熊本市在住『コーチトトロ』のコーチング&カウンセリング気づき日記

熊本市でコーチングやカウンセリングをしながら、幸せとは何かを追及しているコーチトトロが、日々感じたことをアップします♪

書くことで新たな気づきがあります♪

2008-01-29 00:00:37 | コーチング
2008年1月29日(火)     心は


昨夜はCTPで「アセスメントをどのようにコーチングに活かすか」について勉強しました。私自身もクライアントの方にアセスメントを使うんですが、だいたいセッションの冒頭でやってもらいます。それは、クライアントの方が自分を知ることと、私がその方を知ることの二つを目的として使っています。

私が使ってみて、相手の方を理解しやすいなと思うのが「ライフバランス」のアセスメントです。「ライフバランスのアセスメント」とは、自分の今の基礎的な状況のバランスがどうかを見るものです。これをすることによって自分を知ることが出来ます。今回のCTPでも「ライフバランス」が出てきましたが、今回は「身の回りの環境」「経済・仕事」「健康」「人間関係」の4つに分けてあります。「ライフバランス」のアセスメントにもいろんな種類があり、同じコーチ21でも違うものもあります。今回は4つに分かれているのですが、これくらいの少ない分け方もわかり易いなと思いました。中には6つや8つに細分化したものもありますが、基本的には同じようなものです。チェックを点数化している場合が多く、例えば100点満点の何点という具合に出ます。

アセスメントに対する考え方がクライアントさんによって違いますので、点数が極端に低い人や満点に近い人もいます。、単に何点だったかよりも、どんな考えでそこにチェックを入れたかなどもあわせて聞きます。例えば『身の回りは整理されている』という項目を考える時、たとえ同じような状況にある人でも、自分の捉えかた次第で「出来ている」と思う人と「出来ていない」と思う人がいます。点数が高い方がいいとか低いとダメということはありません。もし低くても『それが気になるかどうか』です。気になって直そうと思えばそれでもいいし、低くても気にならなければそのままでかまいません。あくまでもクライアントさんがどう捉えるかです。コーチがそれについて「改善しなさい」ということではありません。

これは4つのタイプにも表れるようで、これまでの経験ですが、プロモーターやコントローラーの人は点数が高い傾向にありサポーターの人は低い傾向にあるようです。アナライザーはどうなんでしょう?『何が正しいか?』を大事にするので、点数が高い低いよりも「この設問はどういう意味だ?」と考えてしまうのではないでしょうか(笑)。私もアナライザーですが、コントローラーも同じくらい入っていますので結構点数は高いです(笑)。

プロモーターの人は概して自分に自信を持っていますし、それを外に出すことによって自分のモチベーションを高めています。コントローラーの人も自分に自信をもち、その自信で人をコントロールしようと考えています。ですからアセスメントをすると高いんだろうと思います。一方、サポーターの人は概して自分を卑下する人が多く、仕事ができるのに「私は仕事が出来ない」と思っている人がいます。コーチングを学んでいる人は、自分を知っているのでそうでもないのですが、コーチングを知らない人にそういう人を見受けます。

以前のクライアントにそんな人がいました。その方は、コミュニケーションの点数が低く気になるということでそこに焦点を当ててコーチングを行いました。彼女は仕事をもっとお客様のためにしたいと考えて上司にいろいろ提案をするような人でした。また、サポーターゆえに自分がたくさんの仕事をやっているにもかかわらず、上司から別の仕事を言われると断れず、他人が断った仕事も受けていて、結果的に残業が増え「君は仕事が遅い」と叱られたそうです。

「あなたがやっている仕事の質と量は、同僚や同じ仕事をしている人と比べて劣っていると思いますか?」というようなことを質問しました。すると最初は「私は仕事が遅いです」「能力は低いと思います」などと答えていましたが、質問を変えながら何度も聞いていくと、最終的に「回りと比べるとそんなことはない。同じくらいの能力や仕事のスピードがある」と気づいてくれました。誰でも上司から叱られたりすると、「私は仕事が出来ない。人より劣っている」と考えがちですが、サポーターの人はその度合いが大きいようです。ですから、「ライフバランス」のアセスメントは、サポーターの人に「あなたは出来る人なんです」とわかってもらうことが出来るいいものだと思います。その時はセッションを始めた時の彼女のエネルギーが職場で3、自宅で5くらいだったのが、終わった時は7~8になり声がとても明るくなったことを思い出しました。

クラスの中で発言した時は「私はクライアントに自分を知ってもらう、また私もクライアントを知るために使っており、ここから目標を探すなどということはしていませんでした」と言いましたが、これを書いているうちに『そういえば、以前そんな使い方もしたな』と思い出しました。セッションを始めた時は普通の声だったのが、最後になると明るく高いトーンになる、そんなコーチングが大好きなトトロでした♪


今日も読んで頂いて有難うございます♪

3月に【IC倶楽部】菅スペシャル勉強会開催決定♪

2008-01-28 00:29:16 | コーチング
2008年1月28日(月)     心は    写真は昨年11月のコーチ・フォーラム2007の帰りに撮影した熊本交通センター前です。


昨夜は【インターナショナルコーチング倶楽部】勉強会を行いました。参加者は前回と同じ大嶋さんと菅さんです。『スカイプ会議』を立ち上げて驚いたのが、『スカイプ会議』に「本人と24名参加可能」と書いてあるではありませんか!勉強会終了後、スカイプのHPで確認したら、依然として「10名まで参加可能」と書いてあります。ということは、ごく最近増えたのかもしれません。これでまた使いやすくなりました♪

勉強会では最初の30分ほど「5分間コーチングでどこまでやるか」や「5分間コーチングの効果」などについて話しました。私もコーチングの勉強を始めた頃は「5分で何ができる?あまり役にたたないな」と思ってやっていました。ところが、いろんな人と知り合ううちに「5分間でもクライアントの行動を引き出せる」と言う方がいて凄いなと思いました。その影響で、しばらく私も「5分間で行動まで具体化する」セッションをしていたことがあり、それはそれで結構うまくいきました。また、「たとえ途中で終わっても、クライアントは考え続ける」らしいこともわかり、5分間でも機能することを知りました。そんな話を3人で行い、次に私が大嶋さんからコーチングをしてもらいました。

テーマは「質問集を作ろうと質問を集めているが、どう整理するか」です。自分の質問力のなさから、たくさん質問を集めて参考にしようと思い、500個近く質問を集めました。現在も継続中です。いろんなところにある質問をエクセルに書いています。かなりの量になったのでここらで使えるようにしようと思っています。で、どんな風に整理しようかということでセッションをしてもらいました。

実は昨日の昼間、整理をしようとやってみたのですが、やたらと時間がかかりほとんど進みませんでした。そこでどうすれば一番効率的に分けれるかと考えました。15分間のセッションの結果、次のようにすることにしました。①質問をグロウモデルの4つにドラッグドロップして分ける ②それぞれに分けた質問をグルーピングする ③もしかしたらほとんど同じ質問があるかもしれないのでまとめる ④似たような質問も一つにまとめる

とりあえずは以上を行ってみることにしました。だいたい同じ数で4つに分かれたとして、それぞれ100個以上もあります。同じようなものを整理したとしても、かなりな数になるでしょう。まずはそれを眺めてみるつもりです。また、クライアントとのセッション前に眺めてみるとか。本当は「クライアントの元気が出る質問」とか「クライアントが行き詰った時の質問」などの分類しようと考えていたのですが、まずはグロウモデルで分けて、それから先はまた考えてみます。

大嶋さんのコーチングは実に丁寧でした。基本である「目標の確認」や「このセッションであなたは私に何を求めるのか」や、その質問に対して、私が質問や提案をして下さいと言ったことを受けて提案をしてくれたりと、クライアントが主役であることを再認識させてもらったコーチングでした。また、プロモーターとおっしゃいましたが、明るくて笑いがあり、はっきりした話し方でとても話しやすかったです。「自分はクライアントと何でも言える関係を最初に作ろうと思うし、自分も素直に何でも言っている」と言われました。セッションをしながら「なんか変だな?」とか、ちょっと行き詰ることもたまにあるのですが、そんなときも素直にそれを言うそうです。菅さんもオブザーバーとしてのフィードバックで、「すばらしいコーチングでした。見習いたいです」と言われました。

その後、「クライアントと何でも言える関係を作る」ために何をしているかを大嶋さんに聞いてみると、次のように言われました。
● 話したいことを話して、話したくないことは話す必要がないことを前もって言う
● 何か違うなと感じた時は、私に言って下さいと最初に言う
● 自分もやっていて「なんか違うな」と感じたら、素直にそのことを聞くので、教えて欲しいと言う。例えば「そこをもっと掘り下げますか?それとも他の質問をしますか?」など。

最後に菅さんの次の話で盛り上がりました♪
「私は『ファイナンシャルプランナーがコーチングをどう活かすか』というセミナーをしたいと思っていました。先日ファイナンシャルプランナーの勉強会で、講師に『私はコーチングを勉強しています』と言い名刺を渡しました。そしたら今日その講師から『菅さん、今度の勉強会で話をして下さい。神のお告げがありました』とメールが来ました。やりたいと思っていたらもう実現しそうです」
菅さんは実に嬉しそうに話されました。私たちは「凄い♪」「引き寄せたんですね♪」と一緒に喜びました。

そこで、大嶋さんが提案をされました。「菅さん、一つ提案していいですか?そのセミナーをする前に、この勉強会で私たちに模擬セミナーをやっていただけませんか?」と。セミナーは1時間半で、この勉強会も1時間半です。そこで、実施することに決定しました。実施要領は次の通りです。

【インターナショナルコーチング倶楽部】菅スペシャル勉強会の実施について
● 日時 3月9日(日) 21時~23時
(21時~22時半がセミナーでその後30分がフィードバック)
● 場所 パソコン無料電話『スカイプ会議』(25名まで参加可能)
● 講師 菅 朱弥 (ファイナンシャルプランナー&コーチ)
● テーマ(仮)「ファイナンシャルプランナーとしてコーチングをどう活かすか」(トトロが勝手に書いています。変更になる可能性大)
● ワークを入れるかもしれません。その時は、2~3人に分かれて頂いて、それぞれのグループでスカイプ会議をしていただきます。時間を決めて再び集合してセミナーを続けます。
● ファイナンシャルプランナーでなくても勉強になります。是非ご参加下さい。

最近、私はプロモーターになったのではないかと思うほど、「楽しいことをやろう♪」と思ってどんどんやっています。ただ、どうも九州では一人で走っているような気がします(笑)。前にも後ろにも誰もいない・・・。でもこれは、自分が好きでやっているだけなので、人に何かを求めてはいけません。その人が参加したいと思ったときに参加してくれればいいのです。「参加したい人が、参加したいときに自由に参加する」、これが【インターナショナルコーチング倶楽部】のモットーであり私のモットーです。100歳まで、まだまだ時間はたっぷりあります。楽しいことをまだまだ出来そうなので嬉しいです♪ 最近はジムでの全身運動ではなくパソコンで指の運動ばかりしています。こういう文章を書いたり、タイピングソフトでブラインドタッチの練習のために指を10本使っているので、ボケ防止にはなると思います(笑)。因みに「何にも考えずに済むシューティングゲーム」もやっています。


今日も読んで頂いて有難うございます♪

ICFマスターコーチ(資格最上位)の福岡セミナーのお知らせ♪

2008-01-27 13:18:30 | コーチング
2008年1月27日(日)     心は


日本コーチ協会福岡支部のスペシャル勉強会のお知らせです。2月の16日(土)と17日(日)に2日間かけてスペシャル勉強会が開催されます。講師は国際コーチ連盟(ICF)のマスターコーチである近藤真樹さんです。ネットで調べたところ、2007年4月現在でICFマスターコーチ(最上位資格)を持つ日本人は25名で、その下のプロフェッショナルコーチは37名だそうです。少しずつ増えていますが、まだまだ少ないですね。この資格をとるのは難しいみたいです。福岡支部の最上輝未子さんもプロフェッショナルコーチです。すごいですね♪

そんな近藤さんが、2日間かけて『パーソナルファウンデーション』の講座を行います。『パーソナルファウンデーション』とは「人生の土台となる、一人一人の基礎・基盤」のことです。まず、自分の基盤をきちんと整える事で、より人生を生きやすく、また目標に向かって進んでいけるようにします。易しい例で言えば、健康を害している人や、夫婦間のコミュニケーションに悩んでいる人は、目標に向かう前にそれらが気になって目標に向かうどころではありません。『パーソナルファウンデーション』には、今の例のような浅いものから、とても深いものまで幅広くあります。今回はそんないろんな自分の基盤を整えるために、自分自身の気づきを深めるワークを行います。

近藤さんは以前から『パーソナルファウンデーション』を研究しておられ、何度もセミナーを開いておられます。このセミナーを大勢でやるのは難しいという考え方で、いつも30名限定で行われています。今回も先着順の30名限定です。私も東京であった4回シリーズの内の1回を受講したことがあります。申込期間の半ばで満席となりました。そのときのテーマは「境界線」と「基準」です。このセミナーの様子は昨年10月15日付の東京支部の勉強会に参加しました(2-1)♪と10月18日付東京支部の勉強会に参加しました(2-2)♪の2回に分けて書いています。

今回は1日目が「ニーズ」、2日目が「価値」を取り扱います。自分の「ニーズ」や「価値」を知ろうというものです。私が東京で受けた感想は「やや難しい」です。ただ、受講するとこれまでの「ニーズ」や「価値」に関する自分の理解がより深まるのは間違いありません。私も出席しますが楽しみにしています。お近くの方で興味がある方はお申し込み下さい。福岡支部のホームページに昨日アップされました。

福岡支部ではメールマガジンを出して勉強会をお知らせしています。今回もそれを見た方から既に10名以上の申し込みがあったようです。30名限定ですので申し込まれる方は早い方がいいかもしれません。いつもは少しオーバーしても会場に入る限りは大丈夫なんですが、今回は講師の希望による30名限定ですので満席になればキャンセル待ちしかありません。セミナーの詳細や参加のお申し込みは福岡支部のホームページをご覧下さい。


今日も読んで頂いて有難うございます♪

「フルスイング」2話を見ました♪

2008-01-26 22:14:40 | コーチング
2008年1月26日(土)     心は

今、「フルスイング」第2話を見終わりました。やはり涙してしまいました。今日は最後に次の言葉が出て終わりました。『「才能」とは逃げ出さないこと』。

この言葉は人によっていろんな解釈があるでしょう。私は次のように解釈しました。『人にはいろんなことが起きるが、あまりにきつい出来事だと逃げ出したくなるかもしれない。でも逃げたら一生後悔する。逃げないことも才能の一つである』

会社員の時、お客様相談室で本部にかかってきた電話に出たり、訪ねてきた人に会っていました。それをやりながら一つ決心したことがありました。それは「その場しのぎで逃げないこと」です。厳しいことを言われるとついついその場しのぎで逃げたくなるのですが、それをやるといつか2倍になって返ってくると思いました。ですから、どんなに苦しくても決してその場をごまかさないように心がけました。

ある晩、苦情の電話がかかってきて1時間以上ほとんど怒鳴られていました。かなり遅い時間になりましたので、周りの者が「電話を切れ」と手で合図しますが、相手を納得させないと切ってもまたかかってきます。先方から電話を切られるのは仕方がありませんが、こちらから切るのは解決した場合だと思っていました。最終的に相手に納得してもらって電話を切りました。その人からはそれから二度と電話はかかってきませんでした。あの時一時しのぎで適当なことを言って電話を切っていたら、またかかってくるし、「あれはどうなったか?」と言われ、ますます複雑になります。

大きな山を越えるのが嫌で裾野を回っていくと、行き着く先は同じです。結局同じことにぶつかりますし、時間が経っている分複雑になる可能性があります。基本的にぶつかった山は超えるようにしています。鉄は熱い内に打てです。もちろん、ケースバイケースで回った方がいいこともあるかもしれません。

今日番組を見て、いろんなことがあってもこれまで通り逃げないで進もうと思いました。
 

今日も読んで頂いて有難うございます♪

「フルスイング」を見ました♪

2008-01-24 00:22:24 | コーチング
2008年1月24日(木)     心は


今コーチの間で密かに話題になっているNHKのドラマ「フルスイング」を見ました。
見られましたか?いくつかのブログで「見た」と書いてありますし、日本コーチ協会東京支部のメーリングリストで「私も見ました」という投稿がたくさんあります。私も福岡支部、熊本支部、【インターナショナルコーチング倶楽部】のメーリングリストで紹介しました♪

見られた方はご存知のことですが、このドラマは土曜日の21時から1時間、1月19日から毎週6回シリーズで放映されるものです。1回目は終わりましたが、今度の土曜日が2回目です。私は1回目を見ただけで、主人公の高畠先生の考え方のすばらしさに引き込まれ、また何度も涙してしまいました。

もう放映が終わっているので少しだけ書きますが、感動したのは、どの先生や生徒に対しても一言も話さなかった生徒が高畠先生に話すシーンです。また、高畠先生のノートに書かれていた「大きな耳 小さな口 優しい目」や「コーチ時代、コーチの仕事は教えないこと。それが私の信念だった」という言葉です。まさに私が目指すコーチだと思いました。

