熊本市在住『コーチトトロ』のコーチング&カウンセリング気づき日記

熊本市でコーチングやカウンセリングをしながら、幸せとは何かを追及しているコーチトトロが、日々感じたことをアップします♪

石川尚子コーチの『機能するコーチングとは』を体感しました♪

2007-08-29 00:11:35 | コーチング
2007年8月29日(水)     心は

昨日書いたように、25日(土)の夜は札幌の石川尚子コーチの『機能するコーチングとは』でした。

最初に自己紹介を兼ねて、コーチングを始めたきっかけやその後の岸コーチとの出会い、出版、それから地方で一つの仕事を受けると、そこと全く関係のないところから偶然のように仕事が入るというような話をされました。

その後、近くの人とペアを組んでコーチングをしました。時間は2分ほどで短かったのですが、テーマは全員共通で『やろう、やろうと思っていてやっていないこと』です。このテーマで2回コーチングを行いました。最初は、コーチ役が「①このクライアントの課題は何か?どこに問題があるのか?」を考えて聴くというものです。次に、コーチ役が「②この人は明日はこれをやる人だ、この強みを使ってやる人だ」と思いながら聴くというものでした。基本的に質問の内容などは変えません。同じことを2回やります。ここで違うのはコーチがクライアントをどう思っているかだけです。

①も②も石川コーチが説明されたし前のホワイトボードに書いてあるので、クライアント役の人はコーチ役の人が自分をどう考えているかわかっています。すなわち、もしこういう説明がなかったとすれば、コーチの体全体から①の思いや②の思いがクライアントにしっかり伝わっていることと同じ状況です。終わった後に二つやってみてどうだったかをシェアしたのですが、明らかにコーチがクライアントを信じている②の方が、クライアントはやる気で話すし前向きな考え方になることがわかりました。

その後、うまくいかなかった例として、高校生のカウンセリングで10分間一言も話さないで帰っていった生徒がいた話をしてくれました。その時は、その生徒を信じることより「前任の人にはある程度話したこの子が、私に一言も話さなかったら報告書にはなんと書こう」とそれがとても気になっていたそうです。生徒を信じるより自分のことを考えていたのです。

すなわち、クライアントを信じていれば、クライアントが自然にやる気になり前向きになるということですし、信じていなければ高校生のようにうまくいきません。

また、石川コーチ自身もコーチから信じられ励まされることにより、大きく進むことが出来たそうです。以前はあまり自信がなかったそうですが、自分のコーチから「あなたはこんなもので終わる人じゃないんだよ。もっと大きくなる人だよ」と、人が見たら叱られているように見えるくらいの言い方でいつも言われていたそうです。そうすると自分は結果が出せるコーチなんだと考えられるようになったと言われました。また、自分が信じる道を自信を持って歩むことが大事だとも言われます。自分が考える進むべき方向や現在の立ち位置などです。ここにゆるぎない自分を持って前進すれば、結果は自然とついてくると言われました。

クライアントと話していると、どの人もいいところがたくさんあります。私も30年間の会社勤めの間に、減点主義や悪い点だけを見る、昨日の岸コーチの話の「答えは簡単なものを一つ」などの考え方が身に染み付いていました。この1年間のコーチングの勉強で、いいところを見ることや、枠をはずす、ありのままでいいなど少しずつ柔軟な考え方が出来るようになりました。クライアントのいいところを見て信じることも出来るようになりつつあります。これからも、スキルはスキルで勉強しながら、いつでもクライアントを信じることが出来るように、もっとちゃんとした自分を確立しようと思いました。


今日も読んでいただいて有難うございます。