キニピアック大学の世論調査

2009-08-06 10:48:29 | 日常
米有権者の61%「原爆投下は正しかった」

【ワシントン=黒瀬悦成】米キニピアック大学(コネティ
カット州)の世論調査研究所は4日、米国による64年前の
広島と長崎への原爆投下について、米国の有権者の61%が
「正しい行為だった」と回答したとする全国世論調査の結果
を発表した。「間違いだった」は22%で、米国人の圧倒的
多数が原爆投下を支持していることがわかった。年齢別で
原爆投下に対する支持が最も高かったのは55歳以上で、
73%が「正しかった」と回答。一方、35~54歳の支持率
は60%、18~34歳では50%に低下した。同研究所の
ピーター・ブラウン副部長は、「第2次世界大戦の惨禍を
記憶している人は、トルーマン大統領(当時)の原爆投下の
決断を圧倒的に支持している」とする一方で、「第2次大戦
や冷戦を知らない世代ほど、原爆投下を支持しない傾向が強い」
と指摘した。党派別では、共和党員の74%が支持したのに
対し、トルーマン大統領と同じ民主党員の支持は49%
(不支持29%)にとどまった。
調査は7月27日~8月3日にかけて、全米の有権者2409人
を対象に実施された。
(2009年8月5日10時48分 読売新聞)

読売新聞の記事は年齢別、党派別しか世論調査結果を紹介
していませんが、キニピアック大学は男女別、人種別、所得別、
政治理念別、学歴別、宗教別、学歴別など、かなりきめ細かい
調査をしています。
詳しい調査結果はこちらでご覧になれます。
August 4, 2009 - Bombing Hiroshima Was Right, Amercian Voters Say 3-1, Quinnipiac University National Poll Finds

この調査から解ったこと
・男女別では、男性の方が原爆投下を支持する率が高い(男性72% ー女性 51%)
・収入別では、収入の低い層で、高い層より「間違いだった」とする人
 が多い
・宗教別で見ると、キリスト教徒に支持が多いのに対して、ユダヤ教徒
 は支持しない人が多い
・人種別では、白人よりも黒人・ヒスパニックの間で支持が低くなっている
・学歴別では(幾分大学卒に不支持が多いものの)大差はなかった
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