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心のたねを言の葉として

「神田川淫乱戦争」を見る、聴く、            『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2021/10/8

2021-10-08 05:24:46 | 映画

CⅤ「神田川淫乱戦争」を見る、聴く、            『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2021/10/8 

 

 夜の街、アパート群の灯り、少年がフルートを吹く、何を求めて、癒し、街中の川、冴えないどぶ川、アパート、マンションの谷間に、裸のカップル、抱き合い、絡まりあい、抱き起こす男、倒れこむ二人、反復、男のやる気、娘の倦怠、疲れ、尻を向ける主人公、股間に顔を埋める男、朝、ベル、仕事に出ていく男、スーツ姿、同僚なのだろうか、今日も休むのかと、裸のままの娘を諭す男、だが、平気な娘はまた、男に絡みつく、仕事帰りの男、川、谷間、始まりの娘の部屋の隣には、黒い衣装の姿暗い部屋、赤い衣装の主人公は窓の外を覗く、川の反対側のマンションの一室、浪人の少年、壁には、受験勉強の張り紙、そして、母、なぜか、パリ、セーヌ左岸の文字も、しかし、二人の関係はおかしい、全ては母に支配されて、采配されて、なんと母は、少年の前で胸をはだけて、胸をしゃぶらせる、双眼鏡で覗く主人公、隣の娘に無線、灯りを消して外を見ろと、かくて二人は向かいの様子を見つめる、抱き合う母と少年、手も出さずにひたすら舐める少年、これはいかんと、何とかしなくては、救出しなくては、川を渡りマンションに、しかし、警備員に追いだされて、簡単にはいかないのだ、戻ったスーツ男と隣の娘の抱擁、一体、彼らの関係は、恋なのか、遊びなのか、仕事は、全てが曖昧、繰り返される、こんな日常、娘のアップ、正面のショット、誰を、何を見ている、カメラを、彼方を、可愛い二人の娘、母の買い物の隙に、川に、そして、連れ出そうと、戻った母は、川の中に、飛び込み、大騒ぎ、諍い、殴りあい、絡まり、母は、なんと、川に在った板、筏だろうか、乗せて、流してしまう、二人、かくて、主人公と少年、部屋に連れ込んで、裸、抱き合う二人、これまでも、ベッドから、落下する、人物たち、絡まり、回り、落下、ベッドから、ラストには、マンションのベランダだろうか、主人公と少年は、裸になって、抱き合い、求め合い、重なり、回る、そして、ベランダの手すりに、なんと、二人の勢い余ってか、手すりが落下してしまう、しかも少年はそのままに、川に落下していく、主人公はしきりに、部屋から、要らないものたちを投げ捨てていた、ごみの川、どぶ川、そして、今、落下した少年を見つめ、さて、己は、一人裸で、次なる、獲物を求めるか、裸のライオンのごとく、だが、主人公は、彼方を見つめ、背景の空、仰角のカメラ、勝利の叫びと思いきや、己もまた、どぶ川に落下していくのだ、心中、自死、赤い衣装と黒い衣装、アナボルか、ブルジョア一家、マンションを撃ったか、だが、主人公たちもまた、冴えない、ブルジョアお嬢さんたちに過ぎないのではないか、眠い、疲れた、彼との絡み、そして、川の彼方の少年と母、そして、正面を見るショット、視線の強さ、覚悟、可愛さ、美しさ、青年との曖昧な関係、彼もまた、何を求めているのか、危うい関係、音楽、リズミカルな、コミカルな音楽、深刻な、言葉以上に、音楽で、人物を表現する、だが、この音楽は、人物を、表現しているのだろうか、たまたま重なってあるばかりで、人物たちの、思いとは、裏腹かもしれない、だから、始まりの、フルートも、本当に少年の、奏でた音楽とは限らないのだ、人物、姿、言葉、背景のビル、川、音楽、色彩、これらに、意味を持たせることなど出来まい、全てが、曖昧に、危うく、絡まってあるばかり、そして、この絡まりこそが、一つの権力なのだから、これら総体を背負い、生きること、覚悟、飛び込んて行くこと、ごみ溜に、ラストは、川に飛び込んだのだ、ごみの中に、現実の死から、始まりだ、さてさて、始まるかな、始めようかな、さてさて、さてさて、

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