この番組のホームページがあります。次をクリックすると見ることが出来ます。
   「フルスイング」

この高畠先生は熱血漢ですが、見ていて私はとてもこんなふうには出来ないなと思いました。しかし、やり方は違っても生徒を本気で信じることは出来ると思います。昨日のブログで書きましたが、もしかすると私も講義をすることになるかもしれません。私がやりたかったのはまさにこんなことでした。このドラマを見て本当に良かったと思っています。次の土曜日からも欠かさず見ます。見れないときは録画します♪
 

今日も読んで頂いて有難うございます♪

幸せ分岐点♪

2008-01-23 01:34:46 | コーチング
2008年1月23日(水)     心は


昨夜は愛知県のTコーチからコーチングしてもらいました。実は、今度ある教育機関で資格試験の授業を担当するかもしれません。そんな提案を頂いており、まだ正式決定ではありませんが、やるとすれば1回70分の週2回、6ヶ月間48コマです。

そこで、そのことについてコーチングをしてもらいました。テーマは「受講生にやる気を出してやってもらうには何をするか」です。この話があったとき、私自身が資格試験の勉強は面白くないと思っていましたので、それをどうすれば少しでもやる気になってもらえるだろうかと思いました。もちろん授業ですのできちんとやるのですが、多分最初に何かやればやる気になってくれるのではないかと思いました。その何かが描けていませんでした。

ここからはTコーチから聞かれたことと私が答えたことを書いていきます。(実はさっきセッションが終わったのですが、Tコーチからメールが来ていました。何だろうと思って見たら詳細なセッションのログでした。Tコーチには頭が下がります。ですから、セッションの様子を詳細に書いてみます。

「このテーマを選んだ理由は何ですか?」
● 資格試験の勉強は面白くない
● 普通にやったら退屈
● 目的をはっきりしてもらう方がいいのだろうか
● 最初からやる気のある人がどれだけいるのか
● 序盤に『受けたい』という気持ちになって欲しい

「受講生に他にどんな変化を求めますか?」
● 途中からでもやる気が出た
● やる気の持続
● みんな合格して欲しいと思う気持ち

「トトロさんが得たいもの」
● 私の授業を受けてよかったと受講生の方に思ってもらう
● 落ちたにしても、何人かでも私にやってもらってよかったと言ってもらう

「今までにそう言われたのはどういう時?」
● 銀行で新入行員に簿記を教えた。私自身が簿記はわかっていないので、一緒に勉強しようという気持ちでやった。それが良かったようだ。
● 中小企業診断士2次受験講座を、自分が合格した翌年やった。受講生はみんな合格した。
● 銀行で若い時、財務を新入行員から支店長まで教えていた
● 支店長時代は支店の行員に土曜日の休日に財務を教えたり、近くの支店の行員も集めて月に1回仕事が終わった夜に、教えていたことがある。若い人に教えるのは自分たちの役割であると思っていた。

「今までの成功体験で答えがありそうだが・・・」
● 簿記;自分も簿記は知らないということを受講する行員に言い、一緒に学ぶ気持ちでやった。(財務分析は出来ますが簿記は学んだことはありませんでした。実際の帳簿のつけ方よりも、決算書の中身を見る方を学びました)
● 診断士講座;受講生に「このまま勉強すれば必ず合格する」と言い、それを信じてやった。

「受講生に伝わりやすい何かがあったのでは?」
● 是非合格して欲しいと思っていた
● 受講生のことを考えていた

「教えてもらったときの成功体験は?」
● 私はコントローラーなので人から教えてもらうのは好きではない。自分でやる方。だから、診断士の講座に行ってもあまり聞かなかった。講座に出ることはモチベーションを維持するために使った。しかし考えてみると、講師の中にとてもいい先生がいた。生徒を馬鹿にするような講師もいたが、その人は違った。自分のことを何でも言うし「懐に飛び込めそう」な感じだった。

「悩み相談を受けたいと言ったが、それがやる気につながるか?」
● 授業が終わってから、いろんな悩みを受けたい。担当の教科以外でも何でもいい。それにはこれまで学んだコーチングが活きる。それをやればやる気が出ると思う。「何でも相談して欲しい。授業に関係ないことでもいいよ」と最初に言うつもりだが、言葉だけで言っても態度や雰囲気がなければダメ。「何を相談しても大丈夫」という態度や雰囲気が伝わることが重要だ。

「そのために何が必要か?」
● みんな合格して欲しいと本気で思うこと
● 信じること。信じて認めて任せる
● 頑張れば受かるよ、あなたの味方だよと伝える

「これまで受講生に伝えていたことは?」
● あなたなら出来る(診断士講座をやった時は、受講生は全員受かると思っていた)

「心配要因をあげるとすれば?」
● 今回受講する30人を最初に見て本当に「全員合格する」と思えるか?
● もし、どう見ても受かりそうにない人には、「今のままでは受からない」という必要があるのか?嘘はいけない。すぐ見破られる。 → でも、始めたばかりの段階では、誰が受かるか落ちるかは誰にもわからない。だからその段階では「頑張れば受かるよ」と言っていい。その代わりやる気にさせる。

「やる気を引き出すにはどうしたらいい?」
● Tコーチが「私は社労士の試験を受けようとテキストを見たとき、『面白そう』と思ったと言われた。また、私が今回の授業をやると言ったら、『面白そう』とおっしゃった。あの法律を覚える必要のある社労士の試験でも、Tコーチのように人によっては面白いと思う。この勉強は学んだことを街で確認できる。そう考えると面白い勉強かもしれない。私は「面白くない」と決めつけていたが、考えようによっては面白い勉強であることに気づいた。
● だから、始まる前にテキストをチェックして面白そうなところを探し、「この授業では6ヶ月でこんなことを勉強するが、街に行って店を見ると、授業で学んだことを発見することが出来る。そんな楽しみのある授業である」ことを最初に伝える。私自身が「受験勉強は面白いものではないが、皆さん頑張りましょう」と言うと、誰も面白いと思うわけがない。
● 資格をとるためだけではなく、実生活で見ると面白い事が発見できると伝える。
● 毎回の授業で、今回の授業の面白いポイントを探しておいて話す。それを次回までに街で見てきてもらい、次の授業の始めに発見したことを発表してもらう。

「私(Tコーチ)からの提案。みんなを巻き込むにはどうする?」
● (Tコーチ)アイスブレークをするなら、他己紹介はどう?二人で話してもらって、相手の紹介をする。 → (私)それいいですね。やります♪
● (Tコーチ)アイスブレークの後、「店に行った時、思わず商品を手にとって買ってしまったことってない?」という質問をし、たくさん発表してもらう。 → (私)それも頂きます。やります。(この発表の時、何を言われても受け止めることが大事だと思う。この人は冗談も受け止めてくれるとわかってもらう。)
● いつでも相談に来てよのオーラを出す。
● 受講生を信じる

以上でコーチングは終わりましたが、とてもイメージが出来ました。漠然とやりたいと考えていたことが、かなりはっきりイメージできました。最後にTコーチから「そんな授業だったら私も受けてみたい♪」と言っていただきました。Tさんはコーチングを学んで数年たつベテランでセミナーもかなりやっておられるんですが、さすがにベテランだと思いました。

セッション後の雑談で「私は『楽しい』や『幸せ』と思う基準が低いんです」と楽しそうに笑いながら言われました。低いから何でも楽しいし幸せだと言われます。それを聞きながら高いより低い方がいいってなんだったかな?と考えて、「そうだ。損益分岐点と同じだ!」と思い、「Tさんって損益分岐点みたいですね」と言って二人で笑いました(笑)。例えば、何かを落としてしまったときでも、「あっ、落ちちゃった♪」と笑いながら探すそうです。私はうまくいかないとイライラすることがあり、たまに息子に当たったりするんですが、Tコーチに言ったら「当たる人がいるからいいですね♪」と言われました。あくまでも楽しく考える方です。こういう人っていいですね。

私はとてもそういう人にはなれそうにありません。しかし、出来るだけそう考えるようにしようと思いました。でもよく考えてみると私も今はいつも楽しいのです。コーチングの勉強は楽しいし、コーチングの仕事が増えればそれも楽しいと思います。そうか、私の『幸せ分岐点』も結構下がってきているんだと気づいた今日でした♪


今日も長文を読んで頂いて有難うございます♪

パソコンが壊れましたが何とか『インターナショナルコーチング倶楽部』を行ないました♪

2008-01-21 01:49:13 | コーチング
2008年1月21日(月)    心は


一昨日の土曜日の夜、パソコンが立ち上がらなくなりました・・・。起動中にフリーズしたので再起動しようとしたら、それからウンともスンともいわなくなりました。起動中のフリーズというのは初めてでしたがやっぱり壊れていました。幸いノートパソコンがありますので、何とか支部勉強会の様子だけを先にアップしました。昨日の日曜日の朝も再度試しましたが動きません。また、ノートは1年前に買ったものですが、OSがウインドウズXPではなくビスタです。メモリは1ギガ積んでいるのですが、動きが遅くて遅くて何とか早くしようと一日中やっていました。
そのせいで、メールやブログへの書き込みの返事が遅くなっています。この場を借りてお詫びいたします。

