プチ・ドラマ研究会Ⅱ

主に、テレビドラマや役者さんについて書きます。プラス、嵐ゴトも時々。

リーガルハイ*5

2013-12-15 02:37:19 | ドラマゴト*13
こんばんは
ようやく、5話の感想となりました。


今回のテーマは、「著作権侵害問題」。かつては零細文具会社、今は巨大企業の「AJISAIカンパニー」の社員で、人気キャラクターの「おやじいぬ」の発案者・田向(野村将希さん)の権利を巡っての裁判となりました。


なんだろう、自分にとっての「幸せ」とは何だろう?と考えさせられそうな内容でしたね。
そして、羽生の目指す「理想の結末」のかたちがかいま見えた回でもありました。


キャラクターのこともありましたが、田向があまりにもさえないビジュアルだったので、最初、演じられているのが野村さんとは気づかなかったです
眼鏡がくもったり、前髪が下りていたり…話し方もあまり自信なさげでした。


でも、裁判に入ってからはビシッとしていて、主張もする。わかりやすい変化ではありました。
メディアの取材を受けているときでしたか、またも「水戸黄門」のテーマが流れてきて…なんだか、変な安心感がありました(^_^;)


黛のお父さんの、「授業参観(by古美門)」的な傍聴が続き、観ているこちらも気が気ではありませんでしたが、最後の、黛の、「古き良き会社」への言葉、良かったですね。
古美門も、もう、彼女を信頼して任せているんだな、とわかりましたし、弁護士として成長しているのがすごく伝わってきました。


「時代は変わった…義理と人情では会社はやっていけない…変わらない者は滅びる」としながら、すべての会社と社員への感謝で結ぶという、彼女の人柄も見えてくる言葉たちでしたね。


変わってしまった家族、再び一からやり直そうと話す「あじさい文具」の人々。
古美門は大満足のようでしたが、田向にとっては必ずしもそうではなく、寂しさのほうが大きかったのではないかと思えました。


そして、おせっかいなお父さんのせいで、黛と羽生が食事する場も設けられましたが、黛を家まで送った羽生は、単に鈍感なのか、わざとそうしたのか…わからなくなりました。


自分なりの方法論で裁判に臨み、判決のもたらした結果に満足して、自信を深めた羽生。
そんな彼の様子には全く気づかず、多額の報酬を得た満足感に浸っている古美門。
双方の個性がより濃く描かれ、今後の関係性の変化を予感させる回でした。





今、あの「おやじいぬ」が、メール素材になっていますね。
うっかり(笑)、ダウンロードしてしまいました。