お稽古日記・NYから戻りました。もう一度ベニスの商人。

12月17日 
アル・パチーノ ベニスの商人。
仕事はままならなかったけれど、NYに行って良かった。
その1が「ベニスの商人」原作を読めばちっとも面白くもないものを
これだけ笑わせる演技とはなんと素晴らしいことか!
シェークスピアも満足でしょう。何処までが演出で、各自の持ち味は
何処まで許されているのか?
きっと全てなんだよね。自分で考えて相手の動きに合わせて演技する。
臨機応変がいくらでも可能なくらい練習してある。
その練習・というか研究というか、情熱が伝わってくる。
アンコールの時前に行って顔をちゃんと確かめました、写真と同じです!
なにしろ立ち見なので疲れて床に座ると怒られるし・大変でした。

たいして美人ではなかったが、お姫様もなかなか良かったです。
しっかり大人の女を演じていましたから。ポーシャ。
NYにいるといつも可愛い!というものには出会いません。
素敵!豪華!大人。セクシー!個性的。(ときには凄く変なのもあります。)
うちの上の階にもユニセックスの若い男性がいてさっきもエレベーターで
「寒いわね♡」と言われました。結構綺麗です。

今回のアパートは57丁目の8アベの角。アル・パチーノの愛人も住んでいる。
NYでも指折りの豪華ビルです。そこに住んでる金持ちの友人から借りました。
何部屋かあるようです。
昨日住人のパーテイーがあり、なんだか分からないままに参加しました。
映画に出てくるパーテイーと同じでどきどきしました。

「あそこの美人は誰?あの胸が見えそうな人?」「マネージャーの奥さんよ」
「あそこの凄い足の綺麗な美人は?」「あれは怪しい」
「あの男の人は?素敵?」「管理人」
「あのお婆さんは?凄いネックレスの?」「未亡人」
答えるほうは39階に住んでいる三菱○○の奥様。まだ40位に見えましたが。
カーネギークラブ会員ということで紹介されました。めちゃ博識。
私も文化庁の在外研修員ということでちょっとは有名なのです。
しかし彼女は答えることより、食べることに熱心でした。

*きょうは成田から直行してちゃんと練習参加しました。
珍しく受験用の練習もしました。新曲・書きとり・あんなに歌っているのに何で
書けないのでしょう。とちょっと腹が立ちましたが、これからも少しずつやって
行きましょう。

また誰かが芸大など受かってくれますように。
一般の受験生は早く合格して戻ってきてください。

代表 小池雅代
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )