2008年1月29日(火) 心は
昨夜はCTPで「アセスメントをどのようにコーチングに活かすか」について勉強しました。私自身もクライアントの方にアセスメントを使うんですが、だいたいセッションの冒頭でやってもらいます。それは、クライアントの方が自分を知ることと、私がその方を知ることの二つを目的として使っています。
私が使ってみて、相手の方を理解しやすいなと思うのが「ライフバランス」のアセスメントです。「ライフバランスのアセスメント」とは、自分の今の基礎的な状況のバランスがどうかを見るものです。これをすることによって自分を知ることが出来ます。今回のCTPでも「ライフバランス」が出てきましたが、今回は「身の回りの環境」「経済・仕事」「健康」「人間関係」の4つに分けてあります。「ライフバランス」のアセスメントにもいろんな種類があり、同じコーチ21でも違うものもあります。今回は4つに分かれているのですが、これくらいの少ない分け方もわかり易いなと思いました。中には6つや8つに細分化したものもありますが、基本的には同じようなものです。チェックを点数化している場合が多く、例えば100点満点の何点という具合に出ます。
アセスメントに対する考え方がクライアントさんによって違いますので、点数が極端に低い人や満点に近い人もいます。、単に何点だったかよりも、どんな考えでそこにチェックを入れたかなどもあわせて聞きます。例えば『身の回りは整理されている』という項目を考える時、たとえ同じような状況にある人でも、自分の捉えかた次第で「出来ている」と思う人と「出来ていない」と思う人がいます。点数が高い方がいいとか低いとダメということはありません。もし低くても『それが気になるかどうか』です。気になって直そうと思えばそれでもいいし、低くても気にならなければそのままでかまいません。あくまでもクライアントさんがどう捉えるかです。コーチがそれについて「改善しなさい」ということではありません。
これは4つのタイプにも表れるようで、これまでの経験ですが、プロモーターやコントローラーの人は点数が高い傾向にありサポーターの人は低い傾向にあるようです。アナライザーはどうなんでしょう?『何が正しいか?』を大事にするので、点数が高い低いよりも「この設問はどういう意味だ?」と考えてしまうのではないでしょうか(笑)。私もアナライザーですが、コントローラーも同じくらい入っていますので結構点数は高いです(笑)。
プロモーターの人は概して自分に自信を持っていますし、それを外に出すことによって自分のモチベーションを高めています。コントローラーの人も自分に自信をもち、その自信で人をコントロールしようと考えています。ですからアセスメントをすると高いんだろうと思います。一方、サポーターの人は概して自分を卑下する人が多く、仕事ができるのに「私は仕事が出来ない」と思っている人がいます。コーチングを学んでいる人は、自分を知っているのでそうでもないのですが、コーチングを知らない人にそういう人を見受けます。
以前のクライアントにそんな人がいました。その方は、コミュニケーションの点数が低く気になるということでそこに焦点を当ててコーチングを行いました。彼女は仕事をもっとお客様のためにしたいと考えて上司にいろいろ提案をするような人でした。また、サポーターゆえに自分がたくさんの仕事をやっているにもかかわらず、上司から別の仕事を言われると断れず、他人が断った仕事も受けていて、結果的に残業が増え「君は仕事が遅い」と叱られたそうです。
「あなたがやっている仕事の質と量は、同僚や同じ仕事をしている人と比べて劣っていると思いますか?」というようなことを質問しました。すると最初は「私は仕事が遅いです」「能力は低いと思います」などと答えていましたが、質問を変えながら何度も聞いていくと、最終的に「回りと比べるとそんなことはない。同じくらいの能力や仕事のスピードがある」と気づいてくれました。誰でも上司から叱られたりすると、「私は仕事が出来ない。人より劣っている」と考えがちですが、サポーターの人はその度合いが大きいようです。ですから、「ライフバランス」のアセスメントは、サポーターの人に「あなたは出来る人なんです」とわかってもらうことが出来るいいものだと思います。その時はセッションを始めた時の彼女のエネルギーが職場で3、自宅で5くらいだったのが、終わった時は7~8になり声がとても明るくなったことを思い出しました。
クラスの中で発言した時は「私はクライアントに自分を知ってもらう、また私もクライアントを知るために使っており、ここから目標を探すなどということはしていませんでした」と言いましたが、これを書いているうちに『そういえば、以前そんな使い方もしたな』と思い出しました。セッションを始めた時は普通の声だったのが、最後になると明るく高いトーンになる、そんなコーチングが大好きなトトロでした♪
今日も読んで頂いて有難うございます♪
