美らライフ@沖縄

沖縄生活日記

飲酒運転で逮捕・・・

2007-12-21 18:27:51 | Weblog
こんなコトをブログに書いていいのだろうか・・・

昨晩、海坊主が逮捕された。原因は、飲酒運転。

この地域で活動する彼の同業者がほぼ全員集まった、忘年会に参加し、帰宅時の出来事。

どうせ、遅くなるだろうと私は既に寝ていて、朝、目が覚めると海坊主が隣に寝てない。こんなコトは初めて・・・

なんか嫌な予感がした。

携帯電話を見ると、夜中3時過ぎと、早朝6時半頃に、見覚えのない、同じ電話番号からの2件の着信があった。それに、1件の留守番電話も入っている。

更に、嫌な予感が増す・・・

留守番電話を聞いてみると、「○○警察所のXXです(名前が聞き取れず)、海坊主さんを昨夜逮捕しています。めがねやコンタクトレンズの用品など、本人が、差し入れを希望しています。ご連絡下さい。」

嫌な予感的中・・・昨夜逮捕・・・すぐ頭をかけめぐったのは、飲酒運転。最悪なパターンであれば、それで、事故をおこして、人を巻き添えにしていること。

即効、着信のあった番号へ電話してみることに。すると、私に電話をかけてきた、担当者の名前が分からないままでは、今すぐ対応ができないので、伝言を残してもらえたら、折り返しこちらからかけるという。担当者の名前が聞き取れなかったので、致し方なく、待つことに。待つこと1時間。長い、長い1時間・・・

そわそわしていると、電話がなった。

警察:「もしもし。○○警察所のXXですが、海坊主さんを昨夜逮捕しています。本人が差し入れを希望していますので、お持ち頂けますか?」

私: 「なぜ、逮捕されたんでしょうか?」

警察:「現在捜査段階ですので、警察から何もお伝えできる段階じゃないんです。本人と面接できるようになったら、本人から直接聞いてください。」

私: 「他人を巻き込む事故や事件ではないですか?」

警察:「違います。本人のみの問題です。」

飲酒運転だなとここで確信。

いつもあれだけ口煩く、飲んだ時は代行を呼ぶか、タクシーで帰ってくるように言ってるのに、なんで!と怒りが込上げてきた。腹立つ気持ちと、混乱と、心配とで入り乱れた感情のまま、急いで、海坊主の着替えやコンタクト用品やめがねを用意して、家を飛び出た。

タクシーで15分ほどで警察到着。ものものしい雰囲気に圧倒されつつ、受付を通ろうとすると、受付の警官に止められる。

受付: 「どちらへ?」
 
私: 「留置管理課へ差し入れを届けに来ました。」

受付: 「留置されている方のお名前をお願いします。」

私: 「XXXXXです。」

受付: 名簿で、留置者の名前を確認し 「ただ、差し入れ受付時間にはまだ早いんですが。」

私: 「今先ほど、電話があって、すぐ来たんですけど・・・何時からですか?」

受付:「10時ですね。なので、1時間ばかりお待ち頂かないといけません。」

電話してきた、警官のオッサンちゃんと受付時間言わんかい!とここでも、ムカッとしつつ、仕方ないので、待つことに。

留置管理課に着くと、扉の前で50代ぐらいの女性が1人立ちすくんでいる。

私を見て、この女性は、受付時間まだみたいだと伝えてくれる。この女性も私も警察から電話があったので速攻かけつけたものの、受付時間を伝えてもらえておらず、1時間待つことになった。

隣同士で、ソファに座っていると、なぜ、留置所にいるのかという話に・・・同じ心境の2人が同じ場所に居合わせるとよくあることですな。

私はまだ良く分からないが、相棒が、飲酒運転したらしく、それで留置されていると伝え。この女性は、大学生の息子が諸事情があり、やっていたアルバイト先で、客引きをしたところ、それが警察で「迷惑行為条例違反」で捕まったとか・・・就職も決まっていて、学生結婚しているから、嫁も子供もいて、家計の為に、学校が終わったあと、割のいい仕事をということで始めたアルバイトだったらしい・・・・運が悪いとしか言いようがないよね。色んな事情で皆警察にお世話になるのねと、他人事のように思ってしまった。

