遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

李朝鉄絵蕨図花瓶

2021年08月17日 | 古陶磁ー高麗・李朝

李朝の鉄絵花瓶です。

蕨のような模様が、鉄釉で描かれています。

最大径 17.4㎝、口径 11.8㎝、底径 11.4㎝。高 26.8㎝。重1.92㎏。李朝時代。

 

少し鉄分が含まれた土です。

 

内側には轆轤目が見られます。全面施釉されています。

外側の表面には、横へ引いたような跡がたくさんあります。

表面を整える時に、含まれた小石で跡がついたのでしょうか。それに対して、内側の表面は滑らかです。

この品は、元々、物を入れる容器だったのでしょうが、前所有者により、銅の落しが作ってありました。

ですから、やはり、花瓶として使ってやるのが良いと思います。

 


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2 コメント

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遅生さんへ (Dr.K)
2021-08-17 19:51:35
これも、かなり大きいものですね(^_^)
文様は何を描いたのでしょうね?
やはり、蕨でしょうか、、、?
高台仕上げがかなり綺麗ですね。
前所有者は、わざわざ、銅の落しを作ったんですか(^_^)
今では、物を入れたり、そのまま飾ったりするよりは、花生けにするのがお似合いなのかもしれませんね(^_^)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-08-17 20:33:15
肌や鉄絵は李朝を感じさせるのですが、ちょっと高台がきれいすぎるのが気になります(^^;

花を入れるは、ちょうどいいのかもしれません。
というのも、これは、普段、花生として使っていただいている数少ない品です(^.^)
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