ゆんたく日記

ドラマ、映画、旅行等々…自己満足で好きなこと書いていきます。

「フラガール」

2006-11-12 01:38:04 | 映画
story
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。時代は石炭から石油へと変わり、閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用したレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が地元の少女たちに対して行われた。この町から抜け出すチャンスだと考えた早苗(徳永えり)は紀美子(蒼井優)を誘って説明会へと向かう。明説会では、セクシーな衣装で踊る姿に、大半の応募者が逃げ出し、残ったのは紀美子と早苗の他には初子(池津祥子)と小百合(しずちゃん)のわずか4人だけだった。そんな中、元SKD(松竹歌劇団)のダンサー平山まどか(松雪泰子)がフラダンスの教師として東京から招かれる。しかし、とある事情で渋々やって来たまどかは、教える相手がズブの素人と分かり、完全にやる気を失ってしまう…。

ようやく見に行けました 水曜レディースデーに友達と観に行こうといっていたんですが、金欠でDVD鑑賞に切り替わってしまったので、どうしても見たくって家族3人で観に行きました(笑) このブログでは幾度となく母親がいわき出身だと書いていますが、まぁ、そんなこんなで義務的に(?)観に行って参りました 
今年はなんて映画が豊作なんでしょう・・ これもかなりいい映画です どっかの映画サイトではず~っと満足度ランキング1位ですが、それも納得です まず、舞台がいいです 昭和の炭鉱、ずり山、長屋の風景など、東北ならでは哀愁帯びた雰囲気がいいんですよね~ 「3丁目の夕日」にしても「地下鉄に乗って」にしても、最近なぜだか昭和ノスタルジーな傾向にある日本映画ですが、こういう雰囲気大好きです 炭鉱町の生活の様子なども丁寧に描かれているので、なんだか歴史の教材を見ているかのような感じもしました おじいちゃん、おばあちゃんにも見てもらいたいなぁ 素敵な映画があるんだよって教えてあげよう 観たら懐かしくてちょっと泣いちゃうんじゃないかなぁ笑 
そしてこの映画でフラダンスと同じくらいに魅力的な要素になっているのは福島なまりであります 「~だっぺ」「でれすけ」「~してくんちぇ」・・・。なんか・・可愛い 蒼井優ちゃんが言ってるからかい?たぶん、そうです これらの訛り、母親の実家に帰れば嫌でも耳に入ってくるんですが(嫌じゃないけど。笑)可愛いって思ったことなくって、綺麗なお姉さんがすごい訛りでしゃべってると「気の毒だなぁ、顔はあんなに綺麗なのに」と思ったものです(笑) それなのにこの映画の中ではかなり魅力的に思えてしまった 出演者のお陰で愛しやすくなりました 本当に訛り上手なんですよね~ 母曰く、優ちゃんが一番上手いらしい 本当に彼女は天才でした 
 そしてなんといってもフラダンスがすばらしいです 練習期間はたったの3ヶ月ほどらしいですが、もうプロですよ 松雪さんと優ちゃんのソロシーンもすごい迫力だったし、最後のダンスシーンなんて鳥肌モンです 終わったとき映画館にいることを忘れて拍手しちゃいそうになりましたよ ダンスがこんなにも人を魅了することができるんだと改めて感じたのでした
小さい頃からよく行っていたハワイアンズ 今じゃもう、いわきにあることが当たり前になっているけど、物を作るというのは大変なことで、ましてや炭鉱にハワイを作るとなれば、そりゃあ町中大騒ぎだったと思います。映画にもあるように反対した人だって大勢いたろうから対立だって生じるしで順調に開発が進んだわけではないんですよね。無事に完成したこと、もっと有り難く思わないとなぁ フラダンスショーだって、小さい頃は客席で楽しく見ていたけど、大きくなるにつれ「ショーの間はプールが空いてるからラッキー いっぱい泳いじゃえ」なんてショーそっちのけで遊んでた自分のバカッ フラガールの苦労を知れと自分に言い聞かせるいいきっかけになったので、これからは真剣にフラダンスショーを見たいと思います あー行きたくなってきた この冬休み、映画を見た人たちでハワイアンズがいっぱいになったらいいな そんなことを思います 大事に大事に守り続けたい東北のハワイです