実は長男はパソコンが得意で、私のデスクトップもパーツを買ってきて安く組み立ててくれたものです。私はコーチングもパソコンも構造はよくわかりません。長男に調べてもらったら、どうやらマザーボードが壊れたようです。たぶんハードディスクは壊れていないだろうとのことですので、正月に鹿児島でたくさん撮ってきた花の写真などが無事であれば嬉しい限りです。また作りかけの500個近く集めて入力した質問集も何とか無事であればいいと思っています。幸い、土曜日のセミナーの資料はノートパソコンでやりましたので残っていました。

パソコンも2年たつと結構進歩するので、年末から新しいのを組んでくれるように息子に頼んでいたところでした。1月になったら新しいCPUが出るので、それから作ろうと言っていましたが、昨日発売になったとのことでこれから部品をあちこちから調達して組む予定です。ところが新発売のCPUが品薄でしばらく手に入らないかもしれないとのこと。来週、再度『インターナショナルコーチング倶楽部』がありスカイプを使うので困ると言いましたが、息子は超アナライザーなので納得するまで調べて買います。かなり時間がかかるかもしれませんので対策を考えます。

また昨夜は『インターナショナルコーチング倶楽部』の開催日でした。直前に参加するメールをお二人から頂いていたのですが、そういう状況で返事が出来ず、すみませんでした。21時に「スカイプ会議室」で参加予定の東京の飯村さんを呼んだのですが、呼んだとたんにスカイプが動かなくなりました。そこで再起動したりして結局飯村さんを10分ほどお待たせしてしまいました。飯村さん、済みませんでした。昨日は謝りっぱなしでした。この日の参加予定は飯村さんだけでしたし、飯村さんも自分で「スカイプ勉強会」を立ち上げておられるので情報交換でもしようかなと考えていました。そこへ、名古屋の大嶋さんが「参加していいですか」とチャットで呼びかけてこられました。

勉強会が終わった後メールを確認したら、大嶋さんからも参加したい旨のメールが届いていました。大嶋さんは私のブログを読んでくださっており、HPが完成したと書いた時に「おめでとうございます」とメールをくれました。話してみると、とても元気がよく楽しい方でした。

ところが話している途中でスカイプ回線が途中で切れてしまいます。私が原因だと思います。2回切れましたので飯村さんにホストを代わってもらいました。ホストが落ちると全員話せなくなるからです。また、9時半には金沢の菅さんも参加してこられました。菅さんからも参加する旨のメールが来ていたので、返事を何とか出したのですが届かなかったようです。菅さんは私のブログにSさんということでよく登場していただく方で、土曜日のセミナーの事例のSさんもこの方です。ただ、私が勘違いして菅さんを「愛知県」在住とセミナーで紹介してしまい、本当にどこの誰かわからなくなりました。申し訳なかったなと思っています。メールでお詫びしました。私は大阪と東京の間の方は、何故か「名古屋」と思ってしまいます。何か名古屋に「枠」があるのでしょうか?

その後もスカイプで1回落ちてしまいました。やはり飯村さんにホストをお願いしてよかったと思いました。10分後くらいに入ると3人で話が盛り上がっていました。良かった~♪

大嶋さんは、今日は集合型の勉強会に参加されたということですが、何故か私の勉強会に出たほうがいいと感じて、早めに帰って参加いただいたとのことです。嬉しかったです♪飯村さんが今度コーチングをする方が、コールセンターの方と言うことですが、大嶋さんの自己紹介で大嶋さんもコールセンターにお勤めだということでした。また、菅さんはファイナンシャルプランナーですが、飯村さんの奥さんも同じ資格を持っているとのこと。大嶋さんと菅さんの知り合いが共通しており、今度金沢に転居するという大嶋さんの知り合いが今日の勉強会に参加されたとのことで、大嶋さんが菅さんに紹介しますねと言っていました。因みに私の次男もコールセンターに勤めています。何かしらみんな関連がありますね。

大嶋さんに何かセミナーはされるんですか?と聞くと意外な答えが返ってきました。

大嶋さんは現在の認定コーチの資格の一つ上、プロフェッショナルコーチを目指しているそうなんですが、来月『みのりプロジェクト ~認定プロフェッショナルコーチ合格への道~』を立ち上げるそうです。これは、自分ともう1人を実験台として、どうすればプロフェッショナルコーチになることが出来るかについて、参加者が月に1回集まってお茶を飲みながら真剣にかつ楽しく話し合い実現に持っていく“日本初ドキュメンタリー型コーチ養成勉強会”ですと楽しそうに話してくれました。聞いていて思わず、私も近かったら行くのにと言ったら、「是非来て下さい」と言われました。

みんな、いいですね~と言ってました。私も『みのりプロジェクト ~認定プロフェッショナルコーチ合格への道~ in 熊本 』をやってみたいと言いました。各地で同じことが行なわれると面白いですね。昨年の6月に私も認定コーチをとったので今年は私も挑戦しようと思っていました。よし!思い立ったが吉日です。明日にでも熊本支部のメーリングリストで設立を呼びかけてみよう。大嶋コーチと同じように2月2日の土曜日の午前中、どこかでやろうと呼びかけます。誰もウンともスンとも言わなかったりして・・・。



今日も読んでいただいて有難うございました。

昨日は熊本支部でセミナーを行いました♪

2008-01-20 01:57:28 | コーチング
2008年1月20日(日)    心は


今日は超長文です。時間のある時にどうぞ♪
昨日19日(土)は日本コーチ協会熊本支部の今年最初で支部としては2回目の定例勉強会が行われ、私が講師を務めました。昨年11月のコーチ・フォーラム2007の後、12月に支部としての第1回目の勉強会があったのですが、テーマがコーチングではないことだったので、コーチングとしての勉強会は今回が初めてです。

テーマは『今日からあなたは人生をもっと楽しくすることが出来る♪』というもので時間は10時から11時半の1時間半です。まず最初にアイスブレークを行いました。全員立って知らない人と挨拶をし「今年これが出来たら楽しいだろうな」と思うことを多くの人と話すというワークです。3分間と短かったため、皆さんなかなかやめて頂けませんでしたが、これで緊張は解けたようでした。

私の自己紹介の後、ペアを決めました。今回はワークを2つ用意し、関連があるので同じペアでやってもらうことにしました。企画の段階ではワークごとにペアを変えようかとも考えましたが、2つが同じような内容のワークなので2回目に1回目の話が活きるなと思って、私お得意の『同じペアでやる』ことにしました(福岡支部の勉強会では3時間同じペアでやってもらいました(笑))。 前日聞いた参加予定者は22名ということだったので、もしかしたら熊本支部の運営委員が中心で初心者があまりおられないのではないかと思っていました。ところが実際の参加者は32名(と思います)で、1年以上勉強している人と1年未満の人に分かれてもらったところ、1年未満の人の方がやや多い状況でした。そこで人数を調整して経験の長い人と短い人でペアを組んでもらいました。

ペアを組む時、支部運営委員の中で元気のよい女性の野田美智子さんが「私は男性希望です!」、前回講師の桑原さんが「女性希望!」と言ってくれ、固まっていた参加者が動き始めました。最後にアンケートを書いてもらったのですが、その中の一人が「ペアを組むのが難しかった」と書いておられました。私たちはしょっちゅうペアを組んでいるので、それは当たり前になっているのですが、初めての人はそうなんだと思いました。初心忘るべからず♪

ペアが決まったところで、最初の『ワーク1』の説明をしました。「心の枠」ということで(1)~しなければならないという思い込み(2)過去が捨てられない(3)悔しかったことをいつまでも考える の3つについて話しました。(1)は大体わかると思いますが、(2)は昔やってしまった失敗を責められたとき、行為を責められたではなく、自分のあり方や考え方を責められたと考えて落ち込む。そしてそれを引きずっているのではないかということです。(3)は「あの人のことを考えると悔しくて夜も眠れない」例で、これは斉藤一人さんがおっしゃっていることを引用させていただきました。「言った人は言ったことすら覚えていないんだよ。許しちゃいなよ。そんな嫌な人のことを考えるのはもったいないよ。もっと楽しいことを考えな」ということです。