待ってる間、この女の人と話をすることで、1人で抱えていた気持ちの重いものが少し軽減されたのと暇つぶしになった。

その後、1時間が過ぎ、受付が始まった。

細かい持ち物検査が入る。スエットの上下に、Tシャツ、下着、めがね、コンタクトレンズに用品・・・と必要最低限のものしか差し入れられない。スエットの紐は、自殺行為や武器に使えるからか、はずすように指示された。差し入れ内容と私の詳細もばっちり取られ、捺印箇所は判子を持ってなかったので、指紋を取られた・・・人生何事も経験とは思うけど、なんで、こんな経験しとんねん私・・・とまた、情けなさが込上げてきたり。

今日はまだ面会できないので、差し入れが済んだら、交通課で昨夜の状況を聞きに行った。

結構、男前で少し強面のいかにも、刑事~って感じのオヤジが出てきて対応してくれた。

私:「昨夜、逮捕されたXXXXXXの件で、可能な範囲で状況を聞きたいんですが。」

刑事:私をじ~っと、見つめてから。「あなた、奥様?」

私:「いえ、婚約者で一緒に暮らしてます。」

刑事:「そう。昨夜ね、XXさん随分お酒飲んでたみたいでね。通常であれば、息を吐いてもらって検査するんだけど、本人がそれを拒んでね。少し、暴れたんだよ。仕方なく、その場で抑えて採血して、血液にアルコール反応でたから、令状出して、逮捕になったんだよ。」

私:「そうですか・・・」アホかあいつは・・・と思いながら。

刑事:「まだ、その時の体内アルコール度数とか、検査結果が出てないのと、事情調書取らないといけないから、最低3日間は面会もできないんだよ。ただ、何か動きがあったら、あなたに電話するように担当の者に伝えておくよ。」

私:「おねがいします」

と、連絡先をその刑事に伝えて帰宅。

週明けまで何も分からない。分かっているのは、最低3日後には面会が出来て釈放となるか、検査と捜査結果によっては、10日間、最長で20日間の留置所生活となるそう・・・

クリスマスも、年末年始もあったもんじゃないです。ほんま、2007年最後の最後にやってくれました。

海坊主にしてみれば、家からほんの500メートルしか離れていない居酒屋での会合。車ではなく、原付だし、目と鼻の先の距離。大丈夫だろうと思ったのだろう。気持ちは分かるが、飲酒運転には変わりない・・・

不幸中の幸いは、他人を巻き込んだ事故や事件でなかったこと。海坊主1人であれば、ある意味、きついお灸をそえられてると思える。これで、二度と飲酒運転をすることもないだろう。人を傷つけてからでは取り返しつかないからね。人生の厳しい勉強になったということで、10日でも20日でも留置所にいてもらうしかない・・・

警察から戻り、誰かに話したくて仕方なかったので、母親に電話した。

私の怒りや、情けない気持ちなどをぶちまけると・・・「アンタの気持ちも分かるけど、今、一番辛いのは、海坊主くんやで。あの子のことやから、めちゃくちゃ反省して、あんたに申し訳ないと思ってやるで。面会の時にヤンヤン怒らんと、おいしいもの作って待ってるよぐらい言ってあげ。それが一番きくで。今海坊主くんを支えてあげられるのはアンタやねんで。」と・・・

さすが60年私たちを育て上げて、色んな時を乗り越えてきたオカンの言うことは偉大に聞こえた。しかも、笑ってるし・・・「人様を傷つけてないし、ええ勉強しやったやんか。可哀想やけど、しばらくは、我慢してもらわなアカンねぇ・・・」と。

厄年全快の今年は、私よりも、愛する人たちの災難(?)がふりかかっているような気がしてやまない。

今日の那覇は大雨&雷。私も泣きたい・・・海坊主も心で泣いてるやろな・・・