「ガンダムOO」の第1シーズンがひとまず終わったので、マジメな感想を書いてみる。
武力による紛争根絶、という大変無謀なテーマを持ったロボットアニメだったワケです
が、私たちが生きるこの世界においてもいまだ、戦争や紛争・テロを根絶することは
かなわない中、一体どういうオチを付けようというのか。
それが最も知りたくて観続けているというのが本音だったりする。
第1シーズンで語られたことは、「悪」(世界を歪ませるもの)とはなんなのか。
一見極悪人のサーシェスですら、ガンダムOOの世界においては悪の象徴たりえず、
ラスボスと思っていたアレハンドロもまた同じであり、誰もが思いもしない相手が
影の総番長だった、という移り変わる「悪の象徴」を見せてくれた。
現実のこの世界でも、戦争で儲けている人たちがたくさんいて、そのシステムを作る
もの(国家や組織)、そのシステムの中で生きるもの(軍隊で給料をもらう人達)、という
構造が出来ている。
サーシェスはまさに後者にあたる。金さえもらえば人をも平気で殺し、テロリストになり、
傭兵にもなる。そのシステムがそこにあるからだ。私たちが会社に入って給料をもらうのと
まったく同じで、彼ら軍人はそれが仕事なのだ。たとえ人の命を奪うことであっても。
「いきすぎた愛は憎しみに変わる」
憎しみは報復を生み、報復の連鎖は不毛でしかない。
ロックオンとサーシェスの戦いにおいて象徴されたことは、まさにそれだった。
憎しみによる報復の連鎖をどこかで断ち切らないと、世界は永遠に変わらない。
人の心が変わらない限り、この世界は変わらないと思うのだ。国家や組織が利権を
争い、私利私欲に走ることをやめない限り。
人と人が憎しみあうことをやめない限り。一人一人の心が変わらない限り。
結局、答が完全に出ることはないんだろうなと思うけど、それでもどういう風に物語を
しめくくるのか、興味が尽きない。
ちょっとマジメモードでしたが、キャラ萌え以外にもちゃんとこういう事を考えながら観て
いるんですよ、というアピール?(笑)
最後に、これまた結構前の歌ですが反戦メッセージの名曲。スコーピオンズの
「Wind Of Change」。日本語で言うと「変革の風」かな。PVそのものにも反戦色が
すごく出ているのでイイですよ。
武力による紛争根絶、という大変無謀なテーマを持ったロボットアニメだったワケです
が、私たちが生きるこの世界においてもいまだ、戦争や紛争・テロを根絶することは
かなわない中、一体どういうオチを付けようというのか。
それが最も知りたくて観続けているというのが本音だったりする。
第1シーズンで語られたことは、「悪」(世界を歪ませるもの)とはなんなのか。
一見極悪人のサーシェスですら、ガンダムOOの世界においては悪の象徴たりえず、
ラスボスと思っていたアレハンドロもまた同じであり、誰もが思いもしない相手が
影の総番長だった、という移り変わる「悪の象徴」を見せてくれた。
現実のこの世界でも、戦争で儲けている人たちがたくさんいて、そのシステムを作る
もの(国家や組織)、そのシステムの中で生きるもの(軍隊で給料をもらう人達)、という
構造が出来ている。
サーシェスはまさに後者にあたる。金さえもらえば人をも平気で殺し、テロリストになり、
傭兵にもなる。そのシステムがそこにあるからだ。私たちが会社に入って給料をもらうのと
まったく同じで、彼ら軍人はそれが仕事なのだ。たとえ人の命を奪うことであっても。
「いきすぎた愛は憎しみに変わる」
憎しみは報復を生み、報復の連鎖は不毛でしかない。
ロックオンとサーシェスの戦いにおいて象徴されたことは、まさにそれだった。
憎しみによる報復の連鎖をどこかで断ち切らないと、世界は永遠に変わらない。
人の心が変わらない限り、この世界は変わらないと思うのだ。国家や組織が利権を
争い、私利私欲に走ることをやめない限り。
人と人が憎しみあうことをやめない限り。一人一人の心が変わらない限り。
結局、答が完全に出ることはないんだろうなと思うけど、それでもどういう風に物語を
しめくくるのか、興味が尽きない。
ちょっとマジメモードでしたが、キャラ萌え以外にもちゃんとこういう事を考えながら観て
いるんですよ、というアピール?(笑)
最後に、これまた結構前の歌ですが反戦メッセージの名曲。スコーピオンズの
「Wind Of Change」。日本語で言うと「変革の風」かな。PVそのものにも反戦色が
すごく出ているのでイイですよ。