この説明をした後、私のクライアントである愛知県のSさんの事例を話しました。話すことはSさんに了解を得ています。内容は「Sさんは上司から言われたことは黙ってやるものだと思っていた。私とのコーチングであることをしてみると自分で決め、それを実行した。その結果、その女性上司ととてもいい関係になった」というものです。そこで、どんな行動を起こしたのかペアになった2人で2分間話してもらい、それを発表してもらいました。

正解はありませんので、いろんな意見が出ました。
● 優先順位を上司に言う
● 自分の状況を上司に説明する
● 上司から言われる前に、予想して言われるだろう資料を作る
● 断る(これを言った人は、断ると上司との関係が悪くなるので撤回しました、と言われましたが、断り方にもいろいろあると思います)

ほかにもいろいろ意見が出て10人以上の人が発表してくれました。そこで、Sさんが実際にとった行動を説明しました。Sさんは毎朝、上司にその日の予定を聞きに行っていたのですが、その時に自分のその日の予定も上司に言うことにしました。ドキドキしながら言ったところ、「ああ、そう。わかったわ」というものだったそうです。それからは、上司は何かをSさんに頼むときに「これお願い」と言って「ああ、あなたは今日はこれこれをすると言ってたわね。じゃあそれが終わってからでいいからやっといて」などと言うようになったとのこと。また、Sさんも「これとこれのどちらを優先してやりますか?」などと、これまででは考えられなかったようなことを言えるようになったことを説明しました。

この事例の説明の後、1人5分間ずつでお互いに話し合ってもらいました。初心者を前提として資料を作りましたので、敢えてコーチングという言葉は使いませんでした。

ここまでは私の予定より5分ほど早く進み順調です。『ワーク1』が終わり、参加者の方から話してみてどうだったかを発表してもらいました。1人が話すまではちょっと間がありましたが、その後はどんどん手が挙がりたくさんの方が発表されました。中には、人と話をしたり発表するのは苦手だが思い切って手を挙げたという方もおられました。11月のフォーラムで司会をした野田美智子さんとペアを組んだ方で「私は人前で話すのが苦手で、長男なんですが・・・」という発言でみんなの笑いを取ったのですが、次の人も「私も長男で・・・」と笑いながら言ってくれました。ここで私の予定時間をだいぶオーバーしてしまいました。ここは5分間あれば大丈夫だろうと思っていたのですが、倍以上の時間がかかりました。しかし、ここが一番大事なポイントであることは福岡支部で行なった時に経験しているので、とにかくたくさんの人に話してもらいました。

『ワーク2』は行動を妨げている枠です。(1)やりたいけど出来ない・・・自信がない。自信が出来たらやろうと思っている(2)~しなければならないと思ってやっていること の2つを挙げました。(1)は札幌の石川コーチのセミナーを受けた私が、自信がないと考えていたコーチングの勉強会を2つすぐ立ち上げた事例を話しました。(2)については「やめてみませんか?」と言いました。

『ワーク2』は1人3分間ずつでやってもらいました。時間が短かったためなかなか終わってもらいませんでした。この後の皆さんの発表もかなりの方が発言しました。私が見た感じでは、ほとんどの方が『ワーク1』か『ワーク2』のどちらかで発表されたのではないでしょうか。もちろん両方で発表された方もおられました。中には「枠ははずさなくていいことに気づきました。私はその枠を広げようと思いました」と言われた方もおられ、私も「そんな考え方があるんだ」と思いました。

最後に、参加した感想も発表していただいたのですが、これをたくさんの方が「今日は参加してよかった」「楽しかった」「1時間半ってこんなに早いのかと思った」などと嬉しいことを言っていただきました。

アンケートを28人の方が書いてくれたのですが、最初に楽しかったかどうかを聞きました。①とても楽しかった 16名 ②楽しかった 12名 
③普通④楽しめなかった⑤ぜんぜん楽しめなかった の3つはゼロ。

次に「良かった」と思うことを文章で書いてもらいました。
● 多くの方と話が出来たこと。自分の考えを話すことで整理できたこと
● 自分の枠はうっすらと見えていたが、それが具体的になって何をすればいいのかわかった
● 人に聞いて頂き、自分の中で気づきが多くあった。今後とてもためになる
● ほかの人の意見が聞けて、自分の気づきが出来たこと
● 自分の枠をたくさん見つけることが出来ました。枠をはずすのにどうすれば良いかということが少し理解できました
● 人に自分の考えを話すことで自分の考えがまとまっていくのを感じました。この場でしか会うことの出来ない方との出会いが楽しいです
● 自分と同じように「人見知り」の方や、初対面の方に枠を感じていらっしゃる方がおられることで、安心感が生まれ「良かった」と思いました
● 野田さんという最高のパートナーに恵まれ、自分を引き出していただき感謝です。
● ワークが多く、体験型セミナーが良かったです
● セッションが2つあったのが良かったです。また、自分の悩みを聞いてもらって少し“光”が見えてきました。二つのセッションのパートナーが同じだったので話が深まった
● 参加者の話が多く聞けたこと
● 多くの気づきをいただきました。ありがとうございました
● 「枠があってもいい」という意見が最後に出たのですが、そんな考えもあるのかとホッとした部分もあります
● ポイントが整理されていたので、今後話をする中でも生かしていけると思います
● ワークが多かったので良かった。構成もすごく考えてあったので良かったです
● 2点の気づきが得られました。①セミナーには裸になって参加する(心)。②枠をはずすだけではなく、広げてもいいんだ。 とても有意義でした
● 「気づき」です。知識レベルとして漠然と知っていると思っていたようなことも、自分の感情のレベルで気づくことが出来ました
● シュミレーションが多くて、自分が話したことで気づきがあり、とても良かった
● たくさんの人に発言の時間が取れたこと
● 自分の心の枠をはずすのではなく、広げることも大切だと気づいたことが、今日からの自分のプラスになりました。資料をいただいたので帰ってからも勉強したいです
● 自分と同じ悩みを持っている人が多くいることがわかった。今後もっと積極的に行動することが出来るような気がしてきた
● 体験することで、自分の忘れていたことを気づくことが出来、また講師のコメントも良かった
● いろんな人の意見が聞けてよかった。また、人見知りをする方がほかにもいて心強くなりました
● ワークの時間がたくさんあったので、気づきの多い時間が共有できたのではないかと思います
● 実際に参加されている方と会話形式でやり取りができるところが良かったです
● ネガティブになっている自分に気づかされました。初めて勉強会に参加させていただき楽しい時間をすごせた
● コーチ経験のある桑原さんとペアが組めてとてもよかったです。今後もこのようなスタイルを入れて欲しいです


次に「こうすればよかった」ことを書いてもらいました(改善点)。ここは私の聞き方がまずかったせいで、「私がこうすればよかった」ことを書いた方が数人おられましたので、それは省略します。また、未記入やありませんという方が多いのでこちらは少ないです。
● 自己紹介部分は経歴の説明を半分にして、キャラクターの説明に時間を振ったほうが、講師に親しみがもっと出るのでは
● ワークの時間が短く、せめて3分 → 5分、出来れば8分ほどあればじっくり取り組めたと思います
● もう少し時間が長く取れたらなーと思います
● コーチングについての説明がなかったので、コーチングって?という質問が相手の方から出ました
● コーチングスキルがある人とない人の差が大きかったと思う。もう少し平均的ならよかったかなと
● テーマ設定が大きかったかもしれませんね。「自分の枠」というビックチャンクに対しては、コーチング時間が少なかったです
● ワークのテーマが事前にわかっていれば良かったかも
● 設問に対する内容をもう少し詳しく説明してくれたらなと思いました。ちょっと理解しにくい部分があった
● やり方を具体的にもう少し説明してもらった方が良いと思いました
● ペアの組み方が難しかったです

セミナーでは①説明する時間②ワークする時間③発表する時間の3つの兼ね合いが悩むところです。改善案にもありますように、「もっと詳しく説明をして欲しい」、「ワークの時間が短かかった」、「やり方を具体的に説明して欲しかった」というのがあります。私としては内容をかなり絞り込んだつもりだったのですが、まだまだテーマが大きかったのかもしれないと思いました。

たくさんの参加者の方が楽しかったといってくれて、とても暖かい気持ちになりました。会場への到着が遅くなり、パソコンのセッティングに時間がかかり、スタート時間にプロジェクターに表示できなかったことなど反省点もいろいろあります。やってみて気づいたことが出てきました。これらを活かして、今度は更にうまく出来るようになろうと考えています。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

今日も読んでいただいて有難うございました。

夕食後にテレビを見ることは必要?それとも不要?

