさんいたのか、参加人数がいつもに比べて格段に多かった。
メニューは、キムチ炒飯とワンタンスープ、果物はプラムだった。
食べた感想は・・・・確かにマズイ(-_-メ)
味が薄いのである。
薄味なのではなくて、味が薄い。(わかるかな?この違い)
全く辛くない(というか、味がしない)キムチ炒飯に、ワンタン同士がくっついて団子状になり、しかもドロドロなワンタンスープ・・・・((((((((((^^;
隣にいた同じクラスのママと、
「一番おいしいのはプラムだね。」
と、究極の感想を述べあった。

その後、給食を作っている会社の専務だかなんだかいうお偉いさんが挨拶をしたのだが、子供の健康を考えて塩分を控えてあるとか、変に自信満々で、しかも、こんな大人数の給食を時間内に作るのがいかに大変か、予算が少ないのにやりくりしてる我が社はいかに素晴らしいかとか、見当違いの演説ぶちまくってくれたのである。
給食を「作る」側は変わったのだが、学校の「栄養士」さんは残留で、民間の「作り手」とメニューを考える「栄養士」の彼の間の意思疎通がうまくいっていないことを伺わせるような発言が、栄養士の彼の側からは発せられたのであった。
保護者側からも意見を述べる時間があったのだが、こういうときは普通、お世辞でも
「おいしい給食でした。」
とか何とか言うじゃない?でも、そんなんは一個もなくて、子供がマズイといっているとか、塩分以前の問題で味がしないとか、みなさん結構辛辣な意見を述べていた。
試食会後のアンケートにも、私自身、余白のないくらいびっしりと辛口コメントを載せてきたが、事態は変わっていないようである。
(というか、その後一時期、給食が異様に塩辛くなった時期があったらしい・・・爆)

後日、別件で、民間委託をしている小学校のPTA役員と話し合う機会があったのだが、その学校は、民間委託して3年目くらいのようなことを言っていたが、一度業者を変えているそうである。
確かに、1食250円前後で子供たちの食事を作ると言うことは大変なことなんだろうと思うが、たかが子供の飯じゃないかと見くびってる業者も中にはいるのではないだろうか。そういう業者とそうでない業者を見極めるのは、極めて難しいことなのかもしれない。
競争入札制にしても、こういうのは値段だけで決めてもらっては困る問題なので、試食をして検討するとか、細部にわたって検証して欲しいとは思うが、時間も労力もかかってしまうし、現実問題としては難しいのだろう。
そうなると、民間委託しないメリットのほうが大きい気がしてしまう。
去年の秋にあった、下の子の小学校の給食試食会で出された給食はおいしかったし、栄養士さんが本領発揮できる分、材料や出汁の取り方、配膳に至るまで、細かな配慮がなされており、感心する部分が多かった。
もちろん、こういった「当たり」の栄養士さんばっかじゃないだろうから、民間委託しない方がいいとも言い切れないところに、この問題の難しさがあるよねえ。
(ただ、味の問題もさることながら、給食費の未払いの家庭が少なからずあるという違う問題もあるから、業者だけを一概には責められない部分があるが、それはまた、違うときにでも話したい。)
今現在、委託業者を変えるという動きがない上の子の学校なので、可哀想にあの子は、卒業するまであのマズイ給食を食べなきゃならなくなりそうである。(ついでに、この春から進学する下の子も、その給食の洗礼をもれなく受けるのである!!・・・笑)

うまいマズイもあるけれど、子供が高校生になったら、毎日がお弁当づくり!って生活になるわけじゃない・・・
それを考えると、まずくても給食はありがたいと思う私は、情けない親である(反省)

で、どうしたいの?

2004-12-21 13:53:06 | 学校
子供たちの学力低下の話が、ここのところ話題になっている。
全世界レベルの学力試験での、日本の子供たちの成績が芳しくないという結果が、数種類の試験で明らかになったのである。
最初、そのニュースを聞いたときは、本当かいな??と思った。
だって、周りを見渡してみても、みんな子供たちを塾に行かせているし、教育にかける熱意や金銭的な負担は、半端なモノじゃない。
不肖coconutのうちも、子供が行っていた塾は月に4万弱かかっていて、それがかなり家計を圧迫し、来年、下の子が入った暁には、全員で日干しになるか、お茶碗を持って近隣の家をまわって「ご飯食べさせて~」とやらなきゃならんかと思っていた(笑)

