今回も顰(しかみ)面です。在庫一掃セールです(^^;
幅15.6㎝ x 長20.0㎝ x 高6.7㎝。重 163g。江戸時代。
木地の上に胡粉を塗り、さらに薄く黒彩色を施してあります。口の一部が赤く塗られていますが、眼や歯に金泥は使われていません。
全体的にそれほど精巧な彫りではありません。特に裏は、江戸時代の土俗面によく見られる簡単な彫りです.
この品は能面ではありませんが、大きさや重さは、人が被って歌い踊るのに適しています。祭事に用いられたのかも知れません。
眼の玉が大きい。カッと見開いた状態なのでしょうか。
大きな鼻、しかし、牙は無し。
横向きの方が精悍さが感じられます。
これまでの、先輩顰(しかみ)たちと較べると、
迫力不足は否めません。しかも、何となくチグハグな顔。ノンキな父さん(^^;
その理由はというと・・
大きな眼の玉が寄っている。その一方で、鼻が異様に大きく、鼻の穴が左右に広がっています。眼の玉の間隔より、鼻の穴の間隔の方が大きい(^^;
ならば、せめて牙でも生やしてやって、先輩顰(しかみ)たちへ仲間入り(^.^)
目が四つある四つ目小僧かと思いました(^_^)
牙が生えて、やっと先輩顰たちへ仲間入りが出来ましたね(^-^*)
本にはしごく真面目そうですので、少し手助けをしてやりました(^.^)