2008-01-16 00:52:30 | コーチング
2008年1月16日(水)     心は

昨夜はSさんとの週に1回の定例セッションの日でした。この日のテーマは先週に引き続き、「やらなくていいことでやっていることを知りたい」です。Sさんは私のブログを読んで頂いていて、12月18日付のブログに書いた『クラスコーチが「あなたはやらなくていいことでやっていることはありませんか?」という質問をよくする』を読んで、そのテーマは面白そうなんでやってみますと言われたので先週からやっています。また、「最近トトロさんのブログに私が出ることが多いので嬉しいです♪」と言われました。

Sさんが挙げた『やらなくていいこと』は『夕食の後にテレビを見ること』でした。Sさんはフルタイムで仕事をしながら3人の子供の母親です。しかも勉強熱心で、昨年までは夕食が終わると、すぐ後片付けなどをしてなるべく自分の時間を作るようにしていたそうです。ところが、正月に夕食後もそのまま番組が終わるまでテレビを見る習慣がついてしまって、今も続いているとのこと。

そこで、それで得たものと失ったものを出してもらったのですが、得たものは子供さんとの会話が増えたとのこと。そこを更に聞くと「以前は母親として偉い存在だったが、上の息子が高校生になり勉強を教えることが出来なくなって、息子が母親も普通の人だと思うようになったこともある。以前と比べると息子が気軽に話してくるようになったと思う」とのこと。「Sさんは以前は『正しいお母さん』をされていたのですが、今では息子さんと同じ目線まで下りてきているんですね」と感じたことを言いました。

セッションの終わり頃になると「成功している人の書いているものなどを読むと『テレビを見る時間は無駄だ』と言い切っている人もおり、自分もそう思っていた。でも、テレビを見ているおかげで家族とのコミュニケーションが以前より増えていることを考えれば、無駄ではないことに気づいた」と言われました。ただ、一番下の4歳の息子さんを寝かせる時間が遅くなっているということなので、「そのために何をしますか?」と聞くと、「・・・そうだ、会社の昼休みに夕食の買い物をすませます。すると、夕食が早くなりテレビを見ても、時間が早くなります」とのこと。

そして、「意外なことに気づきました。『やらなくていいこと』に、『昼休みにやっている仕事』がありました。これまでは30分で弁当を食べて、そのあとすぐに仕事をしていたのですが、会社の昼休みは1時間となっています。事務所にいれば仕事をせざるを得ない雰囲気がありますが、外の出れば気分転換にもなるし一石二鳥です。昼休みに夕食の買い物をしようと思った時、『昼休みは仕事をする必要がないんだ。やらなくていいことをやっていた』と気づきました」と言われました。「テレビ、家族団らん」のことを考えていて、それが「昼休みの仕事はする必要がない」につながったのは面白かったです。「ではそれを1週間やってみてその結果を教えてください」と言うと「はい、明日から早速やってみます!」と弾んだ声で言われました。

途中でSさんに「男性のビジネスマンは勉強もしなければならないし、テレビは見ないんでしょうね?どうですか?」と聞かれました。そこで「会社員の時は仕事上のストレスが多く、夕食の時に酒を飲んだりテレビを見たりしてストレス解消をしていました。しかし、今はストレスがないのでテレビはほとんど見ません」と答えました。男は”飲みニケーション”に忙しく、女性の方がアフターファイブもいろんな勉強をしていたなと思います。

実はこのセッションで私も気づいたことがあります。私はSさんと逆で、今は夕食が終わるとすぐ後片付けをして自分の部屋に入ります。ですから夕食時の家族のコミュニケーションが少ないんです。以前は何時間もかけて酒を飲んでいましたので、その分家族とのコミュニケーションもあったと思います。Sさんがテレビを見ながら家族との会話が増えたと聞いて、「そうか、私ももう少しテレビを見ながら家族と会話するか」と思いました。コーチをしながらクライアントさんから教えてもらうことが多いなと思う今日この頃です♪


今日も読んで頂いて有難うございます♪

CTPのクラス終了が寂しい時がたまにある♪

2008-01-15 00:29:55 | コーチング
2008年1月15日(火)     心は

昨夜はCTPを二つ受講しました。この二つのクラスは両方ともクラスコーチ(CC)がよく、また参加者も活発に意見を発表してとても楽しいクラスでしたが、昨夜が最後でした。どちらのクラスも終わるのが寂しいなと思いました。でも終わりがあるから後ろ髪を引かれる思いがするのであって、いつ終わるかわからないなら後ろ髪も前髪も引かれることはないでしょう(笑)。9時からの「セールス・コーチング」、猪俣恭子CCのクラスでは、事例を元にどんなコーチングをするかというケーススタディがありました。営業成績が悪い人といい人の二つのケースについて、どんな戦略でコーチングをするかということです。

一つ目のケースは「営業が嫌い、仕事が面白くない、営業成績も悪いんだが、本気を出そうと思う」例です。みんなで意見を出したのですが、面白かったのが「本当に本気になれる?」と聞くという意見です。確かにこの事例を読めばそんな感じです。これはいつか使ってみたいと思っている質問ですが危険なのでまだ使っていません。同じような質問として「本当にそう思っていますか?」と聞いてクライアントがしばらく沈黙したことがありましたが、それと同じくらいインパクトがあると思います。相手によっては非常に効果的なので使ってみたいと思っていますが、まだその場面にめぐり合いません。

また、「具体的にどう営業したらいいかわからないんだろうから、営業のノウハウやコア・コンピテンシーについてわかってもらう」と言う意見も出ました。確かに答えがわかっていない人に考えろと言ってもなかなか出てきません。クライアント本人にやる気を出させる必要はあるのですが、スキルの方は教えてもいいと思います。私自身も過去に受けたセッションで、提案がとても機能したことが何度もあります。

二つめのケースはさっきと逆で、成績がトップを続けておりライバルがいなくなったのでやる気がなくなってきたというケースです。私は「ミッションを持ってもらう」と答えました。目の前の目標も大事ですが、その人が一生かかってやりたいことや10年、20年、30年後にどうなりたいかを持っていれば、今の営業で成績を上げることがいい結果につながるのではないかと思います。いろんな場合を考えると、最悪の場合、今成績を上げてもなんら意味がないとなるかもしれませんが、それはそれでいつかその人が気づくはずであり、コーチングでそれが早まるんだと思います。優秀な人をコーチングすると会社を辞める可能性があります。コーチの中には、ビジネスコーチングの契約書に「社員とコーチングをすることでその人が退職する可能性がある」ことを入れている人もいます。自分の将来を真剣に見つめると独立したり転職するケースも出てくるのでしょうね。

面白い意見だと思ったのは、同じ熊本の冨田さんが言った「自分がセールスマネージャーになった時のために、自分が今トップである理由をきちんと把握する」という意見です。こういうケースを考える時は、私はその人の考え方を探りますので、その人がワンランクアップした時に備えるという考え方はありませんでした。やはりいろんな人の意見を聞くと勉強になります。

10時5分からの「プロダクト・マネジメント」のクラスは、表題を見たときには難しいクラスではないかと思っていましたが、こちらも小西俊弘CCが良くて楽しいクラスでした。最後の1ヶ月間の感想で「このクラスはクラスコーチも参加者も、自分が経験したことや体験談を発表してくれたのでとても勉強になった」と言った人がいました。全くその通りだと思います。

また、後半でコーチングエクササイズがあり、クライアント役の方のテーマが「営業の成績が不振で一人営業を減らされ、残った二人で従来以上の成績を上げるにはどうするか」というものでした。人数だけでも3分の2になったのですが、その上成績は従来以上というものです。Tさんという女性がコーチ役に立候補してセッションしたのですが、難しいテーマにも関わらずテンポよく、残った営業の人の強みに焦点を当ててセッションをされました。終了後、一人の方がフィードバックされて、ほとんどのことを言われたのでFBをしたのはその人だけだったのですが、参加者の皆さんが「いいセッションだった」と感じていたと思います。Tさんの良かった点は、戦力が3分の2になった事柄はあまり気にせずに、残った営業の強みで何ができるかということを聞いていった点だと思います。あまり相手の現状に踏み込みすぎると「どう解決しよう」と自分で考えてしまいます。それではコーチングになりません。その点もTさんはすばらしかったと思います。

最近のクラスでは、参加者の皆さんの発言をできるだけメモしています。CTPを真剣に受講すると学びが多いものだなと今頃思っています(笑)。CTPを受講し始めた頃は、コーチ21のホームページにある過去のクラスを録音した分を聞き、それから受講していたことを思い出しました。いつの間にやめたのでしょう(笑)。水曜日に4週目のものがもう一つありますが、それでKは33まで終わります。Kは36までですので本当に終盤です。ゴール近くなって気づくとは・・・。Sのクラスが14までありますのでCTP全体が終わるのにはもう少し時間があるので、これからはもっと真剣に取り組もうと遅まきながら思った私でした♪