だが、冷静に考えると、学校が週5日制になり、授業時間が大幅に減っていることは、考えるまでもないことで、学校で教わる量自体が減っているということが、学力低下に直結していることは、明白な事実であろう。
私たちが子供の頃は、土曜日も毎週学校があるのが当たり前であった。
それが、隔週で週休2日制になり、週5日制になった。
週5日制になったからといって、先生方の負担は減るどころか、親しい先生に聞いたら、学校でやれない分、家に持ち帰る仕事が増えて、返って大変になったという。
学校に行っていると、「子供会」やら「お楽しみ会」やら、勉強時間以外の時間が多く、運動会や学芸会、展覧会など、昔からある行事も含めると、本当にいつ勉強してるの?と疑いたくなるような公立学校のカリキュラムである。(実際、「江戸時代」を1時間で終わらせてしまったらしい<下の子の担任)
それに、私にとっては、さらにわからないのが「総合的な学習の時間」である。
お題目は立派であるが、実際問題、何をして、何が子供たちの役に立っているのか、親の立場としては見えにくい。
昔の子供たちは、夏休みには「夏休み帳」とか何とか名前の付いた、結構な量のある宿題が出され、休みの終わり間際になると、泣く思いで必死にそれをやった。
「来年こそは、夏休みのはじめには終わらせよう!終わらせて、楽しく夏休みを過ごそう!」
と心に誓うのだが、結局は、来年の夏休みも、同じことになってしまうという、魔物のようなものであったが、強制的にであっても、勉強をしなきゃならなかった。
この年になってみると、勉強できるときにはしておいたほうがいいし、将来、何になるにしても、基礎的な学力が身に付いていないと、職業選択の自由もままならない。
何かしら特技があって、勉強しなくても、自分はこっちの道で身を立てていくという強い意志があれば、それはそれで結構なことだが、そういう特技を持ち合わせている子は少ないと思うし、うちの子たちに限って言えば、身を立てられるような特技は持ち合わせていない(^^;
小中学校時代に将来を決められる子は数少ないと思うので、何をするにしても基礎学力がしっかりしていることは大事だし、自分自身の財産になると思うが、今の日本の公立学校の現状では、満足な基礎学力を養うということに関しては、疑問符がついてしまう。(で、また、親の私立学校志向が高まって、公立離れが加速する・・・脱線)

公立学校を週5日制にするという方針を、当時の文部省が打ち出したときのお題目は、「ゆとり教育」であった。
自分の時間を持ち、心にゆとりを持ち、家族の絆を深める。
だが、その話を聞いたときに、ほとんど全員が
「そ~~んなわけあるかいな!」
と、思ったに違いない(当然、coconutもそう思ったさ)
危機感を持った人や、周りを見て浮き足立った人は、金銭的に無理をしても塾に行かせ、結果、子供は「ゆとり」とはほど遠い、返って追い立てられる生活になる。
そうじゃない家もあるだろうし、行かせたくても金銭的にどうしようもない家もあるだろう。
そんなこんなで、子供の学力も二極化傾向を示してしまい、今回のような全体的な学力の平均を出した場合、日本の子供たちの学力は低下してきてしまったわけである。
こんなことは、私のようなアホで脳天気なかあちゃんにだって、ゆとり教育なる名目で授業時間を減らすと言われた時点でわかっていたことなのに、数字できちんと結果が出たことで、文科省のお役人さんたちが大慌てで、今更ながらに授業時間や教える内容を増やせという指示を出したと聞いて、呆れ返ってモノも言えない状態でござるよ。
1度、週5日制にしたものを、今更、土曜日も学校へ!とは言えないだろうし、だとしたら、いつを勉強する時間にあてるのよ??

こうやって、ポリシーもなく、その場その場の風向きで、指導要綱を変更されると、先生方もだが、一番困って被害を受けるのは子供たちなのだということを、お役人さんたちはもっとよく考えてほしい。
日本のおエライ方々、あんたたち、日本の子供たちを、この先どうしたいの??

先行きを憂うるの記

2004-12-10 14:12:52 | 学校
今週、上の子の学校は、3者面談ウィークなので午前授業なのだが、昨日は少し遅かった。
あまり学校でのことを話さない子なのだが、帰ってくるなりうんざりした顔で話し始めた。
同じクラスに、大柄の子がいるのだけど、その子の制服が取り替えられたそうだ。
体育が終わって着替えたら、きつくて入らないので気がついたそうだが、ご丁寧にポケットの中味も、バッチも付け替えてあったそうなので、間違えたとは考えられない状況だったそうなのである。
中学生は成長期であるので、自分の制服が小さくなった誰かが、故意に取り替えたのである。
当然、先生は、怒り、悲しみ、どうしてそういうことをするのか、自分さえよければいいのか、等々クラス全員に訴えたそうである。
ひどいことをすると、子供も怒り顔だった。

