赤毛のアンお稽古日記  ・なんたって“スパイダーマン”

12月18日

60億円かけたブロードウエイ最大の力作・スパイダーマン!
見ました。まだ日本人では何十番目くらいかしら?
まわりには日本人はいませんでした。

スパイダーマンは実際は10人くらいいるようです。
上から横から、後ろから前から、ときには客席通路に近く、観客のすぐ頭上を
飛びまわり、悪者と化した科学者の魔物と戦います。
まあ見てない人には分からないね。凄かった。ふふふ。

あらすじ①
軟な高校生ピーターはいつもクラスのワルにぼかすかいじめられています。
ある日化学部かな?のクラブ活動みたいな感じで、皆と遺伝子操作の研究室を
訪れました。(うちの環境ミュージカルに似ている)
その研究室では15匹の蜘蛛をはじめとする色々な遺伝子操作を行っていたらしい?
何故かそのうちの一匹の蜘蛛がピーターに取りついてしまいます。
そして突然に勇気凛凛・パワー全開のピーター。クラスのワルも片手でちょい!
あっちへほい!(こういうところは断然面白い!)
賞金付きのプロレスにまで参加して大儲け。続く。

*この辺はとても面白いがまだ空は飛ばない。
舞台装置が結構手動のところがあって、ブロードウエイで初めて黒子が舞台の
後ろを通るのを見ました!これってうれし~い!(昔アンでもありましたから)
それと30メートル四方の布を使って表現する箇所が何回かあります。
布で表現する。これもうれし~い!(うちでもよくやっています)
まだまだ手探りのところが感じられました。

それと今回ジョイス・シアターで見たダンス。
何の装置もない舞台で素晴らしい表現を見せてもらいました。
20世紀バレエ団・ベジャールもそうだったけれど、ただ単にお金をかける
舞台に対抗して、何もない中で人間の身体能力と、情熱と表現力を使って
そこに素晴らしい生命の喜び・苦悩を表現する。これがまた感動的だった。

これからは作品はこの2つの大きな方向に別れていくのでしょう。
「赤毛のアン」はどうするか?
もちろんベジャールが目標です。
出演者が、世界的ならそれも可能ですが、まだまだなので少しは装置で
カバーします。

頑張ろう。来年は「赤毛のアン」20周年です。

代表 小池雅代
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