遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

朱塗小鼓紋吸物椀(10客)

2022年03月04日 | 能楽ー工芸品

小鼓と桜が描かれた吸物椀です。

 

10客あります。

最大径 13.0㎝、高台径 6.1㎝、高 7.7㎝。大正9年

器体は底厚で周縁になるに従い薄くなります。高台や摘みもふくめ、典型的な轆轤挽きの木製容器です。

大正9年新調と書かれた木箱に入っていました。

100年経っているのに、新品のような色艶です。ほとんど使用された形跡がありません。

漆器の時代判定は、本当に難しいですね。

内外とも朱漆塗りです。

蓋裏には、桜の花びらが描かれています。模様のパターンは、10枚とも同じです。

ならば、外側の鼓と桜の模様も同じだろう・・・・と思いきや、微妙に異なるのです。

そういう訳で、今回も、違い探しです。しかし、今回は難問。10枚の内、2組はそれぞれ同じパターンで、他の6枚はすべて異なります。お暇なときに、頭の体操と思って、トライしてみてください(^.^)

左の列、縦に、ABCDEF、右の列、縦に、GHIKLMと番号をふったとき、A~Mから、同じパターンのペアを2組見つけて下さい。

回答いただいた方には、もれなく、『故玩館への招待』(論創社、2009年、全173頁)を贈呈しますので、ドシドシご応募ください。

連絡は、メッセージを送る(頁左上)からお願いします(^.^)

コメント (4)
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