今回は、李朝の染付大徳利です。
李朝末、衰退期の陶磁器です。
胴にさっと描かれた草(?)模様。
反対側にも、
ぼやっとした染付の草(?)紋。
全体の姿や、
下部の味わいはまずまずの李朝らしさ。
最大径 20.6㎝、口径 4.6㎝、底径 11.0㎝、高 33.6㎝。重 1.90㎏。李朝後期。
少し鉄分のある粗い土に、白化粧をして、その上に上釉がかかっているようです。
下部がそれなりの味があるのに対して、上部、特に口元はそっけない造りです。
よく見る、下部には割れがあります(これまで気が付きませんでした(^^;)
拡大して見ると、ひび割れに沿って、捲れがあります、この捲れは釉薬?それとも・・・・
首の辺にも不自然な箇所が・・・
しかも、全体にくすんでいます。汚れかな?
爪でゴシゴシこすると、剥がれてくるではありませんか!
こりゃあ、一杯食わされた可能性が高い。
こうなったら、正体をあばかねばおさまりがつきません(to be continued)
こんなのに引っ掛かるとは情けない(^^;
おっしゃるように、最大のポイントは、こんな平凡な品に、わざわざ手間、暇、金をかけて細工をするはずがない、という思い込みですね(^.^)
李朝も、ここまで大きいと、無傷ですと、相当な値段になりますものね。
工作に費用がかかっても、それなりにペイするでしょうから、、、。
でも、それほど大掛かりな工作にも思えませんけれど、、、。