遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

金工17 普段使いのペラペラ茶托

2020年05月13日 | 金工

普段使いの茶托、2種です。

昔は、どの家にもあった類の品です。

 

 

まず、銅の茶托です。

厚さ1㎜以下の薄い銅の茶托ですが、鋳造品です。

 

写真を撮るために、先日磨いたばかりなのですが、もう緑青がふいています(^^;

 

  14.6㎝x9.7㎝、高 1.0㎝、重さ 62g(5枚、299g)

 

 

 

少し黒色がつけてあるのは、夜景の意味でしょうか。

満月に梅、と見立てれば風流(^.^)

 

 

次に、アンチニー合金の茶托、3枚です。

    11.0㎝x8.5㎝、高 0.7㎝、重さ 45g(3枚、118g)

この茶托も、1㎜以下の薄い品で、鋳造です。

 

 

なかなか渋い絵柄です。

 

今回の品、わざわざブログに載せるほどのモノではないのですが、気軽に使えるのがいいです。何よりも、この手の品は非常に安価です(^.^)

普段使いの茶たくで、コロナ疲れを癒しましょう。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2020-05-13 09:10:59
これらは、鋳造して作られているんですか。
1㎜以下の薄いものなのに、はっきりと文様が出ているんですね。
鋳造の技術も文様も、凡庸ではないようですね(^-^;
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Dr.Kさんへ (遅生)
2020-05-13 09:54:30
ペラペラですから、板をガチャンとすればいいようなものですが、それだと裏に凹が出てマズイということなんでしょうね。
アンチモニーは、明治の東京名産ですから、鋳造はお手の物です。銅の方は、扇の要の辺り、熔けた銅が細かい所へ行までに固まって、ヒゴがくっついてます(^^;)
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遅生さんへ (酒田の人)
2020-05-13 21:38:10
鋳造品なんですね
実はウチの亡くなった親父は鋳物工場に長く勤めておりました
それはともかく、銅製品はやはり緑青が問題なんですね
塩基性炭酸銅でしたか、確か高校時代に習った覚えがあります。(工業高校の化学科だったもんで)
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酒田の人さんへ (遅生)
2020-05-14 06:22:20
緑青、色が鮮やかで目立ちますね。
私も、毒だ位しか知りませんでした(^^;)
調べてみると、緑青は、銅のいろんな酸化物の集まりで、毒はないそうです。

そうですか、鋳物が身近だったんですね。私は、鋳物の型、特に素材に興味があります。
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