どうしても言いたい

どうしても言いたかったのでブログ始めました。今皇室がアツい。

生前退位特別措置法

2016-09-10 14:35:27 | 皇室
私安倍首相のことは大っ嫌いなんですが

どれくらい嫌いかっていうとテレビに映ると即チャンネル変えるくらい嫌いなんですが

まあなんでかっていうと私が大切に思っていた法秩序とか立憲主義の理想とかをことごとく踏みにじった稀代の反知性主義バカ首相と思うからですが

それはともかく今回の、天皇のお気持ちに呼応して生前退位の特別措置法を作るっていうのは、なかなかいいなと思いましたよ。

だって、違憲のお気持ち表明に対してはこの上なく的確な措置だと思うんです。

前にも言いましたが、天皇のお気持ち表明、あれは許される範囲を踏み越えたと思ってます。

自分で勝手に象徴天皇のあり方を規定して、それに反するから摂政は嫌だし、途中で退位できるようにしてほしいって言ったわけですから。

それは天皇が決めることじゃないよ。

別にお気持ちは表明したっていいと思うんですよ。「全身全霊で務めてきました、でもこれからは無理かもしれないから、どうしたらいいか考えてね」くらいなら。でも「摂政は嫌」とか「これからも(さっき言ったような)象徴天皇の務めが常に途切れることなく安定的に続いていくように〜」とかは言い過ぎです。

だから政府としては、無視しても良かったんだけど、天皇の目論見通り国民は賛成した。但し「もうお歳だからゆっくりしてほしい」という意味において。だったらそういう世論に応える意味で、「陛下はお疲れのようなので退位していただきましょう」と、陛下に限り特別立法を行う、と。

実に筋が通っているではないですか。

確かに政府が時の天皇をその時限りの立法で退位させてしまう、というのは、危険な前例を残すことになるかもしれません。でも、今回のことは天皇自ら望んだことですから、今後の天皇も自ら進んで会見で辞めたいと言わない限り、そうそう世論も退位の立法は許さないでしょう。

まあ、今回のことは、終身天皇制が著しい人権侵害なのではないか、とか、象徴天皇とは何か、という問いを世間に投げかけたので、今後も時間をかけて、私たちの代に合った天皇のあり方っていうのを引き続き議論していくべきと思いますけどね。