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神倉神社 「お燈まつり」 Ⅳ

2011年02月16日 13時34分52秒 | カメラクラブ
お燈まつりは、クライマックスを迎えました。

2300人のたいまつに、火が移って、境内が騒然となっています。

山門の前に、燃え盛るたいまつを持った、上り子たちが、押し寄せ、山門の開かれるのを

今か!今か!と、『早く、開けろ 』『開けろ 』と叫びながら、足を踏み鳴らしています。

この赤い鳥居の山門が開いて、上り子が一斉に、先を争って山を駆け下るのです。

 『この祭りの起源ともいえるのですが、たいまつの火を各家庭に、持ち帰って、灯明に上げたり、

 煮炊きに使ったそうです。 この山が、女人禁制であっても、女性は家庭で、この火を自宅で待ち、

 灯明や料理に使うことで、この火祭りの行事の大事な役目を、女性が分担しているとのことです。

 決して、女性蔑視ではないことを強調した、パンフレットを入山札をもらう時に、合わせて

 熊野速玉大社が、配ってくれた。』

そんなことは、別として、男たちは、我こそは、1番乗りをと、門の前で、押し合い、へし合いしている。


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たいまつの明かりで、上り子、それぞれの顔がわかるほど、その場が明るくなりました。

と、その時『プオォ~~~』『ブオォ~~~』 ホラ貝の音が鳴り響きました。

『うおぉ~~』『わぁ~~』山が男達の叫び声で、いっぱいになるのと、同時に山門が開きました。


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たいまつが、山を、石段を、駆け下った

待ち望んだシャッターチャンスが、到来した。

『カシャッ』『カシャッ』『カシャッ』『カシャッ』『カシャッ』  しかし、どうしても、ジャマだった。





ヘルメットが増えている  ここじゃ撮れない。 

こうなったら、場所をかえるしかない。しかも、手持ちだ。





ああぁぁー。『下り竜が、寸足らずだ。』  もう1回と構えたら、

『下り竜』がノロノロ、そろそろ、の渋滞に、『牛歩』(ぎゅうほ) になってしまった。





これじゃ、たいまつ行列だ。元の場所へもどって、三脚に据えて、『山は火の滝』を撮りましょう。

山は煙でかすんでいます。すごい光景です。これは『山は火の滝』です。山が動いています。






おぉ、いい場所に、陣取っているヤツがおると思ったら、テレビの取材だった。


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インタビューも、してるけど、火傷に注意やで。

ホラホラ 火の子でダウンジャケットに、穴が空きそうだ明日、びっくりするでぇ~。

大分、時間が経ったけど、まだまだ、大勢の、上り子が、たいまつを掲げている。





あの、ちいさい、一丁前の男たち  は、もう、山を下りたかな  

それとも、だれかの背中で、石段を駆ける夢をみてるのかなー。


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たいまつの火も、残り少なくなっている。

あとについて、私達も山を下りましたが、これが、たいまつを持ってないのに、キツかった。


                       このあと、もう一話だけ(つづき)ます。



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コメント (4)
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