アルゼンチン・チリの南部、南極やらマゼラン海峡やらに近いところはパタゴニアと呼ばれ、大自然が残っている。ブエノスアイレスから南へ飛行機で3時間半、ロスグラシアレス国立公園への拠点となっているEl Calafate(カラファテ)を目指した。数年前までは、ブエノスアイレスでカラファテと言っても誰も知らなかったが、今では誰でも知っているとのこと。とはいってもメインストリートが1本、端から端まで歩いても10分程度の小さな町だ。
そんなカラファテについて、また事件が起こってしまった。預けた荷物が回転台にでてこない。
なんと乗り継ぎも何も無いフライトでロストバゲッジをくらってしまった。スペイン語交じりの係員と何とか交渉して、レンタルウエアショップのクーポンをもらうことができた。でも、これらはスノボーウエアのような防寒具だけで、歯磨きセット、シャンプー、石鹸など、いろいろと出費がかさんだ。しかも、次の日荷物は同じ名前の違うホテルにとどけられていたし。。。
自分で別のホテルまで探しに行かなかったら永遠にでてこなかったかも知れない。
さて、カラファテの街はツーリストであふれていたが、あくまでもロスグラシアレス国立公園の拠点でしか無く、街にあまりみるところはない。ただ、街にはレストランやカフェがたくさんあり、旅の疲れをとったり、おいしい料理を見つけるのには苦労しない。


ショーウインドウの中で肉を焼くパフォーマンスをする店も多い。大衆的なレストランでラム、鳥、牛などのAsador(ステーキ)ビュッフェがUS$12ほど。ちょっと高級なレストランでAsadorの単品$15ほどで食べられる。 
さて、食べ物の話はこれぐらいにして、2日目はいよいよロスグラシアレス国立公園(スペイン語:Los Glaciares)の一日ツーアに参加した。ロスグラシアレス国立公園は氷河や山、湖などが点在する大きな国立公園だ。氷河群は南極、グリーンランドに次ぐ3番目に大きなものだという。
途中こんな→未舗装路を走り、ミロドンの洞窟や湖のほとりにいた”牛”とかをみつつペレトモレノ氷河へ向かった。
この牛たちを見てアルゼンチンはやっぱり牛肉の国だと実感する。

使用前↑
使用後↓(やっぱり食べ物かい!)

40人ほど乗り込んだバスが山道を走りぬけ突然BGMが流れ出して何だ?と思っていると目に飛び込んできたのがこれ。山の上からどんどん押し出されてくる氷河は湖面にせり出し、高さは80~90メートルはあろうかというほどだ。曇りでも青く光っていた氷河は晴れてくるともっと青く光った。

大体の人が言う感想。『ガリガリ君みたい』
クリスマスで店がしまっていて、買い物ができなかったので、クッキーなどの簡単な昼食しか買えなかったけど、氷河を見ながらの昼食は最高だった。

ボートに乗って湖面にくりだした。すると、大きな音を立てて氷河が崩れる。決定的瞬間のはずが。。ちょっと遅かった。




そして今日の終わりのディナーはまたもやステーキ(2日連続)。カラファテで一番といわれる人気のあるレストランは上品ながらも人でごったがえしていた。値段もそれほど高くなく、味ももちろんおいしい。


調子にのってデザートまで。。。近くのカフェでいただいたコーヒーとプリンは絶品!ヨーロッパ風に入れられたコーヒーと甘さ控えめのプリン。この味はアメリカでは絶対味わえない。そして値段も安い。ついつい食べ過ぎてしまいそう。(コーヒー50 円、プリン200円ほど)


本日の宿
Hostel del Glaciar Pioneros
木造でこぎれいなYH。中心地からは徒歩10分ほどかかるが受付の対応はいい。英語も通じる。
バストイレ付個室、約$50