昨夜はCTPで「アセスメントをどのようにコーチングに活かすか」について勉強しました。私自身もクライアントの方にアセスメントを使うんですが、だいたいセッションの冒頭でやってもらいます。それは、クライアントの方が自分を知ることと、私がその方を知ることの二つを目的として使っています。
私が使ってみて、相手の方を理解しやすいなと思うのが「ライフバランス」のアセスメントです。「ライフバランスのアセスメント」とは、自分の今の基礎的な状況のバランスがどうかを見るものです。これをすることによって自分を知ることが出来ます。今回のCTPでも「ライフバランス」が出てきましたが、今回は「身の回りの環境」「経済・仕事」「健康」「人間関係」の4つに分けてあります。「ライフバランス」のアセスメントにもいろんな種類があり、同じコーチ21でも違うものもあります。今回は4つに分かれているのですが、これくらいの少ない分け方もわかり易いなと思いました。中には6つや8つに細分化したものもありますが、基本的には同じようなものです。チェックを点数化している場合が多く、例えば100点満点の何点という具合に出ます。
アセスメントに対する考え方がクライアントさんによって違いますので、点数が極端に低い人や満点に近い人もいます。、単に何点だったかよりも、どんな考えでそこにチェックを入れたかなどもあわせて聞きます。例えば『身の回りは整理されている』という項目を考える時、たとえ同じような状況にある人でも、自分の捉えかた次第で「出来ている」と思う人と「出来ていない」と思う人がいます。点数が高い方がいいとか低いとダメということはありません。もし低くても『それが気になるかどうか』です。気になって直そうと思えばそれでもいいし、低くても気にならなければそのままでかまいません。あくまでもクライアントさんがどう捉えるかです。コーチがそれについて「改善しなさい」ということではありません。
これは4つのタイプにも表れるようで、これまでの経験ですが、プロモーターやコントローラーの人は点数が高い傾向にありサポーターの人は低い傾向にあるようです。アナライザーはどうなんでしょう?『何が正しいか?』を大事にするので、点数が高い低いよりも「この設問はどういう意味だ?」と考えてしまうのではないでしょうか(笑)。私もアナライザーですが、コントローラーも同じくらい入っていますので結構点数は高いです(笑)。
プロモーターの人は概して自分に自信を持っていますし、それを外に出すことによって自分のモチベーションを高めています。コントローラーの人も自分に自信をもち、その自信で人をコントロールしようと考えています。ですからアセスメントをすると高いんだろうと思います。一方、サポーターの人は概して自分を卑下する人が多く、仕事ができるのに「私は仕事が出来ない」と思っている人がいます。コーチングを学んでいる人は、自分を知っているのでそうでもないのですが、コーチングを知らない人にそういう人を見受けます。
以前のクライアントにそんな人がいました。その方は、コミュニケーションの点数が低く気になるということでそこに焦点を当ててコーチングを行いました。彼女は仕事をもっとお客様のためにしたいと考えて上司にいろいろ提案をするような人でした。また、サポーターゆえに自分がたくさんの仕事をやっているにもかかわらず、上司から別の仕事を言われると断れず、他人が断った仕事も受けていて、結果的に残業が増え「君は仕事が遅い」と叱られたそうです。
「あなたがやっている仕事の質と量は、同僚や同じ仕事をしている人と比べて劣っていると思いますか?」というようなことを質問しました。すると最初は「私は仕事が遅いです」「能力は低いと思います」などと答えていましたが、質問を変えながら何度も聞いていくと、最終的に「回りと比べるとそんなことはない。同じくらいの能力や仕事のスピードがある」と気づいてくれました。誰でも上司から叱られたりすると、「私は仕事が出来ない。人より劣っている」と考えがちですが、サポーターの人はその度合いが大きいようです。ですから、「ライフバランス」のアセスメントは、サポーターの人に「あなたは出来る人なんです」とわかってもらうことが出来るいいものだと思います。その時はセッションを始めた時の彼女のエネルギーが職場で3、自宅で5くらいだったのが、終わった時は7~8になり声がとても明るくなったことを思い出しました。
クラスの中で発言した時は「私はクライアントに自分を知ってもらう、また私もクライアントを知るために使っており、ここから目標を探すなどということはしていませんでした」と言いましたが、これを書いているうちに『そういえば、以前そんな使い方もしたな』と思い出しました。セッションを始めた時は普通の声だったのが、最後になると明るく高いトーンになる、そんなコーチングが大好きなトトロでした♪
今日も読んで頂いて有難うございます♪