自分の制服が小さい、格好悪い、大きいのが欲しいと思っても、人の物に手を出すのは窃盗である。
やっていいことと悪いことの区別ができないとは、情けなく悲しいことである。
取られた人の嘆きや悲しみを理解できない人間なのである。
これはもう、いたずらとかいう次元の話ではなく、大げさでも何でもなく、犯罪である。
自分さえよければいい、という人が増えてるような気がするのは私だけであろうか?
それは、子供に限った話ではなく、若者や、分別があるはずのいい年の大人もである。
この先の日本は、どうなっていくのだろうと、時々暗澹たる気持ちになる。

上の子の中学校は、公立としては人気がある学校である。
近辺の学校は、1学年1~2クラスしかないところが多く、統廃合も含めて、存続の危機に陥ってる学校も多いが、上の子の通う中学は、1学年5クラスあり、未だに希望者が多いため、学区域を狭めたらどうかという安易な意見を教育委員会が打ち出しているほどである。
そんなことをしても、住民票を移して入ってくるだけだという気がするが、そのへんのことも行政はわからないのである。
でも、生徒数が多いと言うことは、それだけいろいろな子がいるということでもある。
公立故に、学区域の子供はすべて受け入れなければならないからだ。
そのためかどうか、上の子の学年は、入学前からごたごたが多く、最近も、窃盗事件があって、午後の授業をカットされて、体育館で緊急の全校集会が開かれた。
(これに関しては、学校には金銭を持っていってはいけないと言う決まりがあるので、持っていった方にも非があるという意見もあった)
そんなことがあった次の日は、学校中の非常ベルを鳴らして回ったヤツがいたらしく、その日の午後も緊急の全校集会になったそうで、子供は、「ろくな学校じゃない」と怒りもあらわに帰ってきた。
人気のあるといわれる学校でも、公立はこの程度のレベルなのである。
公立学校の荒廃を見るにつけ、親が無理してまで私立に行かせるのは、この辺の事情があるからなのかとも思う。

みんながやってるからいいやと思うか、自分だけは身を律していこうと思うかは、その子その子にかかっていると思う。
うちの子たちには、後者になってほしいが、どう育っているのか自信がないのは、我ながら情けない。

自我と自由と・・

2004-12-01 12:46:19 | 学校
今年も、残すところあと1ヶ月・・・早いもんだ。
ここへ来て、急に冷え込んできて、朝晩の寒さは厳しいものになってきたね。
体調がイマイチで、薬の副作用もあって、一日中眠い。
やらなきゃならないことが、公私ともにいろいろあるんだけど、気ばっか焦って、全然進まない。
お尻に火がついてから、最低限のことを、自分に鞭打ってやってるって感じ。
スパッ!と割り切って、寝るなら寝る!ってしたほうがいいのはわかってるんだけど、それも後ろめたい気がして、結局治りを遅くしてしまう。
う~~~~む・・・・自己嫌悪

昨日、中2の子のほうで、学年懇談会があった。
話題はいろいろあったけど、家庭によって考え方が違うのね~と改めて思いました。
学校の方から、遅刻が多い、服装の乱れがひどい(女子のスカート丈、男子は所謂「腰パン」)というような話から始まり、禁止されている自転車登校で、接触事故があったことなどが報告されていました。
体育大会や、学芸発表会など、イベントのあとの「打ち上げ」は禁止されていて、学校からも手紙が回ってきていたけど、かなりの人数の子が、打ち上げに参加していて、親も黙認していたらしい。
子供同士でファミレスに行ってるうちも多いらしく、夜の10時には追い出されるので、その後は、公園などにいくらしい。
TSUTAYAなど、遅くまであいているところも、たまり場になり、他校の生徒とトラブったり、お知り合いになったりするらしい(^^;
うちも、習い事などで、遅くに帰ってくることはあるが、子供だけで晩ご飯の外食などは許していないし、夜中に公園に行くなんてことは、考えたこともなかったが、そのくらいならと黙認している家庭が、結構あったのには心底驚いた。
反面、不審者、変質者の出没があるという報告を受けて、そういう人物から子供を守る態勢ができていないのではなどという、突拍子もないことを言い出す親もいた。
「夜中に外出する」自分ちの子は悪いことをしていないと信じてるのだろうけど、行動は束縛しないで、安全だけ先生や警察や地域の人に守ってもらおうというのは、本末転倒なんじゃないかい?
確かに、反抗期、自我の芽生える時期、接し方が難しいとは、私自身、日々感じているけれど、門限や家庭のルールを話し合ってみたほうがいいんじゃないかな。
自分の子は自分で守る・・・結局は、そこに行き着くと思ったよ。