(折々のことば 鷲田清一 6月28日)
かなしみの病床でも
よろこびの花畑でも
こぼれ落ちたところがふるさと
志樹逸馬
13歳でハンセン病を発症。以後30年間「園」で生きるほかなかった志樹は、多くの詩編を遺した。
その一つにこう記す。指が曲がって水がこぼれても、いのちの水はこの手になみなみと注ぐ。誰に顧みられなくとも、そこを拠点に「前に歩くこと / 交替でなく / 比較でなく / 訣別でなく」と。
若松英輔編『新編 志樹逸馬詩集』
札幌国際芸術祭
札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf