グー版・迷子の古事記

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出雲と大和の世界観

2013年10月02日 | 古事記
月神で「キ」は月・月神を表す可能性がある事が明らかになったと思います。
そしてもし、「キ」が月・月神だったすると新たな世界が見えてきます。

「ヒ」を「日」、「キ」を「月」とする二元論的世界観を持つ集団と、
「ヒ・シ」を「日・光の世界」、「ネ」を「月・闇の世界」とする二元論的世界観を持つ集団。

そして、天皇家の姓と「月」の関係…

  《出雲併合》

大和により出雲併合は、神話の世界では「国譲り」として語られ、実世界では崇神天皇の御世の話として語られていると考えています。
(ネコ) (色許とは?)

崇神天皇の御世に、出雲と関連の深い「ネ(根)」、「根の国」のある出雲の「根」を名前に使う「ネコ(根子)」は天皇名に使われなくなります。

出雲系の集団には「シコヲ(色許男)」「シコメ(色許女)」が名前によくつきます。
これは大和系の集団の「ヒコ(日子)」「ヒメ(日女)」に相当するのではないか?と思います。
出雲系の方言ではないでしょうか?

それを匂わせるような神様がいます
スクナヒコナ(少名毘古那)…播磨国風土記・旧事本紀ではスクナヒコネ(少彦根)
アヤカシコネ(阿夜訶志古泥)
イクツヒコネ(活津彦根)
アマツヒコネ(天津日子根)
ヨモツシコメ(黄泉醜女)
アヂスキタカヒコネ(阿遅鉏高日子根)

光と闇を中心に世界を考える出雲系と、
太陽と月を中心に世界を考える大和系、
私にはそのように見えます

大和系では月が一見活躍してないように見えるのですが、
太陽の運行に重要に関わっていると思っていたであろう痕跡が残っています。
この事はもう少し考えをまとめて書いてみたいと思います。

  《天皇家》

天皇家は紀氏と同属といわれる事があります。
天皇家が外交で自ら或いは自らの国を「姫氏・東海姫氏」と名乗っていたらしいのです。
太陽神を崇拝する天皇家が「キ氏」ならば、キ(月)との関係はどうなのだろう?
音も同じだし何かしら秘密が隠されていても不思議ではないような気がします
今後の課題にしてみたいところです。

今日のまとめ

内容の少ない纏まりも無い文章になってしまいました…
本当は紀氏の事をもっと掘り下げたかったのですが…
紀氏の系図が難しい
神様なら興味沸くのだけど人間の系図は全然興味わかね~