今日も読んで頂いて有難うございます♪

コーチのコア・コンピテンシー♪

2008-01-14 00:55:37 | コーチング
2008年1月14日(月)     心は  写真は9月に撮影した自宅の花です。花の名前ですって?・・・わかりません。


12日土曜日は【熊本コーチング倶楽部】勉強会をしました。1月は皆さん忙しくて、参加者はAさんお一人でした。テーマは『国際コーチ連盟のコア・コンピテンシーについて考える(1)』です。

これを読まれている方でコーチングの勉強をされている方やコーチの方はおわかりでしょうが、そうでない方のためにコア・コンピテンシーとは何かをご説明します。

『コア・コンピテンシー』とは『優れた業績をあげる人に共通する行動特性』のことです。次の文章は、就職情報研究所所長の夏目幸吉さんが就職情報研究所のホームページで「コア人材採用には、コンピテンシー」という表題で書いておられるものを引用しました。

『コンピテンシーとは、もともと、1970年代に米国の国務省(日本の外務省に該当)の職員採用の手法として開発されたものである。採用時において学歴、知能などがいくら優秀でも、必ずしも成果をあげる職員になるわけではないという事実から、有能な職員の人材要件を研究し、その結果、達成力や対人理解力、人脈構築力が優れている、という人たちこそが成果をあげているということが明らかにされた。この成果や業績に直結する行動特性を理論化したのがコンピテンシーである。』

上記のような考えで開発された『コア・コンピテンシー』ですが、コーチングの世界組織である国際コーチ連盟(International Coach Federation-ICF)では、コーチのコア・コンピテンシーを定めています。その内容は、日本コーチ協会(Japan Coach Association-JCA)のホームページの「コーチングについて」の中の「コーチのコンピテンシー」に全文が記載されています。興味のある方はそちらをご覧ください。

12日の勉強会では、それを読んで内容を検討してみました。参加者が多かったらペアや3人一組で読みあわせをしてもらい、疑問点を出したり検討した感想を聞こうと思ったので1日では終わらずに2日かかるかと考えて、テーマを『国際コーチ連盟のコア・コンピテンシーについて考える(1)』としたのですが、二人だったので全部終わることが出来ました。また、ICFのコア・コンピテンシーには「ICFの倫理規定を理解しそれに従うことが出来る」という記述がありましたので、コンピテンシーの前に「ICFの倫理規定」の読み合わせもしました。

読みあわせを行った結果の主な意見は次の通りです。

 倫理規定には、コーチだけではなく人として当然なことが書いてある。
 コア・コンピテンシーには(当たり前のだが)、コーチとして行うべきことはすべて網羅されている。従って、これに則ってやればいい。
 『1.コーチの倫理規定とプロとしての基準を満たす』の項目に「コーチング、カウンセリング、セラピー、その他サポートを専門とする職業との区別を明確に伝えることが出来る」とある。あるコーチから聞いた話だが、4回ワンセットのセミナー会場で腕を組んでふんぞり返っていろいろ攻撃的な質問をする年配の男性がいた。その人に対し理論的に説明したら次の回から出てこなくなった。もちろん、出てこなくするのが目的ではなく、きちんと理論的に質問に答える必要があるということである。どこにでも攻撃的とも取れる質問をする人はいる。
 『2.コーチングに関する同意を取り交わす』に「クライアントに対して、コーチングにおけるガイドラインや、コーチとクライアントとの関係について、的確に話すことができる。コーチング関係のガイドラインや条件(進め方、料金、スケジュールの組み方、その他必要とされるものを含む)について理解し、クライアントと的確に話すことができる」とある。最近コーチ21のメーリングで読んだが、「あるクライアントと6ヶ月間コーチングを行った時、クライアントが『ところでいつから教えてくれるんですか?』と言ったとのこと。セッションを始める前にきちんと説明をしておくことが必要。
 『4.コーチとしてのプレゼンスがある』に「コーチング・セッションの間、一瞬一瞬を軽やかに対応しつつ、存在感があり柔軟である」とある。「一瞬一瞬を軽やかに・・・」は理想であるが難しい。でも是非こういう風にやりたい。
 同じ4.に、「軽やかさとエネルギーを生み出すために、ユーモアを効果的に利用することが出来る」とある。本当に笑いは大事だと思う。セッション中は笑いを入れるようにしている。笑いがあるとセッションの場が和やかになる。もちろん真剣にセッションすることは大事だが明るいセッションでありたい。
 同じ4.に、「ものの見方を大胆に変えることが出来、自分自身の行動において新しい可能性を試すことが出来る」とある。まさにこうありたい。
 同じ4.に、「感情面を自信を持って取り扱うことが出来、クライアントの感情に負けたり、巻き込まれないように自己管理することが出来る」とある。感情面だけに光を当ててその背景を聞きすぎないこと。聞きすぎるていると、いつの間にか「どうやって解決しようか」と自分が考えていることがある。コーチが解決するのではなくクライアントが解決するのである。だから、背景や原因などはあまり聞かない方がいい。
 『8.「気づき」を促している』に「実際に話していることとやっていることの間にギャップがあると気づいた時に、すぐに、些細なことと重要なことの違い、状況に反応して起こる行動と自動的に起こす行動を見分けるようにクライアントに伝えることができる」とある。『状況に反応して起こる行動』と『自動的に起こす行動』を見分けるとは?難しい・・・。例えば、クライアントが人に非難されて食ってかかったとした場合、クライアントはそれを頭で考えて自動的に起こした行動と思っているかもしれないが、実は状況に反応しただけで考えた末の行動ではない。クライアントが思っていることと実際の行動を起こす背景は違う。それをクライアントに気づかせる。こんなことか?
 『10.行動計画とゴールセッティングがある』に「達成可能で測定可能、かつ具体的な成果があり、目標の期日が設定できるコーチングプランを作ることができる」は、まさにその通り。

他にもいろいろ話しましたが書ききれません。何せ2時間弱、コア・コンピテンシーをじっくり読んで話しました。このような規定類は何気なく読み飛ばしてしまいがちです。時にはこういう時間も必要だと思いました。じっくり読んでみて、こういうことを踏まえてきちんとセッションを行うべきだということを再確認しました。そのためには、チェックリストを作るのもいいという意見が出ました。例えばすべてを網羅すると凄い量になるので、今月はこれをやり、来月はこれをやるという風に少しずつやっていく方法もあります。早速作って自分がきちんとできているかどうかをセルフチェックしようと思いました。

今回のヒントは12月の最上会で、最上さんがアメリカでのコーチ大会での体験を基に同様のことをされたからです。最上さんは「9」と「11」に絞ってされましたが、私たちは二人でしたので全部やってみました。読んでみると、確かにその通りだが出来ていないことがたくさんあります。国際コーチ連盟のマスターコーチ(一番上の資格)まで持っている人はこれらがすべて出来ている人ということです。最上志向の私としてはその資格までとっておかないと、天国でも試験を受け続けるかもしれません。しかし、天国ではみんながコーチのようなものでしょうから、コーチは要らないかもしれませんね♪


今日も読んで頂いて有難うございます♪

睡眠(中)学習?

2008-01-12 00:00:23 | その他勉強
2008年1月12日(土)     心は

今年になってから実験的に睡眠学習を試みています。・・・いえ、すみません。実は起きれないだけなんです。毎朝6時からNHKラジオ第2放送で英会話講座が3つあります。基礎英語ⅠとⅡ、それからレベルアップ英文法がそれぞれ15分ずつあります。もちろん、最初は起きて聞くつもりでしたが、初日の4日にあまりに眠いのでベッドの中で聞きました。時々意識がはっきりすると英会話が聞こえます。それ以来ベッドで聞くようになりました。ラジオはタイマーをつけていますので、毎朝ちゃんと5時55分にスイッチが入ります。終わるまで波が引いて返すように時々英会話が聞こえてきます。6時45分に終わりますのでそれから本格的に寝ます(笑)。多分1年後には英語をペラペラ話すようになっているでしょう。そんな訳ないか(笑)。

今年に入ってからも寝るのが2時とかひどい時は3時なので、ほとんど睡眠中学習になっています。起床も遅いんですが睡眠時間が不足しています。先日足の親指の爪が割れたので原因を知ろうとネットで調べたところ「疲れが取れていない時に起こる」と書いてありました。6時から6時45分の間を睡眠時間に換算しても6時間ぐらいです。

今年は早起きをしようとラジオの英語放送で勉強する事にしたのですが、夜型がなかなか直りません。ジムにもずっと行っていませんので、先日うちの近くを5km走ってみました。最初は体が異常に重く走れませんでしたが、半分を過ぎると調子が出てなんとか走って帰りました。ところが、翌日から階段を下りるときに腿が痛いのです。翌々日が一番ひどかったです。昨年秋頃は毎日のようにジムで30分走っていたのに、今はその面影もありません。体が完全になまっています。

明日は10時から【熊本コーチング倶楽部】の勉強会をします。今年最初の勉強会です。それから明日は父の85歳の誕生日ですので、夜は家族で誕生祝いをします。父が「明日で何歳になるとだったかね?82歳だったかね?」と何度も聞きます。その度に「85歳たい」と答えます。ごくごく軽度の痴呆症らしいです。病院で痴呆症のテストをした時に、ほとんどの項目は答えられたのですが、1分前の言葉とその日が何年何月何日かがわかりませんでした。でも物事の道理はわかっているし、自分でも「物が覚えられん」と嘆いていますのでまだ大丈夫です。体の方は特に異常がありませんので長生きをしてもらいたいと思っています。


今日も読んで頂いて有難うございます♪

第三者のセッションを聞くと勉強になる♪

2008-01-10 00:51:48 | コーチング
2008年1月10日(木)     心は  写真は昨年9月に阿蘇市で撮った花です。

昨夜は今年3回目のCTPでしたが、短い時間の中でコーチングエクササイズが2つありました。2つ目の開始が21時50分ちょっと前だったので、アナライザーの虫がまた「時間は大丈夫かな?」と余計な心配をしていました。私のコーチから「岩下さん、それで得るものは何ですか?」と聞かれそうです(笑)。

二つともコーチ役はすばらしかったのですが、中でも二つめのコーチがすばらしかったです。プロコーチの方なんですが、明るくテンポの良いコーチングで、私も受けてみたいなと思うようなセッションでした。終わった後、ご本人は夢中でやってましたと謙遜されましたが、私には自信に溢れているように聞こえました。この時のクライアント役が福岡の本城さんでよく知っているんですが、明るくてとてもいいクライアントでした。ある人が感想で『CTPくらいしか他人のコーチングを聞くことは出来ないので勉強になります』とおっしゃっていました。やはり、他の人のコーチングを聞くと勉強になります。特にこのような、明るくて笑いのあるテンポ良いセッションは見習いたいなと思います。

このセッションを聞いて気づいたことは、当たり前のことですが、クライアントのテンポがいい時はコーチもテンポ良く進めたほうがいいということです。コーチは声のトーンや速さをクライアントに合わせなさいとよく言いますが、私はどうなんだろうと思いました。本来私はどちらかと言うとせっかちな方です。結論を先に言ったりします。コントローラーが出るんでしょうか。しかし、コーチの時は「ゆっくりしたペースでじっくりと聞いてもらえた」とよく言われます。これはこれで大切だと思いますが、クライアントがポンポンとテンポよく進む時はもちろんそれに合わせるべきだと思います。多分無意識でやっていると思うのですが、果たして本当に出来ているだろうか?と考えました。次回のセッションでは、その点に注意してみたいと思っています。

また私がやっている【インターナショナルコーチング倶楽部】のスカイプ勉強会は、この数ヶ月、誰か二人にコーチングセッションをやってもらって、それを他の人が聞きフィードバックすることを行っています。いつまでも同じやり方じゃいけないな、と思っていたのですが、今日のCTPに参加してコーチングセッションをするだけでも気づきはあるなと思いました。今月も20日(日)と27日(日)の21時~22時30分に行う予定です。『スカイプ会議』は私も入れて10名までなので、これまでは24名の会員にだけ案内をしていましたが、【熊本コーチング倶楽部】と同じようにこのブログで案内してみようと今思いました。

100名まで一緒に話が出来る『スカイプキャスト』もあるのですが、これは以前書きましたが、開設した私がそこへ入れずうまくいきませんでした。『スカイプ会議』は、スカイプをインストールさえしていれば全世界無料で話せますので、よろしければご参加ください。これまでも参加者は多くて5~6名なので、改めて2~3日内にこのブログで参加を募集してみたいと思います。そこに質問やご意見を送れるようなフォームを作って置いておきますので、何かしらご意見などを頂くと嬉しいです。


今日も読んで頂いて有難うございます♪

今年は笑って過ごす♪

2008-01-08 00:55:39 | コーチング
2008年1月8日(火)     心は

昨年は忌中だったため年賀状を出しておらず、今年の年賀状に初めて、会社を辞めて『とても楽しくコーチングの勉強と仕事をしていること』を書いて出しました。

その内の一人の大学時代の友人からメールが来て次のように書いてありました。「50代半ばでの新たな出発大変ですね」と。『楽しくやっています』と書いているにもかかわらずです。「楽しそうですね」ならいいんですが、そうではありません。彼にとっては「50代半ばでの新たな出発は大変」なのです。

確かに一般的には、50歳代半ばに新たな仕事を始めるというのは大変というイメージなのでしょう。でも、会社勤務時代に出来なかったこと、やりたかったことをするという考え方をすると楽しいものです。

私の場合、やりたいことが出来るのは、昨日のブログに書いた「元妻がいない」ことがもしかしたら大きいかもしれないなと思いました。元妻がいたら、私の役職定年の時「給料が半分になっても子会社に行って頂きます。コーチングを始めるだなんてどういうつもり?その年で新たな仕事?あなたに出来るの?生活はどうするんですか?近所の人に笑われるわよ」と言ったと思います。あくまでも私の場合ですよ。一般論ではありません。と書いて、結婚している人からの批判をかわします(笑)。

今年は、その楽しいことをして、きちんと生活する基盤を作る年だと考えています。ホップステップジャンプ中のステップの年です。昨夜受講したCTPで、「今年のモットーは笑顔」と言った人がいました。私もそう思いました。楽しいことをしているので、私も顔つきは柔らかくなりましたが、昨年は笑顔は多かったか?と自問自答しました。やはり笑って暮らすのが一番です。昨日、松飾りを上下逆につけたのがわかって隣の奥さんと大笑いしましたが、それを家族に言いまた大笑いしました。今年のモットーは『笑う』ことと『上下の再確認』でいきたいと思います(笑)。


今日も読んで頂いて有難うございます♪

幸せベスト3♪

2008-01-07 17:15:00 | その他
2008年1月7日(月)     心は

写真左は年末から今日までの松飾り。ねずみがさかさまだし一番下に釘に掛ける為のワッカになった紐が見える。右の写真は上下をひっくり返して正しい形にした松飾り。確かに左の写真は変わったものに見える。芸術的だ♪



今朝、隣の奥さんが用事でこられた時、「お宅の松飾りは変わってていいわね。どこで買ったの?でもねずみが逆のような気がする・・・」と言われました。玄関で見上げてみると、確かにねずみの頭が下になっています。私はクリスマスリースをイメージして、大きな丸い輪を釘にかけていました。奥さんが「あら、これ上下逆じゃない?」と言われ、よく見ると下にワッカになった紐があるではありませんか!何と上下逆に今日まで飾ってました。今年は福が逃げていくと言って、隣の奥さんと大笑いしました (笑)。すぐ、上下を元に戻しましたが、奥さんいわく「まだ間に合います」だそうです♪

昨年は知り合ったコーチが多かったので、今年初めて年賀状を頂いた方もいらっしゃいます。東京のコーチ大会で名刺交換をした小児科医のTOMOTOMOさんからも頂きました。認定コーチの資格を取られたそうで、ブログも始められたとのことで見てみました。昨年12月から書き始めておられますが、医者としての本音もチラッと出てきて面白いです。TOMOTOMOさんのブログは、ここの『ブックマーク』にリンクしていますので興味のある方は見てください。10月4日付けの9月30日のコーチ大会に参加しました♪で書いている「医療」の分科会をされた女医さんです。

TOMOTOMOさんのブログの最新記事に書いてあったのですが、本田健さんのセミナーで『幸せな人ベスト3』という話があったそうです。何だろう?と思って見てみると次の3つでした。
① 信頼できるパートナーがいる
② 独身
③ 離婚して5年以上経つ

本田さんも視点が面白いですね。何故か斉藤一人さんが言っていることと似ているなと思いました。斉藤さんは結婚について次のように言っています。
① 結婚は嬉しい
② 結婚生活は修行である
③ 離婚は結婚の2倍嬉しい

人は人生の大部分を結婚して過ごしますので、とても大事なことかもしれません。本当にやりたいことを自由にやろうと思えば独身の方がいいのかも・・・。でも普通は『結婚というのはすばらしいものだ』と言いますよね。このお二人のように、結婚を神聖視していないというか、離婚者の方が楽しいと大っぴらに言うのも面白いですね。

私も本田さんのものさしで計ると、①は別として②と③はきちんとクリア(こういうのを『きちんとクリア』って言う?)していますので、とても幸せです。でも、この『幸せな人ベスト3』を読むと結婚している人が怒るような気がします。「まだ、結婚してて悪かったね」と。


今日も読んで頂いて有難うございます♪