今回は斎王代列で行列の先頭から斎王代の輿の前までを紹介します。
先導の肝入(きもいり)と警護役の火長(かちょう)
斎王代列の先導は近衛使代列同様に狩衣姿の肝入のようです。
その後ろに弓矢を持った検非違使庁の火長が続きます。
命婦(みょうぶ)
高位の女官、または高官の妻女。小袿(こうちぎ)、単、打袴を着用します。
身分が高いのでお付きの白丁から花笠を差し掛けられています。
女嬬(にょじゅ)
食事を司る女官。最も人数が多いです。こちらも小袿(こうちぎ)、単、打袴を着用します。
素人目には命婦との着物の豪華さの違いはよくわかりませんでした。
一番格下の女嬬ですが着物の重量は10kgもあるそうです。
命婦と女嬬。白丁が花傘を差し掛けているのが命婦です。
女嬬
女嬬。すぐ後ろに続くのは舎人?更に後ろには斎王代の腰輿が見えます
命婦
命婦と女嬬の衣装の違いは遠目にはわからないのですが、拡大すると命婦の方が刺繍などでの立体感があり、重ね着の枚数も多いようです。
命婦の襟元
女嬬の襟元
命婦の袖口
女